東大世界史論述演習 のバックアップ(No.3)
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- 東大世界史論述演習 へ行く。
- 1 (2020-06-17 (水) 02:52:58)
- 2 (2020-07-07 (火) 15:49:09)
- 3 (2020-07-22 (水) 17:47:45)
監修講師
使用コース
EX東大文系・スーパー東大文系集中
構成
関西作成の通年教材。二部構成。第一部は短文論述、第二部は大論述。全て東大の過去問題から成る。
特徴
- 授業は、東大世界史対策の指針くらいの位置づけである。
- したがって、このテキストだけでは演習量にかけるため、各自自習で補う必要がある。
- 平成元年以降の問題くらいは、目を通すだけでも、触れておくべきである。
- 残念ながら一橋大志望者の期待に応える教材や授業ではない。そもそも、世界史的には一橋は東大の滑り止めにならない。一橋と東大の世界史論述は異なる意味の難しさを備えており、どちらも良問である。一橋志望者は過去問演習を徹底しよう。
- 東大世界史対策とあって、どの校舎も実力ある講師が担当する。
- 前期に1回、後期に3回のテスト演習(資料持ち込み可)がある。教科書、参考書、資料集等を忘れてしまうと演習の価値がなくなってしまう。採点は授業を担当する講師が行う。
- 巻末に過去問題が大量に掲載されているが、その解答はない。
- 川西勝美先生が担当だと、授業で扱わなかった過去問に関しても添削して頂ける。たいへんありがたい。
- 副読本として『テーマ別東大世界史論述問題集』(茂木誠・渡辺幹雄共著、駿台文庫)と『東大入試詳解シリーズ・世界史』(駿台文庫)を手元に置くと良い。赤本は全く当てにならないので不要。中谷臣師の電子出版書籍『東大世界史解答文』(900円と良心的な価格)もおすすめ。
- 他にも、中谷臣師や茂木誠師のホームページも参考になるだろう。
- 茂木師が無料で公開しているプリントは、お茶の水3号館の東大志望者からも評価が高い。
担当講師
- 解説では、歴史を空間で捉えることを重視する。その際、師が配布する地図プリントが大変役に立つ。
- 解答作法(設問の要求に正しく答えること)についても、丁寧に指導していただける。
- 毎週、多くの生徒が持ってくる大量の添削をこなされている。見てもらう者は感謝しましょう。
名古屋校を担当。
- 師はTA以外での添削を受け付けていない。
講習会について
- 前期終了後、夏期『世界史論述』を挟み後期に移行、冬期『世界史論述【実戦編】』、直前期『世界史論述ファイナル』で完成。ただし講習は受けなくても良いとのこと。
- ただし、これらは純粋な東大対策の講座ではなく、京大を除く国立対策の意味合いが強い点には注意が必要である。やはり、各々の過去問研究が最重要課題であろう。
- 東大頻出の社会経済史の対策は、渡辺幹雄師オリジナルのオンデマンド講座『世界史特講I(東大・一橋大論述で学ぶ社会経済史ー12のテーマー)』がおすすめ。東大・一橋大・早慶の過去問を使って社会経済史を学ぶ。関東で開講される夏期講習『東大世界史』に近い。
- 直前期はオンデマンド講座の『直前・東大プレ世界史演習』(関東圏ではLIVE講座)を受けても良いだろう(2019年度、大論述を丸々的中させた)。
- 東大対策講座のページも参照されたい。
【参考】関東地区の東大世界史対策講習会
- 春期講習『東大・一橋大世界史』が開講される。
- 夏期講習『東大世界史ー論述問題のパターン分析ー』では大論述の過去問題を12題とオリジナルの大論述を1題扱う。後期テキストと問題の重複があるが、監修者である渡辺幹雄師担当の場合、師の視点が関西の講師のものと大きく異なるため、歴史を多角的・多面的に捉えることに繋がろう。茂木誠師担当の場合はまた違った東大世界史を味わえるだろう。
- 冬期講習『東大世界史ー合格直結への実戦演習ー』では大論述のオリジナル問題10題を授業で扱う。
- 夏・冬共に授業で扱う問題に関しては詳細な解説がついている。なお、夏期テキストの付録として平成31年間の大論述の問題と解答例、冬期テキストの付録として第2問型の補充問題がついてくる。
- 直前講習『東大プレ世界史演習』もLIVEで開講される。
- 渡辺師は「夏期講習→東大実戦模試→冬期講習→直前講習」で東大世界史に必要な"網張り"を完結させるものと考えている。
お茶飲みwiki『東大世界史』からの引用
- テキスト作成者は渡辺幹雄
- 担当はお茶の水では渡辺幹雄と茂木誠、横浜校では天谷進。今は大岡俊明は担当していない。
- テキストの問題は、過去問か、「東京大学への地理歴史 実戦模試演習」(今年度版のものではなくて古い年度のもの)に掲載されている問題がほとんどである。問題と解説のみがほしい人は進学情報ルームで確認、印刷をしてみるといいだろう。
- 個人的な感想としては、冬期、直前より夏期でとることでその後の受験に大きな効果をもたらすと思う。早い段階で論述の思考法を学び定着させることが合格へとつながる。
- 渡辺師の授業には、予想があたらない・解答例が本当に正しいのかなど批判も聞かれる。
- 概して受験生は講師の予想に頼りがちだが、あくまで受けるのは自分であるので満遍なく勉強しておくことが必要である。
裏を返せば、予想された分野以--外をより重点的にチェックしておくとよいかもしれない - なにがだされても大丈夫なように、論述問題における思考法を養うべきで、生徒が予想があたるかはずれるかにこだわってもえるものはすくないだろう。もっとも、渡辺師の思考法自体あてになるかならないかは、各自が判断すべきだろうだろう。
- 問題があたるということを期待しているようではどのみちだめである。日々の努力のうえに発生する宝くじの大当たりと考えるべきである。(宝くじはほとんど当たらないのだからあまり期待するものではない)
- 概して受験生は講師の予想に頼りがちだが、あくまで受けるのは自分であるので満遍なく勉強しておくことが必要である。
春期講習
- 1年間の学習方針を明確にする。
夏期講習
- 東大の傾向の分析をしながら過去問で演習する。
- 駿台文庫からでてる渡辺幹雄師と茂木誠師の著作『テーマ別東大世界史論述問題集』はこの夏期の授業と同趣旨の内容をあつかっているので、手にとってみると授業の雰囲気がわかる。
- 教材は2部構成
- 第一部は過去7年分の出題傾向、駿台生の再現答案の分析、受験生の対策方法、駿台と駿台生の再現答案が載っている。
- 第二部は1989年度以降の大論述の過去問題集。
- 最終日の最後のコマにテスト演習がある。
- 最終日にはテキスト掲載問題の詳細な解答、解説が配布される。1989年度以降の大論述の解答までついている。
- 予習でフローチャートを作成し、見てもらうと有用なアドバイスをもらえる。ぜひ作成を
冬期講習
- 渡辺師による出題範囲の予想に基づいて構成されたテキストの問題をつかって演習する。
- 渡辺師が担当する場合、テスト演習時間はなく、講義のみである。関連事項をも詳しく説明してくださるためか、それでもセルフハイグレード化する。
- 基本的に東大実戦の過去問と、茂木師、鵜飼師が作成したオリジナル問題で構成される。
直前講習
- 予想問題が2日間で2回分用意されており、演習75分と解説75+α分を行う。
- 2回分全てが新作というわけではなく、過年度の良問を使いまわすこともある。
- 主に東大の青本作成チームの持ち回りで作問の監修者を担当しているようである。
- 問題と解答解説が配布される。解答解説には詳細な採点基準が付されているので、復習しやすい。
- 2019年の大論述をはっきり的中させた。茂木誠師によれば、帝国の盛衰というテーマで今まで出ていなかったところを考えれば、ここが出る可能性が高いとわかったそうだ。エジプト一国史もいつかは出ると予言している。
担当講師陣
お茶の水校を担当。
- 第2問、第3問も背景知識まで深めて解説するため、
いつも通り1時間程度延長する。
- 時代や地域をかなり振ってくるので、大論述の頭の使い方の良い練習になる。逆に解説についていけない場合は、東大世界史の対策が不十分であるから本番まで頑張ろう。
- 自己採点の点数を挙手制で聞かれることがある。周囲の出来不出来が分かるので、良い感じに焦らされる。
- 師も自ら断っているが、すべてが師の作問というわけではない。協力して作っているそう。
- 師自ら解答批判を行うこともあるが、概ね問題の出来は誇っている。
お茶の水校を担当。
- 師が担当する場合、時間割という概念が消失する。
- 講座開始から100分程度はテスト問題に取り組み10分休憩して残りを主に大論述の解説に充てる。小論述や一問一答は解答を配り各自に任せる。
- 2015年の青本の大論述の解説と同じ要領で解説なさる。
おすすめ参考書〜知識定着編〜
おすすめ参考書〜共通テスト対策編〜
おすすめ参考書〜論述対策編〜
- 駿台が誇る京大入試詳解シリーズの世界史版。
- 監修は相田知史師。
おすすめ参考書〜私大対策編〜
『体系世界史』
- 難易度の高い用語を穴埋め形式で扱っている。
『世界史総整理Ⅰ(アジア・アフリカ編)』
『世界史総整理Ⅱ(欧米編)』
『世界史総整理Ⅲ(現代編)』
- 早慶対策で有名な駿台世界史科須藤良師による執筆。
- 私立文系学部専願の受験生に向いている。難易度の高い用語も扱っている。
- 早慶で問われた単語が他の参考書では扱われておらず本書では赤字になっていた、ということがよく起こるらしい。
- 『茂木誠の世界史ノート』で十分ではないかという意見もある。滑り止めで早慶を狙うつもりなら、本書だとオーバーワークになる可能性がある。
- 慶應義塾大学経済学部の世界史は、他の私文型世界史とは異なり、国立対策を行っていれば十分。
『世界史B講義1一読でわかる前近代史アジアアフリカ編』
『世界史B講義2一読でわかる前近代史欧米編』
『世界史B講義3一読でわかる近現代史』
- 駿台世界史科寺師貴憲師による執筆。
- 教科書の説明だけでは不十分だと感じていた方のために、妥協することなく、しっかり説明した、気軽に読めて、記憶に残る、読むだけ世界史講義。各回の冒頭には、おおまかな歴史の流れを板書し、また、「そのころ世界は」と題して、その講で扱う時代に、ほかの地域ではどんなことが起きていたのかを年表で掲載。各ページの下の欄外に、一問一答を掲載。
『大学入試 ストーリーでわかる世界史B(古代,中世,近世)』
『大学入試 ストーリーでわかる世界史B(近代,現代)』
- 駿台世界史科鵜飼恵太師による執筆。
- 楽しく読めて、歴史のつながりがわかる。詳しい世界史解説書。
- 教科書を読むだけで高得点は取れないという信念のもと「人の動き」と「歴史の流れ」をつかむことを主眼に置いている。
- ストーリーを楽しみながら、世界史の「つながり」を理解できるようになっている。
- 公立高校教師Youtuber山﨑圭一氏(通称ムンディ先生)による執筆。
- 初学者にも分かりやすい。
- 一般的な教科書と違い、年号を使わずにすべてを数珠つなぎにして「1つのストーリー」として解説。