数学特講(Ⅲ)【HG】

Fri, 20 Aug 2021 06:24:50 JST (152d)
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Tag: 夏期講習 数学 二次・私大対策講座

設置校舎

高卒コースのある各校舎、丸の内校西宮北口校

テキスト

  • テキスト監修は米村明芳先生
  • テキストの質が非常に高く、多くの講師・生徒がこの講座を絶賛する。
    • 数IIIで重要な考え方(特に評価)や解法を原理的に扱う問題が多い印象である。ただ単に典型問題が並んでいるわけではなく、問題を丸暗記するのに適した問題は少ない。
    • ある程度数学IIIができる人なら、かなりの実力が付くことは間違いない。一方で、ある程度数IIIの勉強が進んでいないと、上記の特徴から授業やテキストを活かしきれないと思われる。
  • テキストは授業問題24〜28題からなり、復習問題が各問に1〜2題付いている。
    • 2010年度までは『数学IIIC総合研究』という講座名だった。2011年度まではテスト演習があった。2015年度までは分野別の簡略要項&check問題が付いていた。
    • 2016年度からはcheck問題が削除され、講座の下限レベルが引き上げられた。これに伴ってか、2017年に『数学重要β(IAIIBIII)』が大幅リニューアルされた。

授業

  • 【HG】講座である。
  • 最難関大志望者、および難関大志望者で数学を武器にしたい人をターゲットとする。
    • 難関大入試でやや難レベルの問題を扱う。『大学への数学』で言うCレベルの問題が多いが、知らなければできないタイプの典型問題としてBレベルのものもある。
    • メインターゲットは東大京大旧帝大医学部志望で数学が得意な者である。数学特講(IAIIB)』よりもはるかにレベルが高いので、受講には最大限の注意を要する。
    • パンフレットではレベルは7〜9となっているが、明らかにそれ以上。
  • 4日間でヘビー級問題を24〜28題扱う。
    • 1題1題徹底的に解説するので得られるものはかなり多い。ただし、1コマあたり1.5〜2題が解説され、進行ペースが速く非常に大変である。
    • 米村明芳先生曰く、「かなり難しかったと思いますが、しっかり復習してください。夏にこれだけ出来れば十分です。」とのこと。
  • 校内生は前期教材が最優先である。ただし、本講座も非常に価値ある講座である。
    • 前期教材だけではやや演習量に欠ける感は否めない。夏期は前期教材の復習(インプット)だけでなく、講習や市販の参考書を用いて新しい問題にも触れること。
    • 特に『数学ZX』使用者は、本講座の授業問題と復習問題が内容上の親和性が高く、非常に良い復習になる。(特に米村明芳先生や三森司先生担当分で顕著である)。また、『数学ZS』使用者も数学が得意ならば前期から後期への良い橋渡しになる。
    • 当然ながら、費用や時間などを踏まえれば市販の問題集を使う方が良い。米村明芳先生と杉山義明先生共著の『ハイレベル数学IIIの完全攻略』が本講座の内容と類似するため推薦しておく。
  • 数Ⅲ全分野を一人の講師に習えるという面でも価値ある講座である。
    • これ一冊で大体の大学入試数学は万全である。多少の漏れは自分で補ったり、冬期の『数学特講(理系・完成編)』などの講座で埋めると良い。
  • レベルが非常に高いので背伸びし過ぎないこと。
    • まだ『数学IIIC総合研究』という名称だった頃、米村明芳先生は「(駿台)全国模試偏差値70ない奴は取るな。」と仰っていた。実際、そのくらいの実力がなければ予習復習に異常な時間がかかってしまう。
    • 力不足の人は予習段階で白紙、授業中はただノートを丸写し、復習では板書を眺めるだけ(理解不十分なため授業問題も復習問題も消化不良)で終わってしまう。レベルの高さについていけず、授業初日でリタイアしている人もちらほら。
    • 受講者のほとんどが上記の偏差値70のレベルに達していないのも事実である。しかし、例年失敗している人が多いため、必ずテキストを閲覧してから受講を考えること。
  • 問題を見て「無理だな」「難しくて解けそうにないな」などと感じたら、講座のキャンセルも考えた方が良い。
    • このことは巻頭にも記載されている。アンケートで後悔した人が多いため、米村明芳先生がわざわざ記載したと思われる。
    • 高卒校内生は、前期『数学ZX』または『数学ZS』の復習が夏に回さずとも完璧に終わりそうな人が受講の目安となるだろう。
    • 『数学IIIの完全攻略』(映像講座)や『数学重要β(IAIIBIII)』、『数学重要(III)』への講座変更、もしくは米村明芳先生と杉山義明先生の共著である『ハイレベル数学IIIの完全攻略』の利用も考えること。(両師とも本講座の補助プリントでこの本を更なる演習として勧めている)。
  • 全ての問題が難しいわけではなく、微分法や積分法の問題は自力で完答できるものも多い。また、難しい問題でも予習でしっかり考えていれば、問題なく授業に付いて行けるという声もある。
  • 難しい問題は後期以降でも十分に扱う。そのため、夏期段階では、前期の復習+標準〜やや難レベルの講座・問題集をこなして、後期以降の学習に備える方が無難かもしれない。

担当講師

  • 米村明芳先生、杉山義明先生、三森司先生の担当が人気。
  • 担当講師によって講義のレベルに差が出る事にも注意。特に、米村明芳先生と三森司先生の授業の要求レベルは相当に高い。
  • 高3スーパー理系数学Sα』受講者は、後期範囲で数Ⅲを扱うことに注意。その上で同じ講師を選ぶか、あえて講師を変えるか選ぶと良い。

米村明芳

大阪校大阪南校神戸校、を担当。

  • 適切に各問題に対して充実した要項や厳密でエレガントな解法、注意事項などを与えてくれる。特に極限においての「概算」は圧巻。
  • 解析分野の評価が特に高い師の真骨頂を見ることができる。
  • 解析分野の本質や問題背景に踏み込むことも多々あるため、他の講師よりも更に学力の要求水準が高くなる。大学1回生で習うような内容もかなり含む豊かな講義となる。
  • 数学がある程度得意な生徒ならば、授業とテキストをモノにできた時は数学IIIに限らず、数学の問題への眺望は大きく変わるであろう。

杉山義明

京都校京都南校大阪校を担当。

  • 解説の深さこそ米村明芳先生には劣るものの、問題を解くことを主眼に置いた師の実戦的な解説は、数学IIIの特性も相まって即効性が強く、秋に向けての大きな指針となる。
  • 配られるプリントには基本例題が数多く載っているので、多少不安を抱えていても大きく伸びるきっかけになる。
  • 締め切る可能性がある。

三森司

大阪校神戸校を担当。

  • 初日に講義用問題の解答解説を全て配布し、数学IIIの根幹となる重要事項を大量の板書で説明する。ただ、問題量の多さもあって、板書内容は省いている所もあるそう。
    • ただ、汎用性の高いものを精選して下さっているので、きちんと復習すれば必ず力は付く。
  • 講義時間の大半を評価に割く。他講師と比較して、求積や複素数平面の扱いはやや控えめか。
  • 米村明芳先生同様に解析分野の評価が高く、講義内容は超一級品。ただ、講義内容の密度は濃く、板書量も多いので上級者向け。
    • とは言うものの、三森司先生の数学Ⅲの講義内容の中では比較的基礎的なものから板書で扱うので、上級者でなくとも復習を徹底すれば食らいついていける難易度ではある。
  • テキスト問題を全て解説し切れない可能性が高いが、師の授業の本質は、テキスト問題の範疇に収まる物ではないので然したる問題ではない。
    • 非常に(良い意味で)重厚な授業に加え、研究問題まで含めると50問近くの問題が手に入ることになり、復習に要される時間はおそらく全講師の中で最も長い。詳細は『数学重要β(IAIIBIII)』と同様である。
  • 最終日は若干の講義延長がある。また、チャイムが鳴った後もキリのいいところまで講義を行い、チャイムと同時に講義を始めるため、休憩時間が実質的に削られる点には注意が必要である。
  • 三森司先生自身が大学で解析力学を専攻していたこともあり、授業中に挟まれる「大学以降の微積分」の話を聞けるのも大きな魅力の1つである
  • 通期で微積分が師の担当である場合、板書や研究問題がかなり被るようだ。師曰く、「どこ行っても同じことばっかり喋ってるからさ〜、別に僕で受けなくて良いよ。」
  • 時々入る雑談で、師の教え子で東大理IIIやに受かった人の勉強方法や勉強に対する考えでタメになったことや感心したことを話してくださる。話を聞くだけで自分もやる気になり、モチベーションが上がる。
  • 偶数年度と奇数年度で扱う板書内容に大きな差異がある点に注意が必要である。
    • 奇数年度の方が扱う板書内容の種類が多い。整数問題の解法、(周期)×(整数)のグラフの評価などは奇数年度でのみ扱う。

五藤勝己
名古屋校広島校を担当。

  • テキストの問題の解説を軽めにし、自作プリント(要項集)を使って師が持つ数学IIIの知識を教えてくれる。担当は名古屋校広島校のみで、締め切る可能性もある。「要項の説明→具体例→それを利用してテキストの解説」と、師が尊敬する三森司先生と似たような授業展開となる。各日30分以上延長される。通期に担当がない生徒の評価は2極化する。

松永光雄
名古屋校丸の内校を担当。

  • かなり本質を突いた授業をされるので、非常に濃密な四日間になることは間違いない。

井辺卓也
神戸校を担当。

  • 上級者向けの解説をされるため、数学が苦手な人には不向きかもしれない。しかしながら、授業の途中で双曲線関数などのやや高度な話をして下さるので、数学が得意な人や興味のある人にとっては有意義な授業である。
  • 講座の最終日に解答解説プリントが配布される。
  • 追加で演習問題のプリントが配布されるときもある。
  • テキストの問題が多いためか、師の雑談はやや少なめ。

八木祐一
上本町校大阪校、映像授業を担当。

  • 通期の授業と変わらず非常に分かりやすい説明をしてくれる。数学闘魂。
    • 通期の担当である生徒は無難な選択肢か。
  • 大阪校では、米村明芳先生、杉山義明先生、三森司先生も担当しておられ、師の受講者数は相対的にやや少なくなるので穴場である。

阿部茂
西大寺校を担当。

  • 通期と同じく雑談しまくる。
  • 「こんな問題解けなくて良い!」、「来年解けるようになろう!」等ぶっちゃけた発言が多いが、あくまで試験当日は問題を取捨選択しろということで、初めて師の授業を受ける人はあまり真に受け過ぎないよう注意。

吉田浩二
福岡校を担当。

  • 通期の授業と同じく非常にわかりやすい授業をされ、微積分の真髄を学べる。
  • 初めて師の微積分の授業を受ける人は感動することになるだろう。
  • 師匠の米村明芳先生同様、解析分野の評価が高い。
  • 2段階解説も非常に分かりやすく、とてもとても丁寧に教えてくださる。
    • 頻繁に、波線〰や二重線、下線を付けて、どの部分がどこに対応しているのか(公式による変形など)を示すため、どう展開しているのかわからなくなることがない。
  • (注)では問題の背景や別解などを教えて貰える。大学レベルの内容にもふれる。
  • 『more問題』を配布してもらえる。

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