模試情報

Mon, 12 Feb 2024 19:27:15 JST (68d)
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模擬試験の心得

採点

  • 採点者は講師ではないことも多い。そのためか、残念ながら採点ミスやいい加減な採点もちらほら見受けられる。
    • 大数で取り上げられた「ラメデータの定理」あたりが有名。かつて東大実戦模試でデタラメな式変換を「ラメデータの定理より・・・」と書いたら○になった、というもの。
  • 誤採点が有った場合、答案返却後定められた期間に異議申し立てをして、承認されれば成績が修正される。成績表の再発行はされないが、データベース上では修正される。
  • 全国模試など一部の模試I-SUM Club会員になるとWeb返却できる上に解説講座をネット上で無料で見ることができる。早期の復習に役立てよう。

出題

  • これは一部講習のテキストの問題もそうなのだが、模試自体の問題を考えると実際の入試に出る問題とは言い難いような問題の方が多い。また模試作成の段階でボツになった問題をパックVなどに回すこともある。
    • その代わり、直前期の大学別講座では作成陣が本気で的中させにいっているため、実際に当たることがある。

判定

  • 判定は当たる面と当たらない面がある。とはいえどの模試においてもそういう一面はあるので気にし過ぎても仕方ない。迂闊な一喜一憂が命取りになるとも言える。
    • 一番良くないのは、模試で成績を取るための勉強になってしまうことである。あくまで受験生の目標は第一志望校の合格である。第一志望校の模試とセンター模試だけ良い成績がとれれば良いくらい割り切ることも大切。

復習

  • 模試は何よりも大事なのは結果ではなく復習である。『基幹教材』の復習が最優先であるが、この復習の優先度も高めなので、忘れないように早い内にやるべき。どの科目でも一問でも間違えたところは全て復習し、弱点を潰そう。
    • 復習についてはただ漫然と間違えた所の解説を読むだけでなく、「なぜ間違えたのか」を常に念頭に置きながら解き直し、後日もう一度間違えた所を何も見ずに解き直してみて、正解するかどうかチェックするべきである。
    • 模試に関しては、一部の講師からの指摘の通り、駿台の模試はどちらかというと「生徒の弱点を指摘する」タイプの問題が多く、試験に実際に出題されるタイプの問題はあまり出されないため、その意味で「実戦的」ではないことは十分に留意して受験・復習すべきである。
      • この傾向は駿台全国模試において特に顕著である。
      • 教育的な配慮から、弱点が浮き彫りになるように意図的に作成されているのだから、合格判定や単なる出来不出来に一喜一憂せず、指摘された弱点をきちんと補強して実際の試験にのぞめば合格しやすくなるはずである。
  • また、どの問題がいつ頃に終わったのか、等を問題用紙の余白に記録しておくことで、タイムマネジメント能力も身に付く(関東数学科雲孝夫先生談)

予行演習

  • 模試は本番の予行演習であることを意識して模試での体験を日頃の学習や本番に活かそう。
    • 模試の復習は解答を読んで解き直しで終わらせてはならない。模試を受けている間にどんなことが起き、どんなことに困ったのかをまとめておく。例えば、センター模試の残り8分で大問が1つ残ってしまったなら、8分で大問一つをやる訓練をしておく。本番を想定した模試で起きたトラブルに対処できるよう、圧力をかけた訓練をしておかなければ模試を受ける意味がない。(by関東英語科の大島保彦先生)
    • 試験の時のルーティンを決める場として使うと良い(試験の始まる前は自分が好きな、ある特定のお菓子やジュースを摂取する・・・などなど)。あがり症な人ほど効果的である。一生に一度しかないチャンスを逃さないように。