入江力 のバックアップ(No.27)


入江力(いりえちから)は駿台予備学校物理科講師。名古屋校丸の内校に出講。

経歴

  • 京都府出身。
  • 洛星高等学校卒業。
  • 名古屋大学理学部物理学科卒業。
  • 2017年3月、名古屋大学大学院理学研究科博士前期課程(素粒子宇宙物理学専攻)修了。
    • 重力・素粒子的宇宙論研究室(QG研)出身。
    • 修士論文「因果的地平面における重力の熱力学法則の導出」
    • 修士(理学) (名古屋大学、2016年度)。

授業

  • 関西物理科ではあまり使わない微積分を積極的に用いる、関西では少数派な講師。線積分や微分方程式などを実戦的に使う珍しい講師(東進の苑田尚之氏もこのタイプの授業を行う)。
    • 要するに問題の誘導に乗らずに一般化した式を立て、難解な計算をして解答を出すが、これは関東物理科同様に実戦的解法ではなく本質理解に重点を置いた解法である。
    • 故に解析的に物理を学習してきた上位層の生徒や通期で師が担当しているクラスからの評価は非常に高い。師の物理Sの授業を受けられる事が名古屋校の魅力であると言える
      • 現在、名古屋校高卒クラスでは特化コースとプレミアムサポートコースの授業しか担当していないため、師の評判を聞いて駿台に入ったが、受けることができない人も多い。
      • どうしても師で物理を教わりたい人はYouTubeや師のサイトの理論書や補助問題、テキストの解答を使い自分で学ぶか、講習の〇〇特講を受講しよう。
  • 一方で、講習で初めて師の講座を受けた場合などは評価がかなり割れやすいと言える。
    • 師の授業は、学校で習う「高校物理」とはかなり異なるものであり、前評判だけで師の講習を受けたが、理解できずに自滅するパターンが見受けられるので、通期で担当外の人は師の講習を取る際は熟考するべき。
    • 高校数学、特に「三角関数」や「微分積分」(数Ⅲ範囲を含む)、「2次曲線」の分野において一定以上の習熟度がなければ、師の授業を理解できない可能性が高くなるだろう。(整数分野以外全て用いるとしている。)
    • 逆に通期で師の授業を受けている人にとっては、例えば力学では問題を最大限に一般化して「運動方程式(EOM)を立式」して「拘束条件(CC)を代入」・・・というように解法がかなりパターン化されているので、解り易いと感じることが多い。
  • 通期初回授業では、座標系や微積分など師の理論の土台となる事項の説明に終始する(ここで自分の認識の甘さを思い知る)。そして理論プリントとテキスト問題の解説プリントで厳密な理論が完成する。
    • それ故師の授業で予習や板書はほぼ必要ない
  • 問題文を読む時には、師のルールで印を付けるよう指示される。
    • 例えば「定数」には丸、「変数、未知数」には三角、その他四角、二重下線などを引くよう指示される。
    • 他には、問題の条件・状況が大きく変わる時、小問の間に>(大なり記号)を挟んで、問題を区別するよう指示される。(これを師は「非連続境界」と呼ぶ)
    • これは問題文を一般化して解く上で重要な作業であり、これにより、問題を区別した上で問題の部分集合関係を吟味して解くというのが、師のやり方である。
  • 授業を長時間の延長をしたり、補講をしたりすることに躊躇いがない一方、授業に関しては初心者にも分かりやすく一から説明してくれる(延長や補講が多いのはこのためである)。要するに物理版山下幸久先生。
    • 補講は基本1回あたり3コマ行う。そしてほぼ必ず延長する。午前中師の補講があって午後から別の補講があったりすると昼食を食べる時間がなくなるほど。
    • また、午前のクラス補講が延長し過ぎて13時30分からの別のクラス補講を遅らせるという荒業をした事がある。教務が止めに来て10分ほどで終わったが、止めに来なかったらどうなっていたのだろうか・・・。
    • 師も午後から別のクラス補講があることが多いのでいつ昼食を食べているのだろう。
  • 原理や定義、一般的法則をかなり大切に扱う。
    • 生徒を当てる時などは、よく原理や定義を日本語で答えさせる。これは、師が高校の時に数式しか書いていないような物理の教科書に苦労させられた実体験から来ている。大学に入って物理学を本格的に学び出した時に、大学の教授から物理における日本語の重要性に気付かされ、それ以降物理ができるようになったという。
    • それ故師は数値代入問題を嫌い、記述のような日本語で説明する問題で物理の理解度が分かると仰る。
    • 師曰く、「物理の数式は、日本語で定義されてる。だから数式より日本語の方が偉い訳なんですね。」「物理の原理・定義・法則は必ず日本語で答えてください。宇宙人語やアラビア語とか使わないで下さいね。」
    • 「運動方程式とはどのような法則?」と聞かれた場合、決して「ma=F」などと答えてはならない。
    • そして「物理法則なんて当たり前のことばっかだよねぇ?でも物理では当たり前って言っちゃいけないの」というフレーズをよく言う。
      • 当たり前さを強調する時に「小学生でもわかる!」、「幼稚園児でもわかる!」、「猿[チンパン]でもわかる!」と前置きすることも多々ある。
    • 師が基本的な解答上の手順を踏む上では、しばしば「これできなかったら(君たち)チンパン以下だよねぇ」とおっしゃることもある。
  • 師は、「運動方程式」、「作用反作用則」、「マクスウェル方程式」を高校物理における「原理法則」(基礎的な物理法則)と位置付けており、この中で「運動方程式」が高校物理の範囲で最も一般性の高い物理法則であると位置づけている。
    • ただし、ここでの「マクスウェル方程式」というのは厳密には正しくない箇所も存在する。
      • 例えば、師はクーロンの法則をマクスウェル方程式として解説しているが、クーロンの法則はマクスウェル方程式には本来入っていない。同様のことがビオ・サバールの法則においても言える。
      • 本来はガウスの法則がマクスウェル方程式には入る。
    • このことは師も認めており、恐らく生徒の数学的な能力による授業内容の制約があることを考慮してのことだろうと推測される。
      • 数学的にこれらを追及するには、大学で習うベクトル解析が必要になってくる。
      • 線積分、面積分についても一般的な計算方法を示さないのはベクトル解析を生徒の能力から判断して理解するのは難しいとの判断だろうと推測される。ストークスの定理を用いて線積分計算は面積分に、面積分は重積分に帰着できる。外積もやらない。なお、運動方程式の両辺に外積を作用させると回転運動方程式が得られる。極座標変換という面倒な作業は不要になる。
      • 補足ではあるが、師は本質的な解説も時々なさる。ファラデーの法則の説明は素晴らしかった。
    • 新しく編集された理論書では、マクスウェル方程式の内容が変わっている。
  • 物理において「単位」を重視しており、「数値」と「単位」は平等に扱うべきだとよく主張なさる。新しい文字の単位は必ず計算して導出するよう仰る。
    • これは次元解析(検算)の際非常に役立ち、本質的にも正しいためサボるべきではない。
    • また「単位」を軽視する人を、師は
      単位差別主義者」と呼称なさる。
    • 師が「単位」に関する話をする時、「単位」の重要性を説いているという理由で『化学特講I(計算問題)』のテキストや駿台化学科をよく賞賛なさる。
  • 熱力学の授業では、まず理学部3回生辺りで学習する温度の定義を持ち出して、非常に本質的な理論を展開する。
  • 波動分野は完全に数学の授業と化す。
    • 師の授業で波動は苦手というワードは御法度である。
  • 師は現代物理を古典力学とは別の、社会のような科目としており、自身の経験を交えた授業を展開する。
    • 現代物理の問題を解く事自体に何の意味もなく、その実験の物理史における意義こそ理解すべきという立場である。
    • シュレディンガー方程式を絡めながらも非常に分かりやすいのは流石QG研出身である。予備知識も興味深いものばかりであり、量子力学との接続が良くなる。
    • 「(相対性理論に触れた時)これを面白いと思わない奴は人間じゃないわけ。」
    • 原子物理は進度の関係から細部まで授業を行わないため、師から原子物理だけは学校の教科書を読んでおくようにとおっしゃる。
  • 授業での身振り手振りは大きめ。
    • 特に授業中、頻繁に行う両手を広げる仕草が師の代名詞となっている。
      • 両手を広げる仕草は代ゼミの英語講師富田一彦氏の影響によるもののようである。
      • これは、師が大学時代に代ゼミのネット配信授業を勉強半分、趣味半分で見漁っていたことにより影響を受けたのであり、他にも言葉遣いが悪いのは同じく代ゼミの数学講師荻野暢也氏(接点tの人)の影響によるものであると、師のアンケートへの返答プリントには記載されていた。
  • 大事な事は2回続けて強調する癖がある。大事な事は2回続けて強調する癖がある。(大事なことなので2回言いました。笑)と括弧内は別として、このような感じである。よく重要な物理の原理を述べる時にこのように強調される。
  • 授業では、指示棒を使って回転運動を表現したり、黒板消しで鉛直投げ上げの実験をしたり、ワシントンの航空宇宙博物館で直接購入したというおもちゃを使って反発係数の範囲を説明したりと、実演をして見せることもよくある。
    • 「反発係数は1以上もあるんですよ。」
  • 証明が難しい公式も「私が黒板でやるので見ててください。」と言ってひたすら証明してくれる。弱い証明だがかなり高度である。
    • 特に回転運動でモーメントの釣り合いの証明などは、極座標を用いて微分を使い加速度を出したのでただ眺めている生徒も多かった。
  • 公式を使う際は、「公式をコピペする」と言う。
    • 師の理念は物理法則を使えば公式など価値がないというものであるが、高校生レベルで証明ができない公式が複数あり、また師は「公式を丸暗記したものを使う」事に対して批判的であるため、公式を「使う」ではなく「コピペする」と言う。よく波動分野の一般式に対して使う。
  • 授業の際、黒板に図を結構丁寧に書く。
    • それは師の図へのこだわりによるものであり、少しでも師が歪んでいると感じた場合は、何度も書き直すため、10秒程度師が黒板とにらめっこしている光景がしばしば見られる。
    • 解説の際には、問題の図を本質は損なわないまま、同値関係にある図を用いて簡略化して説明する。
      • 例えば、斜面上の箱を小球に置き換えたり、板上の人の足をあえて無くしたりする。(垂直抗力を記述する便宜上)
    • 師が特に板書を面倒臭がるのは2体連動運動の図であり、板書するのに多大な時間が要される。
  • 生徒を当てる時は割と圧迫的に聞いてくるので注意。日本語ではなく公式などを答えると「はぁ?ふざけんな〜」などと言ったりする。が、これが怖くて生徒はしっかり覚えるというのもある。
    • 高卒クラスや講習では時間の制約上当てることはない。
    • 当ててくる内容は専門用語辞書内の言葉の意味が多いが、論理的思考力が必要となるものもある。
  • あまり高度な数学は用いないため次のような批判を受けることもある。
    • 微分方程式も解の暗記を強要させられ解き方を教えてくれない。
      • 故に空気抵抗型微分方程式やポアソン関係式の導出はすっぽかした。
      • 導出が知りたければ新・物理入門を参考にすると良いと仰っていた。答から検算が可能なので物理的に本質を損なわないという考えなのだろう。
      • 導出方法を覚えるくらいなら問題を解いたほうがマシである。そればかりに傾倒して受験で点が取れないことはあってはならない。
      • ちなみに、師が覚えるように仰る微分方程式は、空気抵抗型微分方程式と単振動型微分方程式の2種類だが、これらの正式名称はそれぞれ1階常微分方程式、2階常微分方程式(調和振動方程式)である。
    • ビオ・サバールの法則についても新・物理入門を参照するよう仰るので、意欲があれば1冊買っておくと良い。
  • 2020年度SA後期では1時間余ったので、『俺の説明が完璧である事を証明する為に』事前配布した2020年度東京大学大問1と3を解説した。
    • 完璧であった。

受講レベル

  • 授業に関しては初心者にも分かりやすく一から説明してくれる。
  • 上記のことからも分かるように予習動画や理論書の理解にかなりの時間を費やす必要であり、延長補講もあるために負担も大きい。師の授業を受ける者は普通の人より物理に多くの時間をかける覚悟が必要である。

入江の物理

https://rikky.sakura.ne.jp/iriebuturi/

  • 師が運営しているサイト。
  • YouTubeの動画、理論書、授業教材の解答•解説などのリンクが全てある。
  • 師の授業を受ける前に覗いておくと良い。

理論書

  • こちらからダウンロードできる。パスは伏せるが、師のTwitterを見れば何となく判る。
    • 大学2回生の時に147枚+○○のチャート4枚を一気に書いたという。
  • 現在では新しく編集された理論書がある。力学、電磁気学が完成済みであり、出版を前提として書かれている。
    • 理論ノートとは説明が変化している部分がある(特にマクスウェル方程式)。
  • 師はこのプリントを基に解説なさる。
  • 師曰く理論書は不完全であり、適宜改訂されるため、印刷するのではなく、タブレットなどで見るのを推奨する。
    • 微分方程式に関連する部分などに抜けがあり、補完には新・物理入門が最適である。
    • 現代物理の理論ノートには必要最小限の事項しか載っていない。授業ではテキストがフル活用される。
  • 最初の数ページは物理を学ぶ上で絶対に読むべきである。
  • 極座標変換による角運動量保存則や回転運動方程式の導出過程が3ページに渡って載っている。師の動画を見ながらでもいいから必ず一度は自分で導出することを推奨する。
    • 現に2020年度東京大学第1問で(途中まで)そのまま出題されている。
  • (メルカリ等でアホみたいな値段で売ってる人からは購入しないようにしよう。)

プリント

  • 師のプリントに「物理の専門用語辞書」と呼ばれる3枚12ページの授業で説明上使う用語、授業で使う数学用語、物理学(力学・電磁気学・熱力学・波動)の専門用語が非常に厳密に定義されたプリントがある。
    • 師によると、勉強はコミュニケーションであり、師の授業を受ける際には、授業で説明上使う用語、授業で使う数学用語、物理学用語(定義・力の性質・法則)の意味を必ず数式ではなく日本語で憶えて、説明できなければいけないとしている
    • 大変だが当たり前のことでかなり役に立つ。
  • 問題の解答プリントも配布される。
    • ワープロソフトによって作られたものであるから、復習がしやすい。
    • 師曰く、理論ノートをもとに解説するため板書はメモ程度で良い。
    • 前期と後期で師の担当partが違う人は師の考え方が補完仕切れない所があるので、該当のプリントを見せてもらったり、講習や師が上げている動画で補うと良いだろう。
    • そのため師は、駿台の「クラス分け」及び物理のPart分けに対して少々不満を漏らしている。
      • 「前期と後期で教える人が変わってくるのって、ほんと意味わからないんだけど。」
  • 偶に入試問題をプレゼントして下さるが、難易度がえげつない。

板書

  • 板書は基本、白、赤、黄、橙、緑、青の白+5色をフルで使い、それぞれに対応する物理量がある。

    対応する物理量

    • :境界面(波動)
    • :力, 速度(2重矢印)
    • :座標軸
    • :経路, 始点・終点(□囲み)
    • :基準面(□囲み), 磁場, 回路方程式の周回路
  • 授業中の解説の中で、物理法則から導き出される式を記述する際には、物理法則の略称記号を用いる。
    • 略称記号は初回の授業で配布されるプリントに記載され、師がその都度口でおっしゃるため覚える必要はない。

質問/TA

  • 質問対応はかなり良い。師が帰る間際や夜の授業が終了した後に質問しに行くと、面倒臭がるが必ず分かるまで教えてくださる。
    • Twitterに師の質問対応時間が書かれているため、確認しておこう。
    • 講師室などに質問に行っても他の人が待ってなければ長時間でも対応してくれる。
    • 授業中に「ここは難しいから説明仕切れないんだけれど、もし気になる人がいたら聞きに来てくれれば教えますよ。」とおっしゃる高度な所でも、きっちりと答えてくださる。
    • また、大学の物理で扱うような内容の事についてもかい摘まんで分かりやすく教えてくれる。
    • 物理史についての知見も持っており、物理学の発展、物理学者の人物像も聞くことができる。
  • 師が時間に余裕のある時に複数人の生徒がTAを取ると、空き教室で特別授業を行うことがある(俗に言う『入江特講【HG】』)。
    • 2018年からTAの趣旨に反するとのことで校舎長に禁止された。
    • このTAの特別授業については、師の担当Part外の分野が殆どなので、他の講師からの評判は悪いと師が一度漏らした。
      • 数学科五藤勝己先生曰く、担当分野外を教える事は駿台ではタブーとのこと。
    • しかし、担当分野外の質問にも答えるのがTAの制度なので全く問題はない。
    • これらのこともあってK先生とはかなり仲が悪いとのこと。
    • しかし最近は他の講師からの影響もあってやらなくなってきた。
  • TAなどで生徒と1対1の時は、生徒を「お前」、「てめえ」、「おい」などと呼ぶ。
    • 怒っているわけではなく、ただの口癖である。「おいこらボケェ」と言われても気にしないように。

入江物理(Youtube)

  • 2019年から順次YouTubeにて授業動画をを公開している。(クラス変更があった際などの補填として公開しているそう)
  • 理論解説と根本的な問題の解説動画であり、師の授業を受講予定なら目を通しておくと良い。応用問題の解説を聴きたいなら講習を取ると良い。
  • 投稿予定の動画がほとんど投稿された現在、理論説明は動画視聴になることが多い。
  • センター試験や共通テストの解説動画も一見の価値あり。
  • 分からないことがあったらコメントしたら教えてくれるかもしれない。

担当授業

  • 2019年度より本格的に講習を持ち始めた。
  • 講習で大学別講座は担当しない。これは理論説明が全てであり非典型的な問題以外の問題演習は意味が無いという師の理念に基づくものである。 
  • 2023年には高3クラス名古屋校で2講座、丸の内校で2講座の計4講座持つようになった。
  • 是非とも直前Ⅱ期も担当してもらいたい所である。

通期

2020年度

2019年度

《出講表》

曜日出講校舎
月曜日
火曜日名古屋校
水曜日名古屋校
木曜日
金曜日名古屋校丸の内校
土曜日

《担当授業》

春期講習

2021年度

期間1限2限3限
A期間
B期間入試物理のスタート(浜松校)物理特講(浜松校)
C期間電磁気のスタート(名古屋校)物理特講(丸の内校)
D期間新高1スーパー物理・親高2物理総合(丸の内校)高2スーパー物理(丸の内校)
E期間高卒入試標準物理(名古屋校)
F期間高卒スーパー物理(名古屋校)

2020年度

期間1限2限3限
A期間
B期間
C期間電磁気のスタート(名古屋校)物理特講(丸の内校)
D期間新高1スーパー物理・親高2物理総合(丸の内校)高2スーパー物理(丸の内校)
E期間高卒入試標準物理(名古屋校)
F期間高卒スーパー物理(名古屋校)

夏期講習

2022年度

2020年度

2019年度

 

冬期講習

2020年度

2019年度

 

直前講習(I期)

2020年度

2019年度まで

直前講習(II期)

担当なし

その他

開講準備講座

人物

  • Twitterで予習の指示(動画の視聴)や講習案内等を行うのでこまめに確認は必須である。
  • 授業は分かりやすく、かなり丁寧である。実際に、通期で担当しているクラスや、出講している校舎の上位クラスでは信者が多い傾向にある。
    • 季節講習では締め切り・増設が出るだけでなく、増設分まで締め切ることがある。
    • モグリはかなり多い。補講の際、用意してあった配布プリントが足りなくなるくらいモグリがいたことも。
    • 名古屋地区ではほぼ一強である。
  • 理学部物理学科出身の生粋の物理人間で、常にどのような分野、問題に対しても本質を求める。
    • また理学を本質的、工学を非本質的と位置付けている。
  • 高校物理の分野では、「力学」を最重要視しており、次いで「電磁気学」を重要視している。
  • 物事に対しては「一般性が高い」ものをかなり重視している。
  • 「イメージ物理」に対して否定的であり、「定量的」な物理をより重視している。
    • 師曰くシュレディンガー方程式に虚数が含まれているのでどのみちイメージは不可能になるとのこと。
    • 特に「物理はイメージだ!」がモットーの東進の橋淳一郎先生の手法を酷評している。
    • 「イメージで解くっていう東進のおじいさんがいますがイメージじゃ無理ですよね。」、「イメージで解けたら物理法則とか要らないですよね。」、「君達はエスパータイプじゃないんだから、ちゃんと物理法則を使って解いてください。」
  • 名前は「りき」でも「りょく」でも「か」でもなく「ちから」と読む。
  • 師が予備校講師になりたいと思った理由は、大学生の時に本質的な物理の授業に廻り合い、高校検定教科書のgmさに気づいたからのなのだという。
    • ソースは師のアンケートへの返答プリント
    • なお、同プリントによると、師の言葉遣いが悪いのは、上記(授業 師の仕草の件 参照)より代ゼミの荻野暢也先生によるものと、「生まれ育った家庭環境が悪く、人を馬鹿にすることでしか快感を得られない、協調性のない社会不適合者に育ってしまったので、口が悪いのは一生直らないと思います。」とのこと。
  • 超ツンデレなドS講師である。
    • 授業やTAでは圧迫的に質問してきたりするので慣れていない人は結構ビビる。がちゃんと考えてみれば授業をしっかり覚えて欲しいと思っているだけである。
    • 基本事項でも「俺は優しいから・・・」と前置きして簡単に説明してくださる。(ツンデレのような何か)
  • 朝の満員電車が嫌で、午前の出講は断っているらしい。
  • 高校の教員免許を持っているが、高校物理のカリキュラムを酷評しており、そのため駿台に来たらしい。
  • 物理S』、『物理Hs』のテキストを高く評価している。
    • しかし、駿台のPart分けにも若干不満を漏らしている。
  • 師は講習を通期で扱い切れなかった問題を補完する機会としており、講習のテキストは絶対にやらなければならない問題が抜けていると批判する。
  • 加えて、河合出版系統の問題集は誤魔化しがあり受験生を混乱させると酷評している。
    • 特に河合出版の『物理のエッセンス』に関しては「マルチ商法で売れてるんじゃないか」とまでおっしゃった。師曰く、「駿台の先生は皆さん大学でちゃんと物理を学んできたので安心してください。」
    • また河合出版の『名問の森』や『良問の風』等を『物理のエッセンス』系統と呼称して酷評している。
    • ただし、同じ河合出版の『物理教室』に関しては、「まあまあ」「ちゃんと書かれている」とある程度評価していた。
  • また師は、本質的に正しいかつ初学者にも分かりやすい高校物理の参考書はないとおっしゃっている。
    • というのも、これは市販の参考書が、師が高校生の時に苦労させられた学校の教科書に準拠しているため、全てが本質的に間違った説明になっているからである。唯一、関東駿台の山本義隆先生の『新・物理入門』は本質的に正しいことが書かれており、師も内容については高く評価しているが、いかんせん初学者にはハードルの高い代物であるため強くオススメはされない。だから師に「良い参考書ないですか?」と聞くのは愚問である。
    • 二体運動の話でよくおっしゃる。事実、師の授業を受けると、物理に関して一貫した姿勢を見せてくれ、パターン暗記を強いられる市販の解説より優れている。
    • 「市販の参考書を見るよりも、俺の素晴らしい授業プリントを見ろ!」
    • 学校の授業を聞くなとまでおっしゃる。
  • 問題集については薦めてはいないが『重要問題集』はまだマシとのこと。しかし、それも駿台のテキストを何周も解き切り飽きたら・・・という前提である。しかもただのテキストではなく、師の「素晴らしい解答付きのテキスト」である。
    「俺の素晴らしい解答が付いていないんなら解くな!」とおっしゃっていた。
  • ポケモンとパワプロと青鬼が好きらしい。ポケモンに関してはとにかく熱く語る。
    • 青鬼に関しては前期の初回に配る授業プリントで登場するレベル。
    • ポケモンについてはとにかく熱く、初回の授業では好きであることをアピールして種族値(そのポケモンが持つ固定値)などを列挙していた。
    • ポケモンの実況で有名な実況者もこうの有名な顔文字のコピペを後期最後の授業プリントに載せたことがある。
    • また名古屋校の講師室では村田修先生、川角昌吾先生、難波博先生などの間でポケモンGOが流行っているらしく、その話をしている時は師も参戦するらしい。
    • ポケモンのTシャツを着て授業していることも多い。
  • 観るべき映画として、熱力学では『TENET』、現代物理では『インターステラー』(どちらもクリストファー・ノーラン監督作)を勧めた。
  • 授業中に寝ることや復習をせずに授業を受けることは学費を払ってもらっている親に対する詐欺行為だとして、教務に通報すると始めに脅すが、実際寝ていたら「大丈夫?」、「君よく寝てるね。」と言われるか当てられるだけである。しかし復習をしていないことが判明するとキツく怒る。
  • 師によく当てられる人と全く当たらない人がはっきりし過ぎているため、一部の生徒からは不満の声も(それが嫌で辞めていく生徒もちらほらいて、評価が別れる原因かもしれない・・・)。
    • ちなみに、師の質問に3回以上答えられなかったら、受験に不合格になるという。
  • 高校物理のカリキュラムはボロクソに貶すが高校数学のカリキュラムは褒めていた。

語録

  • 「チョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボ・・・・・・(線積分の解説)」
  • 「これできない奴いないよねー。これできない奴マジで理系のセンスないワケ。良ーいー。」
  • 「そういう奴に限って○○○とかホザくワケ。」
  • 「早く、俺みたいに賢く[解けるように]なろうね。(物理を原理的に理解できるようになろうという意)」
    • 類語「みんな。人間になろうね。(正しく理解できていない者らをチンパンまたは猿に例えたものに対比して)」
  • 「早く俺の言語運用能力のレベルに追い付こうね~」
  • 「俺は天才なわけ」
  • 「それ、論理的思考力ないわけー」
  • 「これ言えないバカはもう1人もいないよねー」
  • 「死ぬまで、一生、運動方程式ー」
  • 「死ぬまで、一生、熱力学第一法則ー」