力学特講 のバックアップ(No.7)
設置校舎
高卒コースのある全校舎。
テキスト
- 作成は高井隼人先生(2016年度より)。
- 重心の問題を扱わず、万有引力の問題も他の問題と比べて少し軽めの問題になった。
- もし、重心系の問題を解きたいならば下川先生のオリジナル講座を受けよう。正直、下川先生のオリジナル講座と物理SPART2の高井先生の重心系の授業はほぼ同じ授業と言っても過言ではないので、高井先生がPART2の担当であるならば取る必要はないが。
授業
- 【HG】講座である。
- 2015年度までは「もはや『特講』と呼ぶのに相応しくないほど超基礎講座」というレベルであったが、2016年度より難易度が引き上げられ、2017年度より【HG】講座となった。
- しかしながら相変わらず設置数は少ない。
- パンフレットによると『電磁気特講』と同レベルになっている。
- 授業は多少は基本的な説明はある(後期で学習する分野の「万有引力」や「力のモーメント」等はかなり初歩的なことから説明される)が、『電磁気特講』よりも問題の解説が中心である。
- よって、この講座の主な目的が、苦手克服のためではなく、中級から上級へもっていくためである点に注意すること。
- このテキストの授業問題、復習問題と物理S(もしくはHS)のテキストの束縛条件、万有引力の単振動、重心系の問題をやり込むと力学に対する漏れはなくなる。
担当講師
- 名古屋校、丸の内校を担当。
- 締め切る可能性あり。
- 基礎からしっかりと扱う。その代わり延長は半端ない。夜の講座を取った場合終わるのは10時頃。
- 通期で師の担当でない人でも「専門用語辞書」や力学分野の「理論プリント」と呼ばれる大量の師の手書きプリントを入手できる。
- 定義や本質、原理、一般的法則をかなり重視する解説をなさるからか、一部の上位層から支持されている。
- テキストの解答解説(難度表記付き)のプリントが配布される。この講座ではそれをもとにテキストの問題の解説をする。まずは力学分野の「理論プリント」の解説から入り、それからテキスト問題の解説という流れで授業を行う。
- ちなみに師は、「一般から特殊」を特に重視しており、主に問題解説において誘導に一切乗らず一般性の高い条件の問題から解き進めるので、問題番号の順番に、つまり紙面の上から下に解き進めることは殆どない。そのため、師の力学分野の授業を受けたことがない人は、予習ではなく復習に力を入れるべきである。
- それでも前述の通り授業の大幅延長を辞さない程、授業内容を基礎的な部分からかなり丁寧に解説するし、前述の「理論プリント」に師の体系化された理論の解説が詳しく書かれているから、物理が不得意な人は「理論プリント」を熟読したり、この授業の復習したり等すればある程度の理解は得られる。
- ただし高校数学、特に「三角関数」と「微分積分」(数Ⅲ範囲も含む)の分野において一定以上の習熟度は欲しいところである。これが不十分だと授業を理解するのが困難であったり、表面的に理解できても実戦で使いこなかったりする可能性が高い。
- 初級、中級者にはオススメできない。
- 2020年度は映像授業の影響で前期前半の理論説明が吹き飛んだため、師は力学特講の受講を強く勧めなさった。後期の授業において、一部力学特講の受講を前提として解説なさる事があったが、師の理論ノートや動画を見れば補完できるので、問題は無いものと思われる。
- 大阪南校を担当。
- 神戸校を担当。
- 問題解説を中心に進めながら、問題へのアプローチの仕方や重要な定義をその都度、ポイントで纏めてくれる。
- 時折、問題文に問われていない部分や受験生が勘違いしがちな点なども丁寧に教えてくださるため、板書量はやや多め。4コマ目以降は大幅に延長する可能性がある。
- 基礎に不安がある場合は、師での受講も検討して良いだろう。
設置一覧
《2019年度》