【旧】東大現代文 のバックアップ(No.2)
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- 【旧】東大現代文 へ行く。
- 1 (2020-05-15 (金) 18:06:49)
- 2 (2020-07-21 (火) 16:57:35)
このページは、東大コースで2019年度まで使用されていた現代文東大対策テキストの解説ページです。2020度から新たに導入された東大対策テキストはこちら。
監修講師
使用コース
スーパー東大文系EX、スーパー東大文系
スーパー東大理系EX、スーパー東大理系
スーパー東大理ⅢEX
構成
- 中野師監修の関西独自教材。
- 理文統一教材。前期と後期で分冊となっている。
- 理文共通第1問だけでなく文科専用の第4問も収録されている。
- 中野師が監修している教材(中でも特に本教材)では、受験が終わり晴れて大学生となっても何度も読んで欲しい文章を選んでいるつもりなんだとか。気になるものは本を買ってみよう。
特徴
- 基幹教材である『現代文読解研究』とは異なり、読解法や解答法の実践的運用と過去問研究を目的とする。
- 東大入試実戦模試の過去問や駿台のオリジナル問題は、問題の精巧さが低いためか、あまり用いないようにしているそう。
- 読解法・解答法に力点は置かれるが、東大の現代文特有の2行問題・120字問題への向き合い方、背景知識などにも多く触れられる。
- 中野師担当だと、長年の東大の過去問研究と指導の成果を惜しみなく授業内で提供して下さる。
- 個人的には中野師が最もイキイキとなさっている授業のように感じる。
- 副読本として『現代文 読解の基礎講義』(中野芳樹、駿台文庫)を推奨する。Amazonリンクはこちら。
- 開講までに余裕があれば、中野師のオンデマンド講座『現代文 読解の応用講義』を受講しておくとよい。
- 東大現代文対策は年間を通して常に継続していることが重要である。
- 前期の内は、難問題への当たり方という面であえて難問が採録されている場合もあるが、標準的な問題が多い。
- 通期同様中野師が監修する『夏の東大現代文』では、第一問型をテキスト3題とテスト2題、第四問型をテキスト2題で演習する。中野師が担当するものがよい。これと合わせて、中野師が担当する『現代文特講』も受講しておくとよい。
- 上記2講座の夏期講習と、前期テキストの復習を徹底すれば、夏に求められる現代文の学習としてはスキがなく十分であろう。
- 後期でも、前期に引き続きかなり実戦的な授業が行われる。年度によっては、中野師が作成した第一問型のテストを行うこともある。
- 後期終講後は、センター過去問の演習(共通テスト対策)もぬかりなく。評論の設問を2行解答欄に自分で考えて書いてみると、東大対策にもなる。『冬のセンター現代文』『現代文FA~センター攻略法~』『CP現代文』も状況に応じて活用しよう(個人的なおすすめは中野師が担当するファイナルアタック)。
- 冬期講習の『東大国語』では第一問型のテストゼミを二日間行い、テキストで第四問型の問題も1題扱う。やはり、中野師担当のものがよい。ちなみに、冬期の『現代文特講』は中野師の担当がなく、センター直前ということもあり、東大志望の受講者はほとんどいない。上記の大学別講座のみで事足りるであろう。
- スーパー東大実戦講座や、夏期講習で開講される映像講座『東大現代文』、直前講習の『東大プレ現代文Ⅰ(理文共用)』や『東大プレ現代文Ⅱ(文科専用)』は関東現代文科霜栄師の監修で、関西の読解法との齟齬がある。受講するのは自由だが、注意すること。同様の理由から、東大入試実戦模試での点数に一喜一憂する必要もないし、復習する必要もない。
- なお、赤本や青本、東大入試詳解シリーズの解答例は信頼のおける解答例とは言いにくい。さらに、中野師は解説を読んでも生徒自身の学力向上につながらないため無駄だと明言している。
担当講師
中野芳樹
大阪校LS/LA/LB/MS/SS/SA/SB/SC、大阪南校LA/SAを担当。
- 監修者でもある師が提示する解答は精緻に作成されており、なおかつ生徒が試験本番で再現可能なものとなっている。通年で東大対策を受講することで実力が向上することは間違いない。
- 師が最も生き生きしている授業かもしれない。背景知識の解説も教養として蓄積しておくべきものばかりで、受験勉強を超えて役立つことは多いだろう。
- 授業で扱った問題に関しては、原則、添削を受け付けていない。これは師が授業中に採点基準を説明していることもあるが、自己採点ができないということはすなわち自分の答案の良し悪しが分かっていないということで、今後の学力に全くつながらないからである。もちろん、考えてもよく分からない部分があれば、質問に応じてくださる(が、師の授業が素晴らしいため、疑問が残ることはほとんどない)。
- 師の長年の東大の過去問研究と指導の成果を信じよう。