数学重要β(IAIIBIII) のバックアップ(No.11)


Tag: 夏期講習 数学 二次・私大対策講座

設置校舎

全校舎。
2020年度は夏季期間が短いためか茨木校西宮北口校には設置されなかった。

概要

  • 数学全範囲を扱う講座。
  • 2017年度から講座内容がリニューアルされ、全体的にレベルが引き上げられた。
  • 難関大志望者をターゲットとする。
    • 難関大入試における標準問題を扱う。特に、頻出問題が解けるようになることを目指す。
    • 数学がやや苦手〜やや得意な理系学生向け。ただし、IAIIBの集中対策が必要な人には『数学重要α』や『数学IAIIBの攻略』(映像)を、IIIの集中対策が必要な人には『数学IIIの攻略』(映像)を薦める。
    • 数学が得意〜超得意な理系学生には『数学特講(IAIIB)』、『数学特講(III)』、『◯大理系数学』を薦める。

特徴

  • テキストは授業問題20題、複素数の補充問題1題から構成される。
  • 2010年度までは『数学頻出β』という講座名だった。
  • 2017年度から講座がリニューアルされ、人気講師の担当が増えた。
  • 校内生は前期教材が最優先である。ただし、補助として取るならば良い講座である。
    • 前期教材だけではやや演習量に欠ける感は否めない。夏期は前期教材の復習(インプット)だけでなく、講習や市販の参考書を用いて新しい問題にも触れると良い。
    • 数学XS』、『数学XB』、『数学ZS』、『数学ZB』使用者にオススメできる。1講座で数学全分野を賄うことができるため、他の科目の勉強時間を圧迫せずに済む。
  • 全範囲を1講座で賄っているので、授業で全てを基礎からできる訳ではない。
    • しかし、追加で自習問題を配布する先生もいるため、そこまで心配する必要はない。
  • 一般的に、費用や時間などを踏まえれば市販の問題集を使う方が良い。
    • しかし、本講座は1講座のみで全範囲をカバーする性質上、時間と費用は最小限でコスパが高めであり、オススメできる。

テキスト

  • テキストは授業問題20題、複素数の補充問題1題からなる。
  • 2017年度のリニューアルで、分野別要項&check問題が削除され、IAIIBは前期『数学XS』程度、数IIIは後期『数学ZB』程度のレベルとなった。
  • 井辺卓也先生は、「このテキストは悪問ばっかり」と言い切り、解説すら行わずプリントで済ますこともある。

授業

  • 担当講師によって、授業のレベルにかなりのばらつきが出る。
  • 基本的には「基礎的な問題で定石を学ぶ講座」なのだが、三森司先生や井辺卓也先生などは「一人の講師に全分野学べる講座」として高いレベルの授業を展開する。

担当講師

三森司
大阪校上本町校神戸校を担当。

  • 講義用問題の解答とその研究問題が載った大量のプリントが配布される。
  • 受講の要求レベルは他の先生の担当する『数学特講(IAIIB)』より高い。しかしその分、得られる物は非常に多い。
  • 数学の基本事項、要項の説明、解法を大量の板書で紹介する。
    • これにかける時間がとても長いので問題を解説し切ることはないが、初日に解答が配布されるので問題はないだろう。
  • さらに、師の授業はノートに書かれた要項とその例、そして配布される研究問題にこそ本質が詰まっているので、そちらの復習を徹底するべきである(上記『数学特講(III)【HG】』も同様)。
    配布される研究問題には東大実戦模試過去問などが入っている年もあり、非常にハイレベルな問題も一部配るが、師の方針でいくとそこまで難しいと思わないことからも、ノートに書いた板書などをしっかり復習すると良いだろう。2019年度のテキストは整数分野が少し物足りないという事で、研究問題を多めに配った。
  • 同じ問題を覚えるくらい何度も何度も繰り返す事に意味があると力説なさる。解答を配る理由は、それを見ながら手軽に、何が大事だったかを確認出来るようにするためだそう。
  • 冬期『数学特講(理系・完成編)【HG】』で師が担当する分の良い接続となる。
  • 本人は「特講IIIC(現在の『数学特講(III)』)は同じことの繰り返しだけど、この講座は分野の幅があるからむしろこっちを【HG】にして欲しいんだよ。」とおっしゃっていた。
  • 偶数年度と奇数年度で扱う板書内容が大きく異なる。
    • 特に確率は年度により大きく内容が異なる。具体的には、偶数年度はn絡みの確立、条件付き確率の扱い方、奇数年度は確率の格子点をそれぞれ扱う。

松永光雄
広島校丸の内校を担当。

  • 井辺先生同様問題をボロカスに貶しながら超高速で丁寧な解説をする。
  • SAからSFまで受けていることからわかるように苦手な人も得意な人もとてもおすすめと言える。
  • 通期に師に習っていた高卒生がとると総まとめの意味合いが強くなる。
    • 基幹教材に関連のある問題があれば該当範囲も教えてくれる。
  • もちろんいつも通り時間を余らせて終わるので補充問題もある。

井辺卓也
名古屋校大阪校大阪南校天王寺校を担当。

  • テキストの問題(20題)を講習初日で全て終える。と言っても飛ばす問題や解答の指針を言われて終わる問題も多い。解答は全て配布してくださる。2019年度は解説すら行わず、「このテキストは悪問ばっかり」と言い切り、元となっている入試問題の解説プリントを全て配布なされた。
  • その後師のプリント30題程度(阪大、神戸大などの過去問)で授業を進める。もはや師の特設単科である。2017年度は後期『数学ZS』と同じ問題が含まれていた。
  • 師は「『数学特講(IAIIB)』と『数学特講(III)【HG】』を足して2で割った感じやからこっちを【HG】にして欲しい。」と三森司先生と同様のことをおっしゃっていた。

設置一覧

《2020年度》