天然有機物と合成高分子化合物

設置校舎

高卒クラスのある全校舎。

概要

• 講座名がよく似ているが、夏期の「天然有機物と高分子化合物」とは別の講座である。
  • コンセプトも夏期とは異なる。後述するが、こちらは演習の色が強い(山下幸久先生談)。
  • 山下幸久先生など、講義を中心に行う先生もいらっしゃる。自分のニーズに合わせて講師を選んでいくと良いだろう。
• 2日間講座。
  • 4コマ×2日＋α＝8単位＋α
    • 前書きにこのように書かれている。
      どの講師もある程度、延長する可能性はあるということ。
• 糖・タンパク質・脂質・合成高分子化合物の範囲を扱う。
  • つまり、（旧課程化学IIの）選択分野の「生活と化学」と「生命と化学」の共通範囲。

    • 天然有機物と合成高分子化合物［完成編］　(?～2003、2004?年度)
    • 天然有機物の攻略(?～2012年度)
    • 天然有機物と合成高分子化合物(2013年度～)

テキストについて

• テキスト作成者は淵野英俊先生（2015年度〜）。
  • 星本悦司先生の後任。
• 基本事項の説明、基本例題、演習問題、自習問題とその解答で1冊のテキストになっている。
• 誤植が多いのはご愛嬌。
• 志望校にもよるが、基本例題と演習問題だけでも上位国公立に対応できる。
• 伊達正人先生曰く、演習問題の出来は素晴らしく、これだけでかなりの力が付くとのこと。
• 高田幹士先生も、非常に良いテキストで直前まで重宝するとべた褒めしていらっしゃった。

授業

• 夏期講習の『天然有機物と高分子化合物』とはコンセプトが異なる。
  • 直前期なので、授業は演習問題の解説が中心。
  • 山下幸久先生曰く「この講座本当は『天然有機物と合成高分子化合物の演習』なんですよ。でも、この名前にすると客が来ないから嘘ついてるんです。」と言っている。
• 基本事項の説明はほとんどないので、夏期講習・後期の授業で押さえておきたい。
  • テキストには基本事項の説明も一応載ってはいる。時期が時期なのでなるべくは使わずに済むのが理想。
  • 必要なところのみ読めば良い。この時期にこれを全部読むのは現実的ではない。
• 山下幸久先生を筆頭に半分以上を講義に充てる講師もいる。

担当講師

山下幸久

• 京都校、京都南校、大阪校を担当。
• 講義メインの授業を望む学生に推奨。
• 初学者や現役生向けに詳しく解説してくれているため、高分子の全貌が掴みやすく、必要な知識はほとんど手に入る。
  • 高卒生が師からこの範囲を習えるのはこの講座のみなので時期的な問題はあるが受ける価値は大いにある。
    • 医学部志望などで、センターの結果が悪くもう一浪しそうな人は必修と言っても良いだろう。
• 普段出講しない校舎（上本町校）も含めて5講座も担当があるにも関わらず、ほぼ全て締め切る。
  • ただし、授業開始時間を1時間早めたり朝の部は8時～13時半、夜の部は16時半(もしくは17時)～22時頃まで拘束されたりするのでスケジュール管理は要注意。師もこの講座の前後に他の講座を入れることを嫌っておられるので、入れないようにしよう。某年は、このせいで延長時間に制限がありややキレておられた。
    • 主に、油脂・糖・アミノ酸をメインに講義をしてくださるが、延長しても時間が足りないので合成高分子辺りの説明は各自でプリント読む箇所が多くなる。
• 師の『高3スーパー化学α』を受講していたのであればどの範囲もダイジェスト版になるだけなので受講する必要はない。
• 2021年度では、講習用のダイジェスト版サブノートではなく、高3スーパー化学α用のサブノートを配布してくださった。（ついでにサブノートも大幅リニューアルしてくださったらしい。）

岡本富夫

• 上本町校、名古屋校、大阪南校を担当。
• 師は通期や夏期の『化学特講I(計算問題)』などでも殆ど延長しないが、この講座はテキストの前書きにも延長することが宣言されている(上述参照)ので、初めにそのことを確認した上で2日とも20分程度延長する。
• 基本事項は演習問題をプリントを用いて解きながら、知識を確認するために参照する形で少しだけ触れる。
• ある程度知識が身に付いていて、問題に対する解法を確立させたい人に推奨。
• 演習問題には自習扱いのものが数問あるが、良問だという理由で扱うことがあるので予習はしておいた方が無難。
• 締め切る可能性がある。

伊達正人

• 神戸校、西大寺校、広島校、福岡校を担当。
• プリントを用いて授業を行う。
• 基本的なところから駿台らしい化学を展開するので苦手な人も得意な人も満足できる授業になっている。

松浦寛之

• 名古屋校、丸の内校、神戸校を担当。
• プリントを用いて授業を行う。板書は全てプリントに書き込むようになっている。
• 穴埋め問題等は知識事項としてプリントで済ませ、記述問題を重点的に解説する。つまり解法重視。
• テンポが良く、延長は全くしない。ブレイクタイムと称して興味深い雑談もする。

高田幹士

• 浜松校を担当。
• 2日間講座の割にプリントの量はそこそこ多めで、充実した講義となる。
• 基礎から丁寧に解説してくれ、なおかつ難しい部分も分かりやすく説明してくださるので、苦手な人も得意な人も満足できる授業になる。

岡哲大

• 広島校、名古屋校を担当。

設置一覧

【2018/19年】

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