数学ZS のバックアップ(No.7)
監修講師
使用コース
構成
- 目標レベルは東大、京大、阪大、東工大、旧帝医、単科医などの上位国公立大である。
- 『数学XS』よりもタフな問題が多い。
- 前期テキストについて、§1、2の計算問題がやたら多い。また、定番テーマの網羅性に若干欠ける。
- §1、2の計算問題は、まとめて計算練習に放り込んで、その分、網羅出来ていない問題を入れて欲しい気もする。
- 雲幸一郎先生によると、前期§3は数Ⅲの要素だけを抜粋したもので、後期§3は実際の入試問題をそのまま載せている。特に2次曲線では数Ⅲはほぼ登場せず、初等幾何で解ける問題も多い。
- 前期後期問わず、§1、2に比べて、§3(旧課程数学Cに相当)がメチャクチャ重い。
- 重過ぎて講師陣の間でも§3を担当することになる講師には同情が寄せられるとか。
- そのため、§3を担当する講師の評判も低くなりがちだが、重過ぎる問題が原因なのであって実力がないというわけでは決してない。わかっているとは思うが念のため。
- 逆に§3でもわかりやすい講師はその実力に疑う余地は無いということである。安心して付いていこう。
- そういうこともあってか、§3は良講師が担当することが多いようである
実際、広島校SAでは吉田浩二先生が§3を担当されるが抜群に評価が高い。(関東でもBIG3が§3を担当するなど、ヘビーさの認識は全国共通な模様) - 名古屋校上位クラスでは、§3作成者である雲幸一郎先生が§3を担当しており、各問を入れた意図などを教えてくださるので、得るものが非常に多い授業となる。
- テキスト作成者であり、関東数学科BIG3でもある雲幸一郎先生や森茂樹先生は「§3は苦手な人が多いので、他の§に比べて簡単にしてあります」などと
容赦なく仰るらしい。
- 前期は大したレベルではないが、後期になると重たい問題のオンパレードに。
特徴
- こちらも『数学XS』同様、無機質なものだが、数IIIを扱っている故か、§1、2は誰がやってもあまり大差はない。だが、§3(複素平面・二次曲線)は現役時代に多くの人があまり重視していなかったり得意としない分野である上に、問題そのものの重さ故に、誰が担当しても評価は一段二段下がってしまう。
- 『数学XS』に比べると、若干質が良くないが、復習価値は十分高い。
- 関東作成のテキストなので「お茶飲みwiki:数学ZS」も参照すると良い。
おすすめ参考書
『ハイレベル数学Ⅲの完全攻略』
杉山義明師と米村明芳師の共著。丁寧な解説と1つの問題から派生する豊富な演習問題が特徴。夏期講習『数学特講(Ⅲ)』をベースに作られている。難度は若干下がるが、問題選定はかなり似ているので演習に良いだろう。
『テーマ別演習①入試数学の掌握 総論編』
『テーマ別演習②入試数学の掌握 各論錬磨編』
『テーマ別演習③入試数学の掌握 各論実戦編』
数学力を極限まで鍛えたい受験生向け。表紙で「君の数学力を理Ⅲ・京医・阪医合格レベルに導く究極の指南書」と述べられているように、理系上位層向けに作られている。