小林隆章
Thu, 04 Jun 2020 11:01:59 JST (1631d)
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小林隆章(こばやし たかあき)は、駿台予備学校数学科専任講師。2号館、3号館、市谷校舎、大宮校、仙台校に出講。仙台校校長。
経歴
- 1961年2月9日、長野県生まれ。
- 埼玉県立熊谷高等学校卒業。
- 駿台予備学校お茶の水校(本部校舎)午前部理1で浪人。
- 早稲田大学理工学部数学科卒業。
- 早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻修了。
- 専攻は計算量理論。p-np問題。
- 駿台予備学校数学科講師(1984 - 年度)。
関西での担当授業
Z会より映像配信
オンデマンド
- 季節講習『基礎徹底 そこが知りたい数学』
- 夏期講習『東大理系数学』
- 冬期講習『共通テスト数学パーフェクトレクチャー』
- 冬期講習『理系数学総合〈入試数学の定石演習編〉』
- 冬期講習『入試数学の盲点〈予想問題の攻略演習〉』
- 直前講習『東大プレ理系数学』
授業
- ただ解答解説を行うだけではなく、ひとつの問題をつきつめて考えることを大事にして、その問題から教えられるすべてのことを教える授業を展開する。
- 授業の丁寧さは駿台随一と言っても過言ではない。
- 師の授業は理解を深められる上、退屈になることはない。この授業スタイルが故に人気講師なのである。
- 基本事項の確認から問題の着眼点やアプローチ、典型的手法のまとめ、解法のポイント、数学的背景や(研究)と題した問題では、テキストでは問われていない考察兼宿題、受験生の陥りやすいミスや注意点など、細部に至るまで徹底的に解説をしていく、基礎・論理に忠実な、情報量に富んだ非常に密度の高い授業を行う。これを難問の解説の際も行い、「いいですか〜、基本に戻るんですよ〜(王騎風)」と仰る。
- 通期の50分授業では時間が足りないこともしばしばあり、講習のオリジナル講座ではさらに情報量が多くなる。夏期講習では問題の背景にある理論・原理を掘り下げ、冬期講習では問題の周辺にある関連事項を整理する。
- 「どこまでが基礎なのか」「どこからは応用的な知識なのか」「どこからはその場で考えるべきなのか」という数学の構造を身に付けよ、と仰る。
- 基本から確認するので幅広い層に人気。応用発展的なことも受講者レベルに応じて突っ込むので極めて人気が高い。
- 板書はカラフルで、駿台でも指折りの綺麗さ。板書のスピードも速く、かつ大量である。
- 基本事項から発展事項まであらゆることを板書する。授業中に理解できないときはとにかく板書して後で復習しなさいとおっしゃる。
- 数学はどんな簡単な問題でも書くことが勉強となるとおっしゃって、手を動かさずボーっとしている生徒には注意する。(だが、ぼーっとしていたらどの先生だって気になるのは当然のこと)
- 板書がかなり速く、他の数学講師とは対照的に色も多用(白+色チョーク用途別5色)し、黒板の端から端まで余すことなく書いていくほど量も多いため、一部の生徒はついていけずに師のクオリティの高い授業を何割か無駄にしてしまうことがあるので覚悟が必要。
- 1番大事な事項は黄色、その次に大事な事項は赤色で板書している。そのほかに、問題のアプローチはオレンジなどで書き、緑や青を使う時もある。
- 講習会で延長すると板書のスピードが神がかり的に速くなるので覚悟が必要。その時、人によっては小倉師と並ぶもしくはそれ以上の速さだという意見もある。
- 特に図やグラフは書くのが速いので見入っていると確実に置いていかれる。
ただ、駿台最速であろう小倉正舟師より速いということはないが。 - 高速で書くが、図やグラフは非常に綺麗。特に空間図形の図は初めて見ると衝撃を受けるレベル。自分のノートに写そうとすると大抵上手くいかないので生徒がその間に板書についていけなくなることが多々ある。
- しかし板書ミス、計算ミスもたまにある。(特に前列の生徒は)勇気を持って指摘しよう。本人も板書ミスがあれば指摘してほしいと仰ったことがある。
- ただ単にそのまま板書を丸写ししただけでも内容・見栄えともに完成されたノートが出来上がる。だがそれだけで満足して終わらせないことが大切である。
- 昔は全て板書していたらしいが、最近は付いて来れない生徒が増えたそうで一部プリントで補完することにしたそう。また、研究プリントの答え合わせの為に生徒が沢山質問に来るのを避けるため、答えもすべて予め示している、とおっしゃっていた。
- 講習期間中は異例の講習3階建て×数ターム+各講座延長(例として.入試数学の定石→東大理系数学→入試数学の盲点完成編〈予想問題の攻略演習〉)をこなし、大量の板書に手が耐え切れなくなり、手がつってしまう。 そのため盲点などは板書量と時間軽減のためか、予め解答はテキストもしくは配布プリントに記載されてる上で、解説や流れ、ポイントのみの板書となるものもある。(それでも板書量は多い)講習期間中は師には殆ど休み時間がないが、それでも決して質問対応を断らない。
- しかも、ただの3階建てでなく、大宮校→3号館→津田沼校を1日でまわる横断コースを断行する。タクシーで移動しているそうで、タクシーに駆け乗る師を見れることもあるだろう。その走りは若者のそれと同じである。
こんな暴挙しもらずにこなせるわけがない。 - 大島師から「断ればいいじゃないか。」と言われたところ、「スリルがあって楽しいじゃないですか。
んぁ。」と仰ったとか。 - 2016/17年度は、少なくともAからEの全てのタームで三階建てであった。
本当に55歳なのであろうか。 - 2018年度は負担軽減のためか、校舎移動を伴う三階建てはなくなった。しかし、三階建ては健在である。以下、2018年度の夏期講習の師の担当講座を示す。
期間 1限 2限 3限 A期間 入試数学の盲点A(お茶の水) 入試数学の盲点A(お茶の水) 入試数学の盲点A(お茶の水) B期間 入試数学の盲点A(お茶の水) 入試数学の盲点B(お茶の水) 入試数学の盲点A(お茶の水) C期間 東大理系数学(お茶の水) 入試数学の盲点B(お茶の水) 入試数学の盲点A(お茶の水) D期間 入試数学の盲点A(大宮) スーパーα数学Ⅲ(大宮) E期間 数学エクスプレス(お茶の水) 入試数学の盲点A(津田沼) F期間 入試数学の盲点A(仙台) スーパー数学総合Ⅲ(仙台) G期間 東大理系数学(お茶の水) 東大文系数学(お茶の水) H期間 早慶理工数学(お茶の水) スーパー数学総合Ⅲ(お茶の水) J期間 入試数学の盲点B(仙台) 難関国立大理系数学(仙台) 難関国立大文系数学(仙台) - 2017年度の直前講習では体調を崩しており、声を出すのも辛そうであったが、それでも30分以上の延長をきめていた。自分の体調を二の次にする師にはもはや感動すら覚える。
- 夜の授業や講習期間後半の授業では、授業開始時に疲れた様子が垣間見えるが、授業が進むにつれどんどん勢いが増していく。
そしてそのまま延長に突入するのである
- しかも、ただの3階建てでなく、大宮校→3号館→津田沼校を1日でまわる横断コースを断行する。タクシーで移動しているそうで、タクシーに駆け乗る師を見れることもあるだろう。その走りは若者のそれと同じである。
- 授業や板書では論理記号を普通に使う。(もちろん解説はする)
- 論理記号を理解しようとしない生徒をよく思っていない。
- 授業は延長することも多い。
- 特に講習では延長に加え、前倒しも行われることも。どの講師にも言えることだが、延長の有無は出来るだけ事前に確認しておくとよい。
- 市谷校舎において15分ほど延長した際、「ちょっと伸びちゃいましたが、ンアー授業の間の20分休みは延長する為にあるようなものですからね、いいね?」と言い放ち笑いをさそった。2限、4限のクラスでは、延長を気にせず授業ができることもあってか、師ものびのびしており、説明もやや丁寧である。
- 浪人の2限から現役の授業が終わる夜9時まで休みなく授業が続く日もあるようだが、授業を雑に切り上げたりすることは一切せず、延長してまで時に大学レベルの数学の世界も見せてくれることがある。また、師にとっての僅かな休み時間も丁寧に質問対応をしてくださるなど、師の優しさが感じられるだろう。ここまで生徒思いな講師はなかなか駿台の中でもいないのではないだろうか。
- 仙台校SXクラスにおいても4限に授業があるせいか、毎週15~20分程度の延長をする。
- 大島師の試験会場での心構えの話でも、「コバタカだったらこの問題のポイントは何って言うか考えるんだよ!あ、でも試験時間オーバーしたらダメだぞ!」とオチに使われている。
- 授業内にテスト演習があるとテスト終了後一度回収して生徒の答案を見ている。
- ただし、ある程度答案が書けているものは通しで見て、空白が多いものは飛ばしているようである。また、東大理系数学などの講習では回収しないこともある。
- 2018年冬の難関大理系数学(仙台校)の初日は(75分のテスト演習の解説で休み時間が変則的になるため)
タイミングが合わないとかいう適当な理由で120分ぶっ通しの解説をなさった。その日の帰り道ぶっ倒れて救急車で運ばれていった受講生が…
- 通期テキストでは、前半の問題に時間をかけて基礎から徹底的に解説し、後半の問題は解答プリントを配り要点だけをまとめて一気に片付ける、という授業の進め方をすることがある。他の講師が1コマ2問ペースで進む中、師が1コマ1問以下のペースで進み、挙げ句の果てに「例年よりいいペースですね、えぇ、来週は6コマ目で6番の問題が終わりますから、追い越してしまいますね」などとおっしゃることがある
と、駿台のトップ数学講師が数も数えられないのかと困惑してしまうが、完全に計画通りである。
- 「答案を相手に伝わるように論理的に書く」ことの重要性を強調する。
- 授業が終わると振り返って黒板を見ながら、ドアを開けて爽やかに教室を出て行く。
- ところが、ドアに鍵がかかっていたためドアを開けられずテンパってしまったことがある。
- 空間図形や積分の範囲を得意とする(特に積分は通期授業でもしばしば受け持っている)。
- 空間図形に至ってはかつて師の手がけた作問が東大の入試で的中したほど。東大の試験問題よりも師の作問の方が一工夫されており難しかったとか。
- しかし、2017年度よりX,Y教材の§4を担当するようになり、師が図形がらみの分野を担当するのはスーパー東大理系演習(SX〜SZ)の数学XZSしかなくなった。
- 2019年度はX,Y教材の§3を担当するようになったので、文系では積分を担当することになった。
- θのことをスィータ、パラメーターのことをパラメタと言う。
- 「パラメーターとかパラメータとか書いてある参考書もありますが、パラメタ、が一番いい。これが英語の発音に一番近いんですね、いいね」
- 「
直角は直径 」、「座標は距離に強く角度に弱い」「胃腸薬の原理」「DYK」など、解法のポイントになるような独自のことわざを持っている。- 出てきた度にしつこく言うので、回数を重ねる毎に照れ笑いしながらとても楽しそうにこれらことわざを言う師が見れる。
- 特に胃腸薬の原理は気に入っているらしく、通期・季節講習を合わせれば10回ほどは言っている。見れば分かるとおもうが、とにかくかわいい。
- 「直角は直径」は大昔のチャート式にも書いてあることらしい。なお、現在のチャート式についてはよいと思っていないそうだ。
- 出てきた度にしつこく言うので、回数を重ねる毎に照れ笑いしながらとても楽しそうにこれらことわざを言う師が見れる。
- 早稲田の理工の問題を扱った際に、「早稲田の理工は東大の真似ばっかりしてますからね」と言い放ったこともある。
早稲田に限らず大学入試における東大の問題の影響力は大きいものである。これについては、東大の教授が早稲田に流れていく事が多いのも理由であると仰った。
人物
- 森茂樹師、雲幸一郎師などとともに難関大志望の受験生から広く絶大に支持されている超人気講師。
- 名前を略して「コバタカ」の愛称で親しまれている。
駿台における小林タカアンドトトシアキのタカの方である。- 大島師や勝田師なども時折この呼称を用いる。
- 誕生日は2月9日。そのため講義中数式を例としてあげるとき2と9を使うことがある。
- 問題で2と9が出てきたときは、師の誕生日が2月9日だということを覚えておくことを勧めてくる。
- 街で会ったら声を掛けてほしいとのこと。また、レストランなどで会った場合は奢っていただけるそう。
- 通期で教えてある学生は名前までは覚えてなくとも、顔と出身校は大体一致してるそうだ。
- 文系の生徒(又は卒業生)は声をかけてくれるものの、理系の生徒(又は卒業生)は暗いため声を掛けずに師の目撃情報をネットに書き込まれると嘆かれていた。(Twitter
か本サイトであろうか。)
決してプライベートに踏み入ることは書き込まないこと。 もっとも、師とレストランで会うなど余程お財布に余裕が無いと不可能であろう。
- 受験生時代は東大を志望、本部校舎(3号館)午前部理1で浪人した経験があり、自身の体験をもとにノートの取り方などをアドバイスしてくださることがある。
- 若手の頃は、「駿台の数学科の若手実力派講師の中では、唯一(?)保守派に属している」と言われていた。*2
- 1988年に、当時ベストセラーだった和田秀樹氏の『受験は要領』(ごま書房、1987年)を読み、暗記中心の勉強法にショックを受ける。
- その影響からか、暗記数学とまでは行かないものの、入試数学の定石を意識的に整理するようになったと思われる。
- ちなみに、長岡亮介師は同書の内容に反感を持ったらしい。
- 長崎憲一師ととある校舎の職員との会話によると、お子さんがいるそう。
- 白のワイシャツに黒のスラックスという服装であることが多い。
- 十数セット同じものを持っている模様。
- ワイシャツのボタンは必ず2つ開けている。上記にもあるAERAによればこれは暑いと感じているからだそう。
- 非常に暑いときは黒いポロシャツも着ることがあるがその時も必ず2つボタンを開けている。真っ黒は暑くないのだろうか。
- 香水のセンスがいい。
- いつも数百万相当のロレックスの金時計を身につけている。
- 頂き物なのだそうで、一日授業しても買えない程高価なものらしい。以前、仙台校の授業の際に付け忘れてしまい、慌てて取りに戻ったことがあるほど大切にしている。ある時、市谷校舎に忘れて帰ってしまい、なくなってるのではないかと不安であったが次週きちんと受け取ったとのこと。
- 一日分の給料と数百万のロレックスを比べるほど、、、給料はいかに?
- たまにコンピュータにまつわる話をする。
- log(x)/xのグラフについて、「コンピュータに書かせたら如何に極大値が小さいか分かりますよ。ただ、非常に小さくて肉眼では分かりづらいからあえてこうやって大きく見せてるだけです。いいね。」など。
- 大島保彦師によるとIBMからの誘いを断り駿台に入社したんだとか。
- とても面倒見の良い講師である。また偶然にも早く教室前に来た時には、生徒と気さくに、そして笑顔で(まさにいつもの授業のような感じで)雑談されることもある。
- 質問対応は生徒の理解度や質問のレベルによって大きく変わる。
- 師の授業のスタイルが板書にほぼ全てを示すものであることもあり、内容があまりに稚拙だと相手にされないこともある。もっとも、なんだかんだで結局どのようにすればいいかなど丁寧に教えてくれるという声も。少なくとも、通期の最初の授業において師は、質問がある際はただわからないことをただ聞くのではなく考えた証拠を持ってきた上で質問をしてきてほしいと仰っていた。
- しかし、何度も通ったり、研究問題の答え合わせなどを持っていけば次第に対応も良くなる。ただ、計算系の研究問題は答えも示してくれているので、論証系の研究問題を見せに行くのがよいだろう。本人も、計算を見せに来ても僕の計算力があがるだけですから、と授業中におっしゃっていた。
- 一部では女子生徒質問には丁寧に答えると言われているが、実際にはそんなことはない。研究問題や別解等にも真剣に取り組めば、男女問わず神対応である。
- 結局質問対応の良さは、その生徒の誠実さ×質問内容のレベルの高さによって決まると思われる。
- 質問のレベルに応じて、在籍クラスや出身校などを聞かれることもある。そして特に何か言う訳でもなく、そうですか、とだけ言う。(の割にはそのような細かい生徒の情報も長く記憶しているようである。)
- 小林師専用の容量の多いチョークボックスを使用している。
- 語尾に「~なんですね、ええ」「んぁ」「いい(ね)?」「むっ」とつくことが割と多い。
- よく大島師がこれをネタにしてモノマネをする。
- 体育会系であることを公言。
- 学生時代は野球部に所属していたとのこと。
- 教室に行くときは階段を使うことが多く、しかも一段飛ばしで登っていく。
- 同様によく階段を上る某S師はわざわざ師の次の講義教室に来て「私が歩いていたらでthねー、若thぁを自慢するかのように追い抜いていったんでthよねぇ」とおっしゃっていた。本当に速い。
- 「なんか色々言われていましたけど、私はネタを提供したわけなんですよねぇ。」(授業開始時)
- 大学時代は麻雀三昧の日々を過ごしていたらしいが、大学院に推薦で入るほど勉強もしていたそう。
- 「最近の生徒は麻雀しないから、確率に弱いんですよ」
- 師の時代の早稲田といえば酒に麻雀に資格試験であった。
- 毎年2/25には、その後すぐに解答速報の仕事があるにも関わらず、朝早くから東大本郷キャンパス前で待機し受験生に鉛筆を配る。通期授業を受けている生徒は意外に覚えているらしく,個人的に声をかけてくれることもある。なんだかんだで生徒想いである。
- 同僚で英語講師の齋藤英之師とは高校2年の頃の同級生。
- あまり知られていないが甲斐基文師や山口紹と師は仲良し。山の上のホテルで一緒に食事をしているようだ。山口師は、自身の授業時の誤りの訂正を小林師にさせることも。
- 他にも同じ数学講師の石川博也師とも仲が良く、一緒に帰る姿も度々目撃される。ちなみに現在は同僚であるが、石川師が駿台市谷在籍時にコバタカの授業を受けていた。
- 元駿台講師の長岡亮介師に、受験生時代は生徒として習い、講師としても手解きを受け、論理記号を用いた高度で厳密な授業スタイルなど、非常に影響を受けたとのこと。
- 2017年5月に長岡師が出版した『総合的研究 論理学で学ぶ数学―思考ツールとしてのロジック』という参考書について、唯一受験生におすすめできる参考書だと絶賛していた。
- 「2000円くらいですから皆さんにとっては高いかもしれませんが、専門書と思ったら安いですね、えぇ。私は買って一日で読み終わりましたから、分かってる人にはそんなに難しいことはないですが、大事なことが書いてあります。皆さんは一日では厳しいかもしれませんが、余裕のあるときか大学に入ってからでも買ってください。読まなくてもいいので、えぇ、買ってください(笑)」
- なお、この参考書は長岡師が駿台講師時代開講していた「数学的数学考究」という講座を書籍化したものだが、小林師は数学考究のような高級な内容を最近の入試傾向に合わせて扱うという狙いで盲点をやっているそうだ。
- 「恭史じゃないからね。東進の先生じゃなくてそのお兄さんです。」と強調していた。
- 2017年5月に長岡師が出版した『総合的研究 論理学で学ぶ数学―思考ツールとしてのロジック』という参考書について、唯一受験生におすすめできる参考書だと絶賛していた。
- 人気の予備校講師にありがちな文科省の学習指導要領に対する批判はほとんどしない。数学の本質を重視する師の中で教えるべき事柄が学習指導要領に関係なく明確になっているからであろう。
- 授業中、師の好きな女優を伺えるチャンスがあったが、「昔は良かったけど今はね〜、何か言うと必ず書かれちゃうからね〜」と言い、結局教えてくれなかった。このページのことであろうか。
- 割と暑さに弱く、その日は計算に詰まったりもしていて「今日は暑くていつもよりも板書するのが明らかに遅いんですよ〜。分かるんですよ〜ンァ。」とのこと。
ちなみに、その時のスピードは丁度いいなっていうぐらいだったり。- 夏期講習の際は、「暑いけど頑張りましょうね〜」と言いつつ、暑さと忙しさのあまり疲れが顔に出ていることも。しかし、板書のスピードは速く、手を抜くこともない。
- 水曜日は市谷校舎の浪人部門から3号館現役コースに移動して来るとき、お疲れの様子で講師室で寝ていらっしゃる。
- 意外なことだが、「駿台式!本当の勉強力」の著者の一人であるにも関わらず、今はエミールへの出講はない。エミール立ち上げ時に出講していた。
- 読書家であるが、授業の中でおすすめの本を紹介しようとして、作家の名前を思い出すのにかなり苦慮したあげく、諦めるというお茶目な一面もある。
- 人を使った場合分けの問題で、なぜか人間でなくゴジラを登場させることがある。
- 場合分けの問題で人を区別しないように指定してくる大学には、数学とは別の意味で問題があるので、受験しないことを勧めてくる。
- 授業評価アンケートで仙台校のSBクラスの生徒から「論理記号が多くて分かりにくい」という趣旨の意見を書かれた事がかなり癪に障ったらしく、その後の週の授業から前期最終講の1週前の授業まで毎授業必ず3回は論理記号について熱く語られていた。「このクラスで僕の授業が論理記号のせいで分かりにくくなるという意見がありましたがねぇ、論理記号すら使えない人は大学行く資格無いですからねっ」
- 笑った際の顔が、ものまね芸人のコロッケに似ている事がある。
- 猫が好きであるようだ。補助プリントによく猫のイラストが登場していた。
関東での担当授業
§0:数学的議論をするための基本用語・論理の基礎 §1:整数(Ⅰ)、§2:整数(Ⅱ)、§3:立体感覚 §4:大小感覚(Ⅰ)、§5:大小感覚(Ⅱ)
- レベル: 8〜9
- 東大、京大、東工大、旧帝大医学部志望者で周りに差をつけたい人
に加え趣味で数学を深く味わいたい人向け。例年、3号館SX,SYのトップ層が多く受講している。- パンフレットのレベル設定は最難関だが、講義問題がとてつもなく難しいというわけではない(後述)。
- 講義題は26問。各講義題につき、関連する2〜5題の自習用問題(研究/参考題)がついている。
- §0は盲点ABと全く同じもの。授業では扱わない。
- 巻末には100ページを超える補助教材(一部講義題の解答解説や別解、研究や参考題の解答解説からなる)がついている。
- 厚さで言えば、駿台の数学のテキストで1,2を争うレベル。
- 一部の自習用問題は東大理系数学や後期テキストと被る。
- HG講座で、毎日1限にテストを行うことになっている。しかし、例年3,4日目のテストは自習扱いになり4コマすべてを授業に使う。
- テスト演習を行うのは、時間内に不備のない答案を書き上げる力を養成するためであるとのこと。したがって、しもってはいけない。
- HGだが、それでも時間が足りず30分〜1時間程度延長していただける。ありがたい限りである。
- コンセプトは「整数、立体図形、大小評価を中心とした話題に焦点を絞り、上級レベルでなるべく根本原理から説き起こす」である。
- 受験生が苦手にしがちだが、難関大で出題されやすく差もつきやすいテーマ(複数分野を横断する)を、他分野の内容と総合しながら応用問題まで網羅する。
- 2日丸々かけて整数問題を扱う。これだけやれば十分というレベル。
- 講義題だけで26問あり、授業進行が駆け足になるのは必至。
- 「まあねぇ、この講座の名前のエクスプレスっていうのは急いで習得するってことだからね、これでいいんです、んぁ。」(最終日に慌ただしく授業が終了した後)
- 「このテキストはね直前期まで使えるからね、
んぁ。」- 盲点A,Bでは抽象的な根本原理を具体例とともに抑えて数学の深いベースを作るが、本講座ではより実践的な形で(すなわち、実際の入試問題やその中でも難問を用いて)根本原理を捉える。必要であれば、大学数学にも少し踏み込んで解説する。
- あくまで参考という形だが、大学で習うオイラー関数やTaylorの定理にも触れられる。
- 補助教材には「類別に関して少し立ち入った話」も書かれている。
- 盲点A,Bと合わせて受講すれば、盲点になりがちなテーマは概ね全て研究したことになる。
- 板書量が多い。これは、大事なことは全て板書するというコバタカ師の方針である。
- テキストとノートを合わせれば、盲点となるテーマを網羅した参考書が出来上がる。まさに、入試数学の盲点スペシャル編である。
- 描図が多いので、図を写すのに気を取られて置いていかれないよう注意。
- 講座レベルは高いが、講義問題がとてつもなく難しいというわけではなく、「実践的な問題を用いて、当該テーマを分野の縛りなく深く掘り下げる」という性質ゆえである。
- 1題を多角的かつ深く "研究" することで背景にある定理を捉えることができ、他にも複数の重要事項を学び取ることができるような問題が多い。
- 自習用問題を中心にかなり難しい問題も含まれているが、「知らないと解けない」といった理不尽な難問ではなく、根本にたちかえれば方針が立ちやすいという性質を備えた問題である。こういう問題も良問と呼ぶのだろう。
- 予習にあたっては、「考えるに値する選び抜かれた良問に対し、徹底的な数学的思索をやり抜くこと」を念頭におこう。
- ちなみに、東大、京大、一橋大、東工大、早大理工の問題が多い。
- 数学好きには楽しくて楽しくてたまらない講座である。
- 大学で数学を専門にしたい人や、入試という枠組みを超えて数学の奥深い世界の入り口に近づいてみたい人には、他の夏期数学講座のどれよりも優先的に受講することを勧める。
- 数学に対するマナーのない生徒には向いていないし、仮に受講しても何を教わったのかはっきりしないだろう。
通期
- 数学XS§3(2号館-SE,SF、3号館-SA〜SC、市谷校舎-SA〜SC、大宮校-SA、仙台校-SX,SA)
- 数学XS/数学XM§3(市谷校舎-SD)
- 数学XS/数学XN§3(仙台校-SB)
- 数学XN§3(大宮校-SH、仙台校-SH)
- 数学YS§3(3号館-LX,LA,LB、大宮校-LA、仙台校-LA)
- 数学XZS§2(3号館-SX,SY,SZ)
- 高3スーパーα東大理系数学Ⅲ(3号館)
- 高3スーパーα東大文系数学(3号館)
- 高3スーパーα理系数学(仙台校)
- 東大理系数学Ⅲ演習プラス(3号館)
- 東大文系数学演習プラス(3号館)
オンデマンド
- 数学センター試験対策
- スーパーα数学Ⅲ(大宮校)
- スーパー数学総合Ⅲ(お茶の水校、仙台校)
- 入試数学の盲点A(お茶の水校、大宮校、津田沼校、仙台校)
- 入試数学の盲点B(お茶の水校、仙台校)
- 数学エクスプレス(お茶の水校)
- 東大理系数学(お茶の水校、オンデマンド)
- 東大文系数学(お茶の水校)
- 早慶理工数学(お茶の水校)
- 難関国立大理系数学(仙台校)
- 難関国立大文系数学(仙台校)
オンデマンド
- 基礎徹底-そこが知りたい数学
- 入試数学の定石(お茶の水校、大宮校、津田沼校、仙台校)
- 理系数学総合(お茶の水校、オンデマンド)
- 入試数学の盲点完成編(お茶の水校、オンデマンド)
- 東大理系数学(お茶の水校、大宮校)
- 早慶理工数学(お茶の水校)
- 難関国立大理系数学(仙台校)
- 難関国立大文系数学(仙台校)
オンデマンド
- センター数学パーフェクトレクチャー
直前Ⅰ期
直前Ⅱ期
その他
- スーパー東大実戦講座(仙台校,大宮校,津田沼校,甲府,長野,京都南校,松山,福岡,長崎,宮崎,鹿児島)
- 高3・卒駿台全国模試解説授業(大宮校)