数学特講(理系・完成編)

Sat, 30 Oct 2021 03:48:00 JST (1119d)
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テキストについて

  • テキスト監修は米村明芳先生。
  • 内容は上位校を目指す数学がかなり得意な学生向き。講義用問題は26〜28問あり、非常に重たい。
    • 夏期の『数学特講(III)』と同程度の難易度を下限に骨のある問題が集まっている。
    • とは言え、前期『数学XS』や『数学ZS』レベルのものも数問あるので、それらは予習段階での完答を目指したい。
    • 三森司先生曰く「どれもこれも難しい」、「IAIIBは良い問題が揃ってるんだけどな、数IIIは最後の方になると現実離れしてる。夏の講習(『数学特講(III)』)より上を目指してるからなあ。」
  • テキストには、あえて東大京大など超難関校はほぼ掲載されておらず、分野別にもなっていない。その代わり、東工大や難関単科医大、東京医科歯科大学、旧帝大、地方国公立大、から点数差が付く問題、汎用性が高い良問が掲載されている。
  • 難問揃いなので、受講に際し着々と予習を進めておき、早めの期間に受けて負担を軽くするべき。
    • 冗談抜きで負担が大きいため、余程要領が良くない限り最初のタームでは予習が間に合わない。
  • 問題自体は数IIIの比重が大きいが、一応全ての問題で高校数学のテーマは攫うように出来ている。受験生が苦手な論証や複素数はやや厚めに扱っている。
    • 米村明芳先生曰く、関西の数学講座とあって京大を意識して作っている。
  • 進行速度の都合上、重要度に応じて問題をスキップする講師が多い。
  • かなり良質な講座だが、重いので余裕がない人にはオススメできない。
  • 共通テストまで約1ヶ月という時期なので、医学部志望等の共通テストが重要な人はよく考えてから受けるのを決めるべき。
  • 「難しい問題もあったと思いますが、共通テスト明けによく復習して下さい」(講習最終日、米村明芳先生談)
    • 時期的に共通テストを優先しよう。
  • 全体的には杉山義明先生、数学が得意な生徒の間では米村明芳先生や三森司先生の担当が人気。
  • だが時期的にも非常に重い講座なので自分に一番合った講師での受講を勧める。

担当講師

米村明芳

大阪校大阪南校神戸校を担当。

  • 数学特講(III)』同様、充実した要項や厳密でエレガントな解法、注意事項などを与えてくれる。
  • やはり他の講師よりも更に学力の要求水準が高くなるが、夏期とは異なり、全分野を扱うため、得るものはとても多い。
    • 数学にある程度自信があり、テキストから最大限の内容を学びたい人は師での受講が良いだろう。
  • 三森司先生同様板書量は多い。
  • 締め切る事はあまり無いが、共通テスト前にも関わらず大阪校ではMS、SSクラスの生徒が大量に受講するため満席になる。

杉山義明

京都校京都南校大阪校を担当。

  • 夏期の『数学特講(III)』同様プリントを使いながら授業を進めていく。
  • プリントと組み合わせながら解説をしていくため復習が若干面倒になるが、師の著書の『実力強化問題集』からテキストの問題の基礎となる問題の抜粋を頂ける。
  • 口頭説明は基本的にプリントに全て書いてあるので共通テスト後に復習する際などにとても便利である。
  • 全問解説はするが、師の授業スタイルと時間の関係上、簡単な問題の解答は板書せずプリントで一部済ます。
  • 締め切ることがある。

三森司

大阪校上本町校を担当。

  • 師の場合は『数学特講(III)』同様、全ての授業用問題の模範解答が初日に配布され、師が2012年度まで担当していた『高3スーパー理系数学Sα』のダイジェスト版の様な授業を展開する。
  • テキストが数学III寄りに作られているため、授業はバランスを取ってIAIIBを少し重点的に扱う。
  • 研究問題が各問題毎に配られるため、板書は夏期講習同様に主に基本事項の要項や(例)、〈考え方〉、pointであるが、それでも板書量はとても多い。
    • 研究問題は東大京大、エクストラや海外の問題から中堅私大、地方国公立まで良問が精選されている。
  • 非常に重たいが、この時期からでもきちんとこなせばかなりの実力向上が望める。
  • 夏期の『数学重要β(IAIIBIII)』と併せて取ると、数学全分野の師の講義を補完的に聴くことができるが、そうでなくても大雑把ではあるが総まとめにもなる。
  • 上記のことから復習の負担は他の講師よりもかなり大きいことには注意。
  • IAIIBを重点的に扱うことから夏の『数学特講(III)』と合わせて受講した場合師の数学を大まかであるが全範囲習うことができる
  • 大阪校で同期間に設置されているアドヴァンス数学と合わせて受けて、みつもりづくしの4日間を過ごす者もいる。

小山功

大阪南校名古屋校を担当。

  • 数問プリントに解答を載せていたが、問題をスキップすることはなく全問きっちり解説してくれる。
  • 毎日、その日に扱った問題の類題と解説のプリントを配布してくれるが、これらは三森司先生の研究問題にも劣らないとの声も。
    • 2020年度から配らなくなってしまった教務の魔の手が及んでいる
  • 延長はあまりない。最終日は時間を余らせて終わったこともあるとか。
    • 昼休みを短縮して早めに終わらせてくれたりする。
  • 数IIIの問題で立式後の計算が非常に重たいものについて、東大阪大志望者は計算練習もしてほしいが、京大志望者は立式までで良いと仰っていた。立式に至る過程はよく復習するのが良いとのこと。
  • 駿台数学科の若手トップと言われるだけあり、全体的に高水準でまとまっている。
  • 米村明芳先生、杉山義明先生、三森司先生の担当が目立つが、日程が合えば師での受講も検討してみても良いかもしれない。

後藤康介

大阪校を担当。

  • 順序立てられた解説で数学が苦手な人にも理解しやすい授業が特徴。
  • 求められる学力水準は他の講師と比べてあまり高くないため、現役生や数学が苦手な生徒も受講を検討しやすい。
    • 但し、数学が得意な生徒の中には物足りなさを感じる者もいるかも知れない。
  • 授業スタイルは通期とあまり変わらないので師のページを参照。

八木祐一

上本町校広島校を担当。

  • 通期の授業と変わらず分かりやすい説明をしてくれる。
    • 通期の担当である生徒は無難な選択肢か。

松永光雄

名古屋校広島校、映像授業を担当。

  • 『問題見てきたけどむずいわ笑。もし予習段階で全問できたならたいしたもんや。もちろんできない問題があっても悲観する必要はないし、しっかり復習して身につけていただくのが一番ではないでしようか。』
  • §による拘束がない、難易度の高い問題を扱うので師の真価が大いに発揮される。
  • 師の口頭説明での方針や発想はごく自然なもので、今までしっかり勉強して定石が頭に入っている者ならば置いていかれることは全くない。
    • この口頭説明が本質的なところでもあるので適宜メモしよう。
    • 師の言うところのドヤ顔解説と呼ばれる、常人が発想するのは厳しいかもしれないという内容も別解や参考で示してくれるところもある。
    • 高卒前期や高3S以下の現役クラス、数学ⅠAⅡBⅢの完成ほどは黄色チョークでの要項の板書はされないが、それでも大切なところは板書で要項を書いてくださる。
  • 師の授業を通期で受けていたものにとっては軽いダイジェストかつもう少し高級な(≠天才的な発想)知識やアプローチの仕方などを学べる。
  • 通期と同じように全速力の板書で別解も適宜提示しながら解説なさるので学べることが非常に多いが、時間内に全問の解説を終えてくるのでさすがである。
    • 2019年度は時間が余ったため、難しめの体積問題を追加された。
  • しかし、いくら師の解説が丁寧とはいえ講座自体のレベルが非常に高いので、共通テスト対策に余裕がある、2次試験の配点が高いかつ数学がある程度はできないと(≠苦手・普通でない)厳しいかもしれない。
    • 映像講座として取れば共通テスト後でも視聴できるため、時期的に余裕のない人はそちらをおすすめする。
    • 数学の実力的に余裕のない人は数学ⅠAⅡBⅢの完成では後期の数学XS数学ZSの授業より少し丁寧で高3の授業より少しレベルの高い授業を展開されるのでそちらをおすすめする。こちらでは要項の板書も増えるのでより通期のダイジェスト版となるため、多少苦手な人でも十分ついていける。
  • 冬期講習における2次試験向けの全講座に言えることではあるが、復習は共通テスト後にしっかりやれとおっしゃられていた。
    • 共通テストの重要性を説き、今日習ったことはおうちに帰って一回ざっと復習したらまずは共通テストを優先すること、本格的な復習は共通テスト後にしっかりやることと何度もおっしゃられていた。
  • かなりタフな問題が集まっているが、このテキストを一通り復習したらかなり力がつくとおっしゃられた。
    • もちろん他にも話題にできることはあると前置きした上で網羅度が高いともおっしゃられていた。

吉田浩二

福岡校を担当。

  • 2021年度より担当。

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