桜井博之 のバックアップ(No.9)


桜井博之(さくらい ひろゆき)は、駿台予備学校英語科講師。現在関西英語科の主任。大阪南校校長京都南校大阪校大阪南校神戸校に出講。講習期間は京都校にも出講。

経歴

授業

  • ピンマイクを左手で持ちながら授業を行う。その際、肘は肩と同じ高さのまま維持されている。その姿が松浦亜弥っぽく見える人もいる。
  • 授業を始める時は「さあ、〇時間目頑張ろう」と言いながら壇上に上り、マイクを持って首を180度振りながら「はいみなさんおはようございま~す/こんにちは~」と言う。
    • 通称「火炎放射」。
    • または「ブレス」
  • 板書なさる時ノートを持たないことから英文、内容等を覚えるところまで予習しておられる。
    • 講師室では隅々まで予習している師を見かけることが出来る。
  • 英単語を語源から教える教師の一人。
  • 主に読解系の授業を担当。
    • 読解系の授業は駿台関西地区においては最高レベルのクオリティーであり、中上位層からの支持が厚い。
  • 英文読解における対比と言い換えを重視する構文解析は見事の一言に尽きる。が、英語構文のような一段落しかない題材文ではあまり発揮されず、残念である。
    • 対比や言い換えなどの文脈上の繋がりに注目する師の読解法は、関西英語科の多くの講師が採用している。
    • 但し、師は英文読解で一番大切なのは内容を整理しながら読む事で、対比や言い換えはそれを円滑にする道具に過ぎないと考えておられる。従って、英語科の授業の大部分が合わないとされている竹岡信者からの支持も熱い。
    • 授業で扱う文章の文脈、構文、単語に至るまで、その英文から学べることは全て教えてくださる。
  • 「君達が将来家庭教師になった時に中3や高1の子に教えてやってくれよ~。」等と話しながら重要事項を解説されることが多く、生徒の大学入学後の事も考えながら授業をなさっていると思われる。
  • 講習会で偶に英作系の授業を担当することもあるが、これも中々のハイクオリティーである。
    • 対比と言い換えをフル活用して和文の内容を解析する。
    • 実際の入試で使える表現からハイレベルな表現まで多くの英語表現を挙げる授業を展開。
    • その際挙げた表現の内でどの表現が入試本番で使える表現かも教えてくださる。

質問

  • 質問対応は良い。
    • ただ読解系テキスト和訳の添削は授業が終わってからでないとしてくれない。

板書/プリント

  • 板書が見にくく、高速なため不満を漏らす生徒は少なくない。師の授業の唯一の欠点とも言える。
    • 板書は手早く取ること。あとで読めさえすれば良い。また、板書以上に大切なことを沢山おっしゃっているので、聞き逃さないこと。
    • 板書だけだと後から見て解読不能になりやすい。口頭の説明をよく聞き、メモをしっかり足しておくこと。
    • 板書が解読不能にならないうちに復習を行うこと。改めて清書しながら復習を行うと、読みやすいメモが残って後の復習にも役立つだろう。
    • 板書を取る際、行始めは5文字分くらいの余白を設けておくべき。また、行間を沢山(少なくとも5、6行)取ること。
    • メモを取る際、構成を失敗するとスペースが無くなり、グシャッとなってかなり見づらくなることがよくある。
    • "{}"を多用するが "}"で閉じる度に字が下がる傾向がある。読みづらいので、板書する時は "}"で閉じた後字の高さを元に戻しておこう。
  • 授業中にノートを完成させたい場合、ノートの見開き2ページいっぱいに板書事項を書くと良い(これは師自身が最初に推奨してくる方法)。
    • レポート用紙・ルーズリーフの場合、師は紙を横向きにして書く方法を推奨する。
    • 英文読解S』なら板書内容はB4サイズ(B5ノート見開きサイズ)の白紙1枚両面に収まることが多い。
    • また、構文分析用の色、対比や言い換えを示す色、語源のメモ用の色・・・など役割に応じて色ペンを使い分けると割と見やすくなるようには思う(無論、ノート構成次第なのだが)。
  • このことについてアンケートで度々書かれているようだが、改善されない模様。
  • 特に終講間際の授業はヤバイ。
    • 油断すると知らぬ間に板書が進み、ノートをまとめていると板書が消えている。
    • また速記するためか字が小さくなる。
    • だがそれでも授業の質は下がらない。
  • テキストに直接書き込む形での解説をして、易しい所を軽く済ますこともあるので、予めテキストのコピーを取っておき、そこに書き込むと良い。
  • 授業中に書く、英文を分かりやすくするためのイラストが分かりにくいことが割とある。なお自ら「分かりにくい絵」と言ってしまっている。
    • しかし師は自身の授業でそのイラストが一番重要だと言う。
    • なので師のイラストを板書する時は何を書いているかについて少しメモしておくと復習の時に分かりやすい。

担当授業

通期

《2018/出講表》

曜日校舎
月曜日大阪南校
火曜日神戸校
水曜日
木曜日大阪校
金曜日京都南校
土曜日
通期
オンデマンド・サテネット講座

担当なし

英文読解S

  • 構文と文脈上の繋がりの説明を中心として、訳しにくい所では訳し方の説明をし、単語の意味や文章の内容はイラストを使って解説する。最後にパラグラフ毎に内容を整理し文章に題名を付けて終わる、というような授業の展開である。
春期
オンデマンド

阪大英語

  • 講習では上位講座を担当するが、特にこの講座の評価が高い。
    • しかも活き活きと授業して下さる。
    • 阪大の問題は1つが京大タイプ、もう1つが難関国公立の標準型の問題で構成されているため、どこに出願するか、どれを取るか悩んでいる時は一考の価値有り。
I期
II期
オンデマンド

その他

人物

  • 授業、人格の両面から英語科の枠を超えて西日本駿台で最高峰の人気を誇る。
    • 特に難関大学、医学部志望者からの支持が非常に厚い。
    • 関東英語科の久山道彦先生は「(清廉な人格と十分な実力を含め)心から信頼できる先生」として称賛を送ってらっしゃった。
      • 二人は京都校での元同僚だそうで、久山道彦先生の方が後輩であるとのこと。
      • 久山道彦先生「本当に、心から、尊敬できる、先輩、なんだわぁ。」
      • 師が京大系のイベントなどで関東に赴く際、久山道彦先生は師に必ず挨拶に行っているらしい。できない時は教務に「よろしくお願いします、と伝えておいてくれ」と言うほど。
    • 表三郎先生の信者「サブラー」ならぬ「サクラー」がいるとされる程。サクラではないから安心されたい。
  • 「さあ、」をよく言う。
  • 生徒全体に対する呼び方は「みんな」。
    • 「はいじゃあ、みんな、ここちゃんと知っといてねー。」
  • 受験期に貼り出される激励メッセージの字は、普段の板書と同一人物が書いたとは思えないほど綺麗である。
  • トップ講師だが大物感はなく、関西弁を話すタクシー運転手という印象。
  • 優しい口調なので授業内容が心に染み渡る。
  • 性格が清廉で、とにかく良い人。
    • 授業の始めに生徒を励ましてくれる。
    • やる気が出るのでちゃんと聞こう。
      • 「じゃあ講習1日目、頑張っていこー!」
      • 「はいじゃあみんな、今日も頑張ってね。」
      • 「はい、じゃあみんな2時間目も頑張っていこか〜。」
  • 音楽や野球、フランス語に造詣が深い。
    • ラテン語やギリシャ語にも知識が長けている。
  • 世界の情勢に詳しく、「マジレス」などの若者言葉もよく知っている。
    • "content"の説明で、「オワコンの"コン"」と説明されていた。
  • カラオケも好きらしい。
  • 少し顔がナインティナインの岡村に似ている(身長も)とか似ていないとか・・・・・・。
    • 元中日ドラゴンズ監督の高木守道にも似ているかも。

テキスト/模試作成

阪大入試実戦模試

  • 解答速報も執筆されている。
  • おそらく阪大っぽい英語の問題を作らせたら駿台関西英語科で師の右に出る者はいないだろう。
  • その影響か『英文読解S』のテキストでは阪大英語の第一問がよく出て来る。

京大・阪大の両青本

  • 他の過去問集の簡素な解説とは違い、授業を再現したような詳しい解説がなされている。師がどのような授業をするか知りたい人は青本の解説を読んでみると良いだろう。
  • かれこれ20年以上執筆を担当されておられるようだ。

著作

学習参考書