前田春彦 のバックアップ(No.5)


前田春彦(まえだはるひこ)は、駿台予備学校古文科講師。大阪校上本町校神戸校名古屋校に出講。

経歴

  • 京都大学文学部文学科(国語学国文学専攻)卒業。
  • 1979年、京都大学大学院文学研究科修士課程(国語学国文学専攻)修了。
    • 修士論文「龍草廬論序 古文辞学からの脱出」(1978年度)

授業

  • 午後であっても挨拶は「おはようございます」。
  • 「こうやって読むんだよ」と教える授業が特徴。「古文の読み方」を教えてくださる。
  • 文法中心に読解をし、スタンダードだがハイクオリティーの授業を展開する。
  • 説明問題等では解答を作る際のメモ書きを黒板で見せてくれる。
  • 常に「見ながら・確かめながら」読むことを徹底させ、『京大プレ文系古文』・『京大プレ理系古文』や『高3スーパー国語』などテスト演習がある授業では、テスト中に『古文重要事項』や事前配付の単語プリント、電子辞書等を利用させて解答を作らせる。
    • 師曰く、常に資料を参照するのは大学で研究をする人間にとっては基本のことらしい。
  • 師は授業を受けることを「お料理番組を見る」ことに例え、授業を受けるだけでは成績は上がらないため、自分で手を動かす作業をしながら解法を身に付ける必要性を強調される。
  • 理系のクラスでは、「見ながら・確かめながら」を「(化学などの)実験」に例え、マニュアルを参照しながらすることが、正しい方法・知識の習得に繋がることを強調される。
    • 問題文と『古文重要事項』を行き来しながら授業を進めるので、問題文に『古文重要事項』のページをメモしておくと復習しやすい。
  • 上位層からの支持が厚く、主任の二宮加美先生と人気を二分している。
  • 口調は眠たい。鼻濁音で発音しているように聞こえる。フォークソングのグループにいそうな穏やかな声をしている。授業中寝ている生徒もちらほら。
  • 最初の内は読解作業ばっかりで単調に思えるが、次第に良いと感じられるようになっていくスルメ型の講師。
    • 実際師の授業を1年受けて古文の成績が劇的に伸びた生徒も。
  • なので、通期で師の講座を取っていない人は、講習で師の講座を取ると師の読み方に慣れるのに苦労するかもしれない。
    • 逆に通期で師の授業を受けてきた人は講習等でも「ここにこう書いてある」から始まり、ノートの取り方など一連の話をするため最初は少し退屈かも。
  • 古文重要事項』の著者でもあり、これをこよなく愛しており、何ページのどの位置に何が書かれているかを全て覚えている。
    • 「チェックする回数が多ければ多いほど頻出ってことだから、そこから覚えていけば大丈夫だよなぁ。」
  • なので師の授業を受ける際に『古文重要事項』は必携である。
    • 古文重要事項』を忘れたり、違うページを開いている前列の生徒は絡まれる事がある。要注意。
  • 自身のホームページがある。
    • 源氏物語の全訳や、夏期講習の『これで分かる!和歌のポイント』のテキスト作成時に調べた和歌のことについてや、自身のフルートについてなどを書いている。
    • 通期授業ではこのページを見るよう度々言う(実際古文学習にはかなり役立つので見て損はない)。
      • 「見てね、です」
    • 源氏物語の全訳は週3ペースで1回15年かかるらしく、2017年現在は11年前から2周目をしているらしい。

質問

  • 質問対応は良い。
    • タブレットを持ち歩いており古語の意味や古典知識、過去問のデータなどを調べる時によく使う。質問に行けば、見せながら説明してくれたりする。

板書/プリント

  • 板書はあまりせず、そのまま写すのは推奨していない。
    • 単に黒板を写すだけなら授業が終わった時に携帯で撮れば良い、とのこと。
  • 字は読みやすい。
  • 初回には、基本的な助詞や敬語の訳し方、勉強法などが記載されたプリントをいただける。
    • 授業中に参照するよう仰ることもあるので、古文重要事項と合わせて持参すること。
  • 授業毎には、教材の単語を抜粋したプリントをくださる。
    • 詳しく解説してくださっている。師の長年の指導によるデータベースによるものである。

担当授業

通期

 
 
 
 
 
 

春期講習

夏期講習

 
 
 
 
 
 

冬期講習

 
 
 

直前講習(Ⅰ期)

直前講習(Ⅱ期)

 
 
 

イベント

 
 
 

人物

  • 国文学者。
  • 元駿台関西古文科主任。
  • 正真正銘の研究畑出身らしく、知識量・古文との向き合い方をはじめ、授業で提供されるモノは一級品。
  • その異名「古文の仕掛人」の名に違わず複数のテキスト、模試、演習の作成に関わっている。
    • 初回授業の話によるとEXコース認定試験などの答案にも目を通しているようである。
  • 高卒通期の『古文(センター対策)』と『古文TK』と夏期の『これで分かる!和歌のポイント』(クソしょうもないダジャレとか言ってはいけない)のテキストも作成。
    • 2015年の京大文系の文章と同じものが取り上げられていた。
    • 他教科を含め、多くのテキストの冒頭の注意書きが「はじめに」と書かれている中、師作成のテキストの冒頭文は「まえがき」となっているのはやはり・・・。
  • 現代文の神である中野芳樹先生と合わせて「ヨシヒコ」と言うとか言わないとか。
  • 笑点の2代目の司会者ではないし、最近某クイズ番組で活躍して話題になっている、若かりし日に某有名ラグビードラマで主演したベテラン俳優でもない。
  • 目を剥くのが大好きなキュートなおじさん。
  • 男子を「お兄さん」、女子を「お嬢さん」と呼ぶ。
  • 変人+ラスボスオーラ満載でいつも楽しそうにしている。
  • 生徒に対しては淡々とした態度である。
    • センター試験が終わった直後で出願校を気にしなければいけない時期に、「まぁダメであればまたここ来れば良いし」や「諦めれば良いんじゃない」等の突き放す発言をする事がある。
  • 過去の文章を読んでいるくせに過去を語るのが嫌いらしく、出自は殆ど語らないが、偶に話してくれたりする。
  • テツandトモのテツに顔が似ている。
  • 中国で日本語を教えていたことがあるらしい。
  • 既婚で奥さんがいるそうだ。
  • 実はフルーティストらしい。(駿台文庫の著者紹介参照)
  • 実力はオジサンの趣味のレベルを完全に超えているほどだと自ら評している。
    • 京大のオーケストラでフルートを吹いていたんだとか。
    • 夏期講習で午後から夜9:00まで授業のある日の午前中、フルートのレッスンを受けている時にフルートの教師(師より年下)に午後からずっと駿台で教えなければならないことを言うと、教師に「よくそんなに体力ありますね。」と感心されたのだそうだ。
    • 神戸校に出講時は、空きコマでフルートの練習に出かけたりしている。
    • YouTubeで師の名前を検索すると、『アヴェ・マリア』をフルートで演奏する師の姿を見ることができる。
    • 師のやる通りに古文の復習をすることの大切さを上記したフルートのレッスンに例えて言う。
  • 模試問題の本文をマーカーで文法分析した紙を担当クラスの教室に掲示してくれる。
  • 授業などでは滅多に公言しないが阪神タイガースのファンである模様。
  • 「ここに書いてある」という文言を自身の執筆するものには必ず記すので、特に模試の解説など誰が書いたのかが一瞬で分かる場合がある。

テキスト/模試作成

京大入試詳解シリーズ

  • 「問題作成者(=自分)に直接質問出来るから」という理由で青本を推奨している。
  • ただし師の記述解答には関東駿台の京大古文の裏ボス秋本吉徳師をはじめ批判の声もある。

語録

  • 「はい今日の大事。」
  • 「話のタネは」
  • 「活用表ビューン!」
  • 「マーカーギュゥッ!」
  • 「助動詞くるりん。」
  • 「はい切るよー、連体形の下でスパッ!」
  • 「チョーン!(アクション付き)」
  • 「下から上がってよいしょ!」
  • 「ふむふむ、なるほどってなったら、すぐに復習しなさいや↑。」
  • 「ここにこう書いてある。」
  • 「語順そのまま、構文変えずちょっと手直し。」
  • 「こういう仕掛けになっている」
  • 「お稽古しましょう。」
  • 重要事項〇〇ページ右下」(覚えていらっしゃる)

著作

学習参考書