雲幸一郎 のバックアップ(No.2)


雲幸一郎(くも こういちろう)は、駿台予備学校数学科講師。元SEG物理科講師。東大進学塾エミール数学科主任講師。2号館,3号館,市谷校舎,池袋校,吉祥寺校,名古屋校に出講。

経歴

  • 1963年12月6日、滋賀県生まれ。
  • 1982年3月、創価高等学校卒業。
  • 1982年4月、東京大学教養学部前期課程(理科一類)入学。
  • 東京大学理学部数学科卒業。
    • 学生時代の専攻は代数幾何学、指導教官は川又雄二郎。
  • 東京大学大学院理学系研究科修士課程(数学専攻)中退。

関西での担当授業

授業

  • 高級な内容よりも数学の本質を突いた、かなり自然な発想やその発想に至るコンセプトを教える授業で知られている。そのため東大/京大/東工大/難関大医学部の層からの信頼は絶大である。
  • 「数学は暗記だ」というパターン暗記の考えは師の考えと対立するものである。
    • 例えば学校では暗記で括られがちな解と係数の関係についてもどうしてそうなるかを説明する。
    • チャートなどの市販問題集でほとんど見かけないタイプの問題が出てくる度に、「見たことがある・ないで問題を判断してはいけません。」と何度も念を押す。
    • 授業中度々出てくる言葉が「○番の問題は△番の問題と同じなんですよね」、「これらの問題が全て同じ問題だと思えないうちは出来てないんです」。
      • ここで言う「同じ」は、本質や根本が同じということである。本質的には同じであることを見た目が違うからというだけでパターン暗記によって別々のものだとして理解する生徒があまりに多いが故の発言である。
      • この発言の前後の説明によって多くの生徒が自分の認識の甘さを痛感する。
  • チョークは基本白のみ(もちろんたまにカラーも使う)で、文字は大きめ、だいたい板書は2〜3分割りぐらい。
  • 答案の書き方にこだわり、(注)として答案で必要な部分を抜粋してくれる。
    • 意外に思われるかもしれないが、口では「本当はこんな板書要らないと思うんだけどね」「この位は気付けないといけません」等とは言いつつ書いてくれる。
    • また、基礎的な計算が必要な場合も怠らずきちんと解くよう勧めている。
  • 予習しないでその場で解きながら解説する。
    • なので、たまに計算ミスをするととても挙動不審になるが、意外ときちんと「ごめんなさい」と謝る。その後しばらくは毒舌も影を潜める。
    • とある文系クラスで、自身の授業の「予習」について語られた。
      • それによると前日に「予習しなければ」と言ってテキストを開いて(稀に線を書き入れて)鞄にしまう。そして、授業前にテキストに付箋を貼って「授業を、すぐに始められるようにする」事が予習の1番のポイントのようだ。(そしてクラスの全員に見えるように、くたびれた付箋紙がページの端に貼ってあるだけのテキストを笑顔で見せて下さった。)
    • 鹿野師の話によれば雲師は「授業前に解いてしまうと授業中に余計なことを言ってしまいがちになります。」という理由でその場で解いているそう。
    • その場で必死に解いているとき=生徒に厳しいことを言っているとき(by大島師)
    • 尤も、大抵の教材は多少の変化こそあれ毎年複数のクラスで繰返し授業しており、またそもそも師自身が編集に携わっていることも多いので、ほとんどの問題は初めから頭に入っているようである。
    • まれに、時間のない授業(二次・私大演習など)では、計算時間の短縮のため事前に問題を解いておくこともあるそう。
    • ちなみに、予習してある時の方が、していないときより板書の誤植が多い。多くが写し間違いに依るものであるようだ。実際、講習会の板書ミスの多さはなかなかであった。これでは予習の意味が無いのではないのか...。
  • 師の授業を取った者については居眠り・遅刻は禁忌である。
    • 授業中に前方のドアから入って来た生徒がいて、その生徒に蹴りを入れた(通称「雲キック」)ことがあるぐらいである。
    • 雲キックは他講師からもネタにされることがある。大島保彦師「僕は寝ている生徒がいてもキックをするとかそう言うことはしませんからね。」
  • 毒舌なことで駿台内外で有名。具体的な内容等は下記発言録を参照。
    • 通常授業では、浪人生に対し直接に馬鹿にする発言を時にするが、これは師なりの愛情であり生徒の奮起を期待するものである。厳しい言葉は浪人生にとっては耳が痛いものだが、なんだかんだいって師のおっしゃることは至極正論である。
      • また、そういうキャラだと割り切って楽しんでいる人もいる一方で、やはり本気で憤る者も多数いる。
      • 最近はレベルの低いクラスでの授業では毒舌を言わないことが多いようだが、レベルの高いクラスだと相変わらず厳しいことを仰っているようだ。
      • 鼓舞という点ももちろんあるのだろうが師なりのギャグの面もあるように思われる。毒舌を繰り広げているときに笑うとその人を見つめながらにやにやしているため。ギャグにしては少し手厳しい。
    • 講習になると、いつもの”毒舌”は影を潜め急に優しくなる……のは昔の話、ここ最近の講習では普通に毒舌もある。また、季節講習の『東大理系数学』では東大の凄さを授業内で強調する。
    • 声が小さいので案外師の毒舌はサラッと言ってるように感じる。
      • 小声で理系を煽ってくる、なぜ数学の出来ない人が理系を選ぶのか煽ってくる。しかしながら、出来ない人は文系に行くんですという結局文系も理系も煽られているのは変わらないようだ。しかしながら、それも含めて精進しろという愛である。受け止めねばならない。
    • しかし、現役から浪人までいる生徒によると、年々毒の威力は弱くなっているらしい。
    • 師に対する非駿台生のアレルギーは凄まじいようで、ネット上に飛び交っている師の噂を全て鵜呑みにしているようだ。
    • なお、「こんな問題解けなくては...」という毒舌発言が多いように思われがちだが、一方で後期テキストを中心に、本当の意味での難問に対しては「これは難しいです。解けた人はほとんどいないと思います。」などとおっしゃり、どういう点が難しいのかまで的確に指摘して下さる。
    • 師ほどの頭のいい人が、できない人の存在を理解していること自体が有難いことかもしれない。
  • 一方、たまにニコニコしながら解説することもあり、可愛いとの声も。
    • 茶目っ気故かは分からないが、授業中、ちょっとした雑談を挟むときにとても楽しそうな顔をしている。厳格な師に見え隠れするギャップに可愛いと評する者もある。
  • 自分の頭で考えようとしない学生・自ら手を動かさない学生には大変厳しい。
    • 少し考えれば判るような質問をすると「そんなのも判らないの」と受講生を非難する。
    • これは「受験本番は、講師が横で補助できないのだからあてにせず、少しは自分で考えてみなさい。」というこころ。
    • 非難するのは、東大等の難関大学あるいは医系などの難関学部を担当することが多い影響もある。
    • 勘違いされがちだが、自分の中で疑問点を整理した真っ当な質問であれば別に突っぱねられるとかはなくしっかりと答えて下さる。
  • (小林俊昭師ほどではないが)チャイムが鳴ってもすぐには来ない。
    • にもかかわらず師の授業は2~3分早く終わってしまうことがある。もちろん手抜きなどはしていない。
      • また授業中にこのことに関して本人の口から語られたところによると、「(チャイムが鳴ってから講師室を出る)師匠」である福井紳一師が席を立つまでは椅子を立たないようにしているのだとか。
      • またチャイムが鳴ってから講師室を出て、また終了チャイムは講師室で聴かなければならないと奇論を、いつもになく満面の笑みで紹介していた。
      • 終了時刻に関しては「師匠」を見習う気はないようである。
    • ある授業で5分遅く来て、5分早く帰って行ったことを大島師がネタにしていた。
    • 電車が遅延した際、10分以上遅く来たこともある。
    • 授業は基本的に延長せず50分以内で終わる。文科省・浪人制度などを批判しながら、時間内に高度な授業を行えるので、器用である。
    • 大島保彦師曰く「省エネ講師」。
  • 円を描くのが苦手のよう。しかし楕円は綺麗。
    • とは言いつつ、2017年10月のスーパー東大実践講座において、描いた円はとても綺麗であった。
    • ある時、文系クラス大島保彦師と霜栄師の三人で、黒板に円を描く対決をした。その際、霜師の円を見て「こんな円は授業で使えません」と笑顔で批評していた。その後、2人の講師が去った後の授業でも、得意げな顔で円を黒板に描き、その度に教室は笑いに包まれた。
    • 放物線は本当に綺麗。なお描く際に息が荒くなることが多い。
  • 語学を含め、数学とその周辺の教養的なことも知っておられるようである。
    • 外来語の発音にある程度拘りがある模様。θを「スィータ」と発音したり、Cauchy-Schwarzの不等式を授業で最初に解説するときに、「”シュワルツ”という発音はありえません」、「”シュバルツ”よりも”シュヴァルツ”の方が近いですけどね」、de Moivreの定理のときも「この人はもともとフランス人ですからね、”ド・モアブル”よりも”ド・モワブル”の方が近いと思うけど」とおっしゃったり。
    • よくよく聞いていると添え字の3を「スリー」ではなく「three」と発音しているような気が。
    • 解説の途中の一部雑談のような部分では、定理や用語・記号の意味を解説する際にその成り立ちや語源から、「どう意味を捉えるべきか」を指摘したり、日本語訳されたものが誤訳であるとか、逆に優れた意訳であるとか指摘することもある。もちろん、たまにではあるが。
  • 高2クラスを長年持ち続けている。駿台に限らず、その予備校の人気講師が高2クラスをしかも長年持つのは珍しい。森師や小林師はサテネット以外ではほぼ持たないはずである。
    • その高2クラスにおいては、毒舌はあまり見られない。
      • せいぜい「今はまだ難しいとは思いますが、来年には解けないと、もう志望校を・・・、文転を・・・、」くらいである。
      • 逆に言えば、今のうちにやっておけという指摘である。
    • 駿台に限らず数学科の人気講師の人気授業というのは基本的には「難問の解説」に充てられる事になる。勿論小林隆章師のように基礎にかえって教えて下さる方もいるが、あくまで目標は難問の解説である。そんな中、高2スーパーαクラスにおいては、微積分を基礎の基礎から教えてもらうことができる。
    • 微積分公式においても公式の暗記をできるだけ排除し、頭を整理して論理的に計算を導出していくよう主張しており、部分積分の計算などの解説が非常に丁寧である。これは、(計算過程に多くの時間を割ける)高2クラスならではだろう。

人物

  • 小林隆章師、森茂樹師と並び、駿台数学科を代表する講師である。そしてここの記事で多くを語る必要がないほど、今日の受験数学界で最も名の知れた講師と言える。
    • 講習は毎年締め切りが発生し、いくつかは増設が成される。
    • 大学への数学』の常連執筆者である。年ごとにテーマを決めて毎月連載している。
    • ネット上のコラージュ写真数では駿台講師の中で随一。ただし大半が雑コラ。
  • 駿台のみならず予備校業界でも有名な存在ではあるが、古文科の田畑千恵子師は恐れ多い存在である。あるとき、「私立文系は大学ではない。」と爆弾発言をしたところ、田畑師から詰め寄られたそう。
  • 受験生時代から秀才でならしていたことで知られる。
    • 高校課程までの数学の学習を終えるのに、「中2まで」かかってしまった。その際チャート式を使って勉強しており、ほとんどの問題は解けたが、解けた問題でも3,4題に1題は模範解答を書き写していた。(大島師談)
      • 「モーツァルトでさえハイドンを模倣し、雲Kですらチャートを書き写した」
    • 受験生時代は各予備校の模試や『大学への数学』の学力コンテストで満点を連発。常に全国順位表に掲載されていた。
      • 師と同年代の大数読者で、“創価高校の雲”を知らない者はいない。
      • 大島師によると、受験生だったころ、学力コンテストである時帰ってきた答案の添削が素晴らしく「この学コンマンはなかなか見込みがある」と思ったとのこと。ちなみにその学コンマンは若き日の森茂樹師であったという。
    • 自身が東大理一受験をした際、数学を全問正解し、更に別解を添えたという伝説があるが、これは事実ではない。ただし、慶應大学医学部を受験した際には「時間もスペースも余っていたので別解を3~4個書いた」ということが本人の口から語られている。
  • 東京大学の入学試験の数学では6題完答を達成した。
    • つまり、昭和57年数学理科の第一問を完全解答した。が、この年の共通一次では漢文で0点を取っているのである。これは大島師にネタにされている。
  • 長岡亮介師同様、理三入学とガセを流す狂信者がいる。
  • 語尾に「ね」をつけてしゃべることが多い。「この問題はね、ほんとにちょろいんでね」
    • 少しこもった声で、語尾も特徴的でまねしやすいのか、担当するクラスでは、少なくとも一人は師の真似が異常にうまい生徒がいると言っていい。
    • 授業の挨拶だけでも「はいそれじゃあね、今日もね、頑張って勉強しようと思いますね。」と「ね」を多く聞ける。
  • 栗色の髪の毛で、眼鏡を掛けていらっしゃる。髪の色と若干まるっとした小柄な体型のせいか、一部方面からは「小動物みたいで可愛い 」という意見も。
    • 最近はもみあげのあたりに若干白髪が混ざりつつある。
    • リスっぽいと形容する生徒もいる。
    • 元ドリフターズの高木ブーに似ているとも、日本共産党の志位和夫には顔も喋り方も似ているとも言われる。あるいは、元経済産業相の世耕弘成の方が似ているかもしれない。
      • 志位和夫は師に似ている割に数弱であると駿台生からネタにされることがしばしばある。
  • たまに舌を出し、自分の唇をペロッとひと舐めすることがある。これを見た人は幸せになるらしい。
  • 声は、俳優でナレーターの森本レオに似ている。意外と聞き取りやすい綺麗な声をしている。
  • 毒舌であることは有名だが、実は話し方はかなり丁寧である。
  • 生徒には厳しいが、講師や職員に対しては意外と茶目っ気もあって社交的らしく、そのため様々な講師に話のネタにされている。主任級の講師の中では最も若いため、少し生意気な後輩的な立ち位置にいるようだ。
    • 質問に来る生徒を小馬鹿にする態度も多く見られ、一部の講師、職員からはよく思われていないのも事実である。
    • 森師と一緒に帰ることもあれば、小林師と食事を共にすることもあり、駿台の上位コースを仲良く運営されている。
    • また安田亨師とも仲が良く、シーズンオフには家に遊びに行ったことも有るそう。
    • 小林俊昭師ともよく話すらしい。コバトシはよく話のネタにしている。コバトシの弁当を隠してからかったりもするらしい。
    • 竹井幸典師の雑談にも登場することが。
      • 「数学はセンスなんですよ…こういうこと言うと雲さんに怒られるんですけどね、生徒が勉強しなくなるって。」
    • 物理科の笠原邦彦師は「あんな風に見えて意外と子供っぽいんですよね・・・」と述べていた。また、講習で延長して授業の開始を遅らせてしまうとかなり怒られるらしい。
    • 化学科の吉田隆弘師も、軌道モデルの解説の際に名前を出したことがある。(弟の雲孝夫師のことかもしれない)
    • 霜栄師・霜康司師兄弟同様、雲幸一郎師・雲孝夫師兄弟としてよく大島師の雑談のネタにされる。(大島師曰く、人間性の良さのランクは「雲幸一郎>霜栄>>>雲孝夫・霜康司」。不等号のどちら側が人間性が良いことを示すのかは読者の判断に任せる)
    • よく大島師や霜師などのマイクや教材を授業前に隠す。だが大抵耐えられず、自分から「そのままだと授業で困りますよ」とか、両師が話をしているところに割って入って「お話中失礼ですが霜さん、教材はありますか」など言って自分からバラす。
    • お茶の水の某文系クラスでは、前期・後期に一度ずつ大島師と霜師が、断りなく乱入してくるのが、恒例になっている。上記の円を書く対決もこの乱入時のものである。
    • 古文科松井誠師とは大学の同期。
  • 師の毒舌の対象は同業者や文科省(下記参照)等も含まれる。生徒にのみ厳しいわけではない。
    • 一方で、森茂樹氏・長岡亮介氏・米村明芳氏などには褒める発言も見受けられる。
  • 講師との会話の中では珍発言も見受けられるようである。
    • 「(何歳まで仕事をするか、という話題の際)僕は120まで教えるつもりですよ」(某S師談)
      • この発言に対し森下師は驚愕していた。ちなみに森下師はお金があれば今すぐにでも講師を辞めたいらしい。この発言の後にはお決まりの「あれ、ちゃうんだっけ」
    • 「昔空飛べたんですよ(真顔)」
  • お酒が入ると普段とは打って変わって、森茂樹師と共にマイクを離さないのだとか。(大島師談)俄には信じがたい話である。
    • 師のその年の流行の音楽の把握度合いは、大島師が「人間ジュークボックス」と形容するほど。
  • 乃木坂46のファンではないと自称しておられるが、メンバー全員の顔が分かるのだそう。ということは、加入してまだ1年の3期生(2019年1月現在は加入して2年半)まで把握していることになるが、これでファンでないとしたら一体何なのだろうという疑問が生じる。
    • そろそろ4期生の顔も覚えたのだろうか?
    • 霜栄師「だってこの前、乃木坂駅を通った時だけすごくニヤニヤしてたもんね。」
    • 本人曰く「こういうのは自然と身につくものです」
    • 天才とオタクは紙一重なのか。言われてみると秋葉原にいても不思議では無い。
  • 苗字の読み方は「くも」であり決して音読みではない。
    • 外部生や初めて師の授業を受ける生徒からよく間違えられる。
    • 実際に読み間違えた生徒に大島保彦師は「そんな読み方したらうんこ ういちろうになるだろうが」と突っ込んだ。
  • 2015年夏期の東大理系数学では,「文系出身の英語科の大島先生でさえ,予選決勝法を覚えていると言っていました。当然皆さんもできなければいけません。」と仰った。
  • シンポジウムで大島師、霜師と3人で大勢の前で講演した際、師が「この問題どう解きます?」と聞き、霜師:「(ルートがついてるから)二乗かな?」、大島師:「俺もそう思う」と2人が答えたところ、師:「お二人とも正解です。文系を選んで。」(師の解法と違ったため)
  • 文部科学省を痛烈に批判する駿台数学講師の筆頭である事は有名である。
    • 「どうして皆さんがこのような問題の理解ができなくなったかと言うと、これは文部科学省が悪くてね、(以下略)」と仰り、教える順序が変わったために生徒の多くがしっかりした理解が出来なくなってしまったこと等について言及する。
    • センター試験の数学についても猛烈に批判する。数学は答えでなく論述こそ大事と考えるためである。
      • 「この問題をちゃんと理解しているかは論述でないと試せないですよね。センター試験じゃそういう判断が全くできない。相手の力(誘導)を借りて解くのですからね。日本の数学教育の最も悪い点です。」
      • 師曰く、センター試験は学力がない人やその問題が本当は分かっていない人でも点が取れてしまうことがあるという。必要十分条件の誤った認識がされるようになった事もセンター試験がもたらした弊害の一つであるとのこと。
      • センター試験は、不正入試みたいなものです。こんなものがまかり通る世の中自体、どうかしてる。早くなくなってもらわないと本当に困ります。」(2018年度冬期講習にて。例年言ってる様子。)
      • 関東のみならず、杉山義明師をはじめとした関西の講師陣も同様のことを仰ることがあるので、別段雲師のみが批判的というわけではなさそうである。
    • 最近文部科学省が意欲的に改革に取り組んでいることはある程度評価している。
  • SEGでは物理を教えている。
    • そのSEGでは雲孝夫師との区別として授業担当欄に「雲K」と書かれるため、SEGの生徒には「くもけー」と呼ばれることが多かった。ちなみに雲孝夫師は「雲T」である。
      • 雲孝夫師も駿台に出講するようになり、今では駿台生や大島師にも「くもけー」という呼び名が浸透した。
    • SEGでは、師の講習を受講する生徒は多いものの、通期授業を取る人は少ない。そのためか、通期では答案を直々に添削してくださることもある。
  • 以上のようなキャラのため、師の伝説はネット上にも多々残されている。信じるか信じないかは読者次第である。
  • 既婚者。年末は奥さん(美人だという噂)と娘さんとディズニーランドで年越しという情報もあり。
    • なお師はミッキーマウスが好きであるよう。
    • 娘さんと共通の話題を見つけるためにドラマを見るなどの努力をしているんだとか。可愛い。
  • 未だにWindows98を使用している模様。空き容量は500KB程しかないらしい。
  • 甘いものが好物らしく、特にハイチュウとチョコレートがお気に入り。 同僚講師に「このくらいのチョコなら一瞬で食いますよ」と、手で10×20センチほどの大きさを示して言ったらしい。
  • 「くもる」ということばを大島師などは使う。意味は「チャイムが鳴り終わる前に授業が終わる」ことである。
  • 本番のセンター試験では漢文で0点を取る快挙を成し遂げた。師の時代には共通一次試験ではないだろうか?
    • 普段は何点か取れていたが、その日に限って少し勉強してしまい迷いが生じたそうだ。2013年の自身の誕生日にお茶の水の文系クラスの生徒達から大好物のハイチュウと漢文の問題集をプレゼントされている。
  • 「駿台の地獄耳」と呼ばれ、出講してない校舎の女性職員の彼氏さえも知っているほどらしい。(小林俊昭師談)
    • 他講師の情報収集には余念がなく収集先には、この「お茶飲みwiki」も含まれている。(2016年度・大島師談)
  • 数年前師の作成した東大実戦の一つの大問(配点20)の平均点が0.1点だった。
    • 「差をつける」という入試の観点からすればあまり褒められたことではないが、師の作る問題がどれだけ難しいかが分かるであろう。
  • まだあまり有名ではなかった90年代初頭にすでに市谷校舎の医系スーパー、新宿校の東大理系スーパー、早慶理系スーパーに出講していた。
  • よく文系の生徒は可哀想だとおっしゃる。
    • 「可哀想に文系の生徒は、放物線の本当の意味を知らないまま一生を終えてしまうんですよね笑」
    • 「数Ⅱの微分なんて入口にしかすぎません、ここからが本番ですからね。だからよく言うんだけど、文系の生徒はほんと、可哀想なんですよねぇ。」
    • 大澤章一師も,似たような発言をしている。
  • 昔、授業で態度の悪い生徒に対し手を出したところ、帰りに市谷校舎の坂道を下りる時に,背後からその生徒に襲われたらしい。(安田師,清師 談)
  • 市ヶ谷の交差点で車に当たり飛ばされたこともあるらしい。(大島師 談)
    • 師:「当たるなーと思ったんですよねえ。そしたら、当たっちゃいました。」大島師:「理解できない。」
  • 弟の雲孝夫師と大島師とボーリングに行った時、「なんでミゾなんてものがあるんですかねえ」と
    おっしゃったらしい。ちなみに雲孝夫師は全部真ん中に行くとか。(大島師談)
  • 2019年の高卒クラスの別冊パンフ「東京大学へ」にて、東大の同期である松井誠師との対談の中で東大を志望したきっかけや苦手だった科目などが詳細に語られている。松井師と固い握手を交わす師の写真が大きく写っている。
  • 2019年度の入学案内パンフの最初の方に、師の写真がでかでかと載っている。なんか写りがかっこいい。
  • 師の毒舌の中には、明らかに生徒のウケを狙っていると思われる内容も各回1回はあるのだが、授業の雰囲気からかそれに気づいて笑っている人は僅かしかいない。
  • 数学XSのテキストについて言及する際、Xのエにアクセントを置いた言い方をなさる。「ッークスエス」
  • 吉祥寺で師の目撃情報が多数あり。ママチャリに乗ってることもあるんだとか。
  • 2020年度より名古屋校への出講が決定。今以上に忙しい生活を送られるようだ。
    • ちなみに同じ曜日の同じ時間帯には関西の毒舌王が出講しているという。恐ろしい…。

発言録

厳しい言葉が並ぶが、毒舌の前には「ホントにね、厳しいことを言うようだけどね」、後には「...でもね、そうは言っても浪人してしまったんですから、皆さんはしっかり勉強して合格を勝ち取ってくださいね 」などというフォローもある。生徒からはやる気が出る、という声も。
これは、浪人生に対する彼なりの優しさである。誤解なきよう。

真偽は不明だが大島師によれば「彼はテキストの問題の予習をしていないの!だから彼が毒舌を吐いている時は頭をフル回転させて問題を解いているの!」だそうだ。しかしながら同じく数学科の石川師は現にそうであるようなので信憑性は割とある。

雲キックなどが有名なせいで雲師ばかり毒舌だと思われがちだが、よく講義を聞いていれば森茂樹師だったり大島師も毒舌である。

質問してきた生徒に毒を吐くこともあるが、丸投げの質問やよほど良くないノートを見せられたら誰でも注意はするもので、普通に真面目に質問をすれば(というか普通は)下記のような言われ方をすることはないのではないか。どの講師であってもお忙しいわけで、気遣いは必要である。

ちなみに漢文の質問をしに行くと心なしかすごくニコニコしている

  • 「こんな問題、10秒たりとも考えてはなりません。」(理科大の問題に対し)
  • 「このくらいの問題がね、満点取れないようじゃ、医学部なんて夢のまた夢なんでね。まぁこれは授業ですから、一応やっていきましょう。」(XSテキスト解説時)
  • 「今回2問ぐらいしか解けない人は入試でも2問しか解けないでしょう。」(冬期直前講習にて)
  • 「東大とか東工大とかで最近こういう不等式の問題をノーヒントで出してるけど、ああいうのは良いことなんでね。やっぱりそれだけ大学側もね、ちゃんと出来る人を選別しようとする意識がね、だいぶ高まってるんですからね。」
  • 「予習の時にこの問題が解けなかった人は相当がんばらないといけませんね。」「こんな問題は予習の段階でできてもらわなければ、困ります。」(XSテキスト解説時)
  • 「君たちは理系なんでね。この程度の問題では...」(XSテキスト解説時)
  • 「...これが引き算の基本ですからね。知らなかった人は小学校からやり直した方がいいでしょう。」(XSテキスト解説時)
  • 「この問題はね、ほんとにちょろいんでね、数2の中で一番簡単な問題です。この問題ができなかったらもう他に解いていい問題なくなっちゃいますからね。」(XSテキスト解説時)
  • 「こんなところに何年もいたらね、人生終わりますよ。もうほんとに寝る間も惜しんでね、予習・復習をする。駿台にお金貢いだってしょうがないですからね。」(市谷で浪人生に対し)
  • 「こんな問題ができなかったら理IIだって無理ですからね。」(XSテキスト解説時)
  • 「この時期にこの問題ができないようでは、数学を受験科目から外して私立文系にしたほうがいい。分母に0代入するなんて、教える気なくしますね。」
  • 「この問題の答えはさっきと全く同じになります。にもかかわらず、別のクラスでまた同じ計算を繰り返している人がいたんですね。同じ計算を2度やっているわけです。時間がもったいないです。 2,3分前に解いた式と結果が同じになることに気づかなければそれは病気ですね。 おじいさんおばあさんになって、2,3分前のことが分からなくなる、それは理解できます。でもね、君たちは、まだ若いんだから、気づかなきゃ。 気がつかなければね、それはホントに病気ですよ。(黒板に向かって小声で)そういう人は病院に行かなくちゃねぇ~」(XSテキスト・スーパー数学解説時)
  • 「勉強ってのはみんな同じ間違いを繰り返しますね。 やはり勉強というのは痛みをともなわないから...」(XSテキスト解説時)
  • 「もし東大に受かったとしてもね、二浪して行ったんじゃ、もうだめでしょうね。」(東大エンカレッジにて、もはや東大ディスカレッジである)
  • 「社会に出て一度失敗してしまったら無能のレッテルを貼られてしまいます。 だから、受験でも一度失敗してしまった浪人生には受験時に-30点を加算すればいいんですよ。 そうすればね、現役時代にみんな必死に勉強しますからね。」(XSテキスト解説時)
    • 私立の医大が実践していた。
    • なお、現役クラスにおいては「現役生は受験時に30点を加算すればよい」と逆のことを言っている。
  • 「心が弱いと志望校に合格することはできません。どこかの寺にいかなければならない。」(XSテキスト解説時)
  • 「こういう解答が人を馬鹿にしてるっていうんだよ!!」(質問に来た生徒のノートを見て)
  • 「君は受験をやめてお嫁にいったほうがいい」(質問に来た女子生徒のノートを見て)
  • 「自分には厳しく、他人にはもっと厳しく」(XSテキスト解説中・有言実行なさっている)
  • 「この問題も解けないようじゃ東工大すら受かりませんからね」(XSテキスト解説時)
  • 「今年(2014年)の東大の文系の問題は至って標準的です。普通に解いていれば80点中65点は取れたはず。ですがそれが出来なかったため皆さんはここにいるのですから努力するしかありませんね。」(YSテキスト解説時)
  • 「法線の傾きを分母が0になる可能性のある1/2tでおく。全く人間性を疑いますね。本番でやってしまったらその年の合格を諦めなければなりません。」(YSテキスト解説時)
  • 駿台全国模試[ハイレベル]について「生徒の皆は難しいって言っているようだけどね、正直あれは典型問題の集まりです。難関大と言われているところはもっともっとlevelが高い。全国模試なんて160点170点ぐらい余裕でとってナンボってもんです」(現役クラス時)。しかしながら、駿台全国模試(ハイレベル)は、受験業界では大手3予備校の(特定大学模試を除く)単独開催公開模試の中では「最難」レベルと謳われている。数学も例外ではなく、第1回は現役生の学習進捗度を考慮しているため標準問題で構成されるが、第2/3回は本来のレベルとなる。
  • 「(東大の問題について)この問題はただの5個の一次方程式を解き積分の式に代入する。レベルで言えば偏差値50くらいの大学の問題です。こんなものが出来てないようではこの先思いやられます。」(YSテキスト解説時)
  • 「ここ最近、理系の国語の出来なさが目立ちます。国語が出来ないという事は、その分数学も出来なくなってしまうということです。文章が読めないということですからね。模試でも、特に確率なんかは理系より文系の方がよくできている」(XSテキスト解説中)
  • 「君たちが英語を勉強しているのは外国人と話すためじゃないですよ。日本語をより理解するためなんですね。ところが誰かが外国人と話すようになりたいとか言ってるんですね~全然わかってないんです。」
  • 「(2016年東大文系数学について)今年の数学でね、80点(=満点)取れなかった人ね、それが足を引っ張ったことは間違いありません。」
  • 「(埼玉大学の問題について)別に埼玉大を馬鹿にするわけじゃないけど、夏を過ぎてこの問題が解けないようじゃ、浪人した意味がまるでありませんからね。」
  • 「やり方を知らないからやらない、見かけた事がない問題だから解かないと言う人はね、いつまで経っても成長しません。頭を使って手を動かさないと。」(スーパー数学総合IAIIB解説時)
  • 「解けても時間ばかりかかっていては意味がありません。仕事も同じです。成果は出すけどダラダラして仕事が遅い人。そういう人を会社は欲しくないわけです。」(同上)
  • 「偶に計算用紙の小さな余白で計算したり図を書く人が居ますけど理解できません。別な余白に改めて大きく書き直さないと間違える原因になりますからね。」(同上)
  • 「少なくとも一つについての論理の話で、僕には、兄弟がいる。といったからね、一人だけってことはないんですよ。」(高3スーパーα東大理系数学IAⅡBにて)
  • 「数学的帰納法で、等号成立条件を示すこんなことをね、わざわざする受験生はいたとしてもほんの一握りであってね、大抵の受験生は初めてです。初めてだからね、できないんじゃね、理科系の科目やってる意味ないですからね、事前に暗記してるかどうかそこじゃなくてね、しっかり自分の頭を使えるかどうかそこが理系の科目では重要です(高3スーパーα東大理系数学IAⅡBにて)
  • 「この時期(10月末)にこんな問題が解けないということは今までしてきた演習量が圧倒的に不足しているという証拠です。」(スーパー東大実戦講座にて)
  • 「この問題は昔は前期テキストにありました。しかし、受験生のレベルが下がってきていることを考慮して後期に回しました。本当に情けないです。こんなのもできないようでは、夏に基礎学力をつけきれていない証拠です。」(ZS§1テキスト解説時)
  • 「さっきね、他のクラスの人でね、この解答でも良いかって見せに来た生徒がいましたけどね、明らかに間違っていました。」
  • 「少し新しい知識を得たからってね、それだけなのに良い気になって自慢する若い人がいましたけどみっともないですからね。」
  • 「何でもかんでも微分すれば良いってもんじゃない。理系の悪い癖です。この式はよくよく見れば、ただの2次関数です。」
  • 「これは単なるパターン問題です。XSのテキストに同じような問題あったはずです。できていない人は、センターボケなんて関係ない、危機的状況です。」(2次・私大演習授業にて)
  • 「最近の生徒は質問のレベルが低すぎるとTAの先生が嘆いていらっしゃいました。」

関東での担当授業

通期

直前Ⅰ期
  • 数学FAⅠ-センター数学ⅠAの攻略-(お茶の水校、吉祥寺校)
  • 数学FAⅡ-センター数学ⅡBの攻略-(お茶の水校、池袋校、吉祥寺校)
直前Ⅱ期