数学特講(IAIIB) のバックアップ(No.14)


テキスト

  • テキスト監修は故秋山延雄先生→杉山義明先生
  • 最難関大学志望者、および難関大志望者で数学を武器にしたい人をターゲットとする。
    • 難関大入試で合否を分ける標準~やや難レベルを扱う。『大学への数学』で言う、C難度の問題が多い。
    • 数学が普通〜苦手な理系学生にはやや厳しいかもしれない。『数学重要β(IAIIBIII)』も検討すると良い。
    • 文系学生の場合、最難関大学志望かつ数学が得意な人でないとオーバーワーク感がある。『数学重要α(IAIIB)』も検討すると良い。
  • テキストには授業で扱う演習問題16題と、各自で自習する研究問題46題が収録されている。
    • 2015年度までは分野別要項&check問題112題がついていたが、2016年度からは『春の数学特講』に移された。このレベル・ボリュームの演習は春期〜前期の間にやっておくようにというメッセージだろう。
    • 上記の講座レベルの引き上げに伴ってか、2016年頃から杉山義明先生など人気講師の一部が『数学重要α(IAIIB)』を担当するようになった。また、2017年に『数学重要β(IAIIBIII)』が大幅リニューアル(レベルの引き上げ)された。自信がない人はこれらの講座も検討すると良い。
  • 校内生は前期教材が最優先である。ただし、補助として取るならば十分価値ある講座である。
    • 前期教材だけではやや演習量に欠ける感は否めない。夏期は前期教材の復習(インプット)だけでなく、講習や市販の参考書を用いて新しい問題にも触れること。
    • 特に『数学XS』、『数学YS』使用者は、本講座の講義問題と研究問題が内容上の親和性が高く、演習量の補充に最適である。『数学XB』使用者も数学が得意ならば前期から後期への良い橋渡しになる。
    • 当然ながら、費用や時間などを踏まえれば市販の問題集を使う方が良い。米村明芳先生と杉山義明先生の共著ハイレベル数学IAIIBの完全攻略が本講座の内容と類似するため推薦しておく。

授業

  • 授業は文理両方に対応するためか、理系寄りとも文系寄りとも言えない絶妙に中途半端な印象を受ける。(勿論クォリティは良いのだが)。
  • 良問選集と言うより、どんな問題にも対応できるような公式の練習問題という色合いが強い。
  • 一橋大学医学部の問題が多い。
  • このwikiを見てなのか、軽いノリで受講を勧めるクラス担任も多いが、難易度が高いため気軽に取ると火傷しかねない。後期『数学XS』と同じ問題(東大の確率漸化式)も含まれていたりもするので要注意。

担当講師

  • 人気講師を中心に多くの講師が担当する。
  • 講師の人気が最もあからさまに出る講座の一つで、1時間で締め切る先生から受講生が数人の先生まで様々である・・・。

杉山義明
京都校大阪校を担当。

  • 2018年度より、『数学重要α(IAIIB)』の担当が増えたせいか、京都南校の担当がなくなった。
  • 各問題毎に解答で用いる解法の基本的な事まで掘り下げて説明してくださるので、どうしてその解法を用いたかなど理解しやすい。
  • プリントと板書を組み合わせて解答を作るため、若干復習時に面倒。
    • プリントには自著の『実力強化問題集』からの抜粋問題が付く。
  • 締め切る可能性が高い。

小山功
大阪校大阪南校西宮北口校名古屋校を担当。

  • 熱血過ぎるため、ハートを奪われるので注意(但しイケメンに弱い人に限る)。
  • 各ポイント毎に類題を配るのだが、アンケートに「問題配り過ぎ」(各回15問程度)と書かれて大いにショックを受けておられた。
  • 2017年度から師の担当数が減ってしまった。

五藤勝己
名古屋校福岡校を担当。

  • 独自に体系化された数学IAIIBをまとめて習うことが出来る。
    • 師の体系化は少々独特であり、§の制約が入る通期では真価を発揮し辛いが、本講義ではその本領が遺憾なく発揮される。
  • 朝夜は【HG】化して自由参加の補講をする。
  • 補充問題やアイデアプリントも大量にくれる(しかし字が雑い)。
  • 文字は雑く、板書量も多い。板書スピードもそこそこ早いので注意が必要である。
  • 意外と雑談にかける時間が長いので、それが苦手であれば受講は控えたほうがいいのかもしれない。

松永光雄
浜松校丸の内校広島校を担当。

  • 基礎(≠簡単)を重視して話してくださるため、置いていかれることがほとんどない。
  • 数学が苦手な人にも得意な人にもおすすめ。
  • 師の頭の良さが一瞬にしてわかるだろう。
  • 高速な授業でほとんどの問題で別解や注釈まで話しても時間が余るため補充問題が配られる。
  • 数問に関して、ドヤ顔問題、クソ問と貶していた。
  • 広島校では、校内生優先受付の段階で確実に締切る。

池谷哲
西大寺校を担当。

八木祐一
大阪南校上本町校を担当。

  • 『数学闘魂』とも呼ばれるアツい授業を展開する。
  • 通期の授業と変わらず分かりやすい説明をしてくれる。
    • 通期の担当である生徒は無難な選択肢か。

湯井定行
豊中校神戸校名古屋校を担当。

  • 毎年神戸校だけで3、4講座も持っている。
  • 師は要項を省いたり、口頭で省略したりしないので、苦手意識がある人は師で受けて良いだろう。

中川真也
京都南校を担当。

  • お手製のプリントで分かりやすく説明してくれる。苦手な人も得意な人も満足できる授業をしてくれる。
  • 師の担当は少ない。

後藤康介
大阪校を担当。

  • 苦手な人目線で各問題の方針から丁寧に解説してくれる。
    • 一方で得意な数学をもっと伸ばしたいという人の中には物足りなさを感じる人がいるしれない。

阿部茂
大阪校浜松校を担当。

  • 通期と同じく雑談しまくる。
  • 「こんな問題解けなくて良い!」、「来年解けるようになろう!」等ぶっちゃけた発言が多いが、あくまで試験当日は問題を取捨選択しろということで、初めて師の授業を受ける人はあまり真に受け過ぎないよう。

吉田浩二
福岡校を担当。

  • 通期と同様にわかりやすい授業を展開される。苦手な生徒にもわかりやすく説明してくれる。
  • 解析分野だけでなく、代数分野、幾何分野も評価が高い。方法論をきちんと提示してくれる。

設置一覧

2019年度