夏からの無機化学 のバックアップ(No.1)
設置校舎
全校舎。
概要
無機化学の攻略 - 2015年度
夏に極める無機化学 2016 - 2017年度
夏からの無機化学 2018 - 年度
- 無機化学の基本事項を解説する講座。
- ターゲット層がかなり低めに設定されている。初学者向け。
- ある程度暗記を前提にした(関西)駿台らしくない講座である。学校の教材を軸に暗記を進めていくつもりなら、原則としてこの講座を検討する必要はない。
- 夏段階では原則的に理論化学や有機化学を優先した方が良い。
- たとえ学校の進度の都合で無機化学が未修であったとしてもである。理論、無機、有機の3分野に中途半端に手をつけてどれも大して身に付かないというのが一番怖い。(このレベルの講座を検討する受験生には大いに起こり得る話である)。
- 入試の重要度(出題頻度、得点源etc.)的に、まずは理論と有機を徹底的に固めること。応用力まで鍛え上げること。これらの分野によほど自信があるならば、夏段階で無機化学の対策を検討しても良いだろう。
- 無機化学は最悪暗記で乗り切れる分野である。また、理論的に学んだとしても他の分野ほど暗記量が減るわけではない分野である。無機化学の講座はどれも受講後の復習(暗記)の負担が大きくなる。
- 無機化学の理解を深めたい人、理論的に勉強して暗記の負担を減らしたい人、無機化学全体を俯瞰したい人などは『化学特講II(無機化学)』『無機化学(映像)』が良い。
- 関東作成のため、『夏からの無機化学&;』も参照。
テキスト
- 2016年度より『無機化学の攻略』からテキストを全面改訂して、名称も『夏に極める無機化学』に変更(作成者不明)。
- テキスト作成者も星本悦司先生だったが、2016年度より関東作成のかなりコンパクトなテキストとなっている。
- 付録の100題程度の補充問題集はなくなっている。駿台のテキストにはあまりない、暗記に力点を置いたテキストになった。
- テキストの質も下がっている。溶解度積が参考になるほどである。問題数もかなり減っており、解説も簡素で不親切。
- 2016年度の『化学特講II(無機化学)』の改訂内容からもわかるようにレベルによる区別化が図られたと言えるだろう。
- 更に2018年度より、『夏からの無機化学』に名称変更。
- 監修は西村能一&;先生。
- 山下幸久先生、嶋田竜人先生らがボロクソに批判しまくっている。
- 山下幸久先生によると元素別各論の講義をするためにはその性質上電気分解の講義をしなければならないが、このテキストでは参考として掲載されているだけで講義では扱わないことが問題らしい。「作成者&;の頭に大きな虫が湧いている」とまでおっしゃった。(笑)
- 大体の先生も問題選定を批判しており、テキストの質を嘆いている先生も結構いる。
授業
担当講師
先生で受けると、
- 『化学特講III(有機化学)』と同様にテキストでは演習問題のみを扱い、内容の説明は全てプリント(4枚程度/日)で行う。初日は10分、2日目以降は25分程度の延長がある。暗記量を減らすことを目標に、電子の動きをフル活用した、ハイクオリティーな授業を展開する。ただ、他の講師に比べては求められる学力は高い。一度無機化学の概観を勉強した生徒には得られるものが多いが、知識を再確認することは少なめなので、現役生にはやや厳しい。