スーパー東大文系演習 のバックアップ(No.1)


このページでは、お茶の水3号館のみに設置されている東大文系最上位コースについて解説する。

設置校

お茶の水3号館のみ

目標大学

  • 東京大学に限る。
    • LXには文科一類の志望者が多い。
    • センターの出来次第で東大をあきらめる人もまれに存在する。(おそらくセンター系の授業がないため、対策が遅れてしまう面もあるだろう。)

概要

  • スーパー東大文系のさらに上位のコースにあたる。(LYクラスでも例年模試の平均点はLAを上回る。四年に一度の割合で逆転することがある。)
    • 日本史科の池知正昭師によれば、「第一志望は東大でなければいけないコース」らしい。
    • 当然である。

特徴

  • 認定偏差値はスーパー東大文系コースと一緒であるが、在籍生徒のレベルはこちらの方が高い。
  • LX LYの2クラス編成であり(LX>LY)、生徒数は30×2=60人程度である。
  • 地歴に限り同じ教室で授業が行われる。地歴の講師は駿台を代表する、東大系の講座も担うようなトップ講師が担当する。
  • 基本傾向としては、LXの方が東大合格者数を多く輩出している。
    • が、実際はLXにいても不本意な結果に陥る人も一定数存在する。逆にLYでも合格する人はたくさんいる。
  • 毎年必ずこのコースに入って勘違いをする人がいる。
    • このコースにいるから東大合格が保証されるわけではない。勘違いの例として東大しか受験せず2浪三浪と重ね、結局受からずニートや海外逃亡を図る人がいる。自分はあくまで社会的にはただの浪人だと自覚し、本当の東大生になれるよう頑張ろう。
  • 駿台文系の中で最も生徒のレベルの高いコースではある。
  • 講師の質はお茶の水校のLAとほぼ同等である。
    • 日本史選択者で塚原哲也師を正規で受講したい人はLAの方がよい。正規でなくても良い人は演習コースでも良い。
  • このコースのみ二年続けて受講する(二浪目に通う)ことができない。
    • 二浪目はスーパー東大文系コースにまわされる。
  • 土日のテスト演習が数学と社会であり、前期後期それぞれ二回ずつある。
    • 解説も普段の講師がテストとは別の土日に実施する。
  • 生徒のほとんどが開成・筑駒・桜蔭などのトップ高校出身。
  • 3号館の中で1番教室をゆったり使うことができる。
    • 三階の小さな教室を使う。
  • 2019年第2回駿台全国模試の成績優秀者は多くがこのコースの生徒で占められていた。

LX

  • 毎年このクラスの9割以上が東大に合格する。また全国模試の成績上位者が多数いる。ゆえに全国の予備学校でもトップレベルのクラスといってよいだろう。
    • 大阪校のLSクラス(スーパー東大・京大文系EXコース)と、毎年駿台文系の全国トップの座を争っており、超ハイレベルである。
  • 毎年このクラスの中でも上3人程は、駿台全国判定模試や駿台全国模試にてLX平均でさえも100点近く上回るらしい。
    • 文科には理Ⅲほど飛び抜けたものがないので、SXと比較するとクラス内格差は小さい。
  • 男子が多いが、女子も一定数いる。

LY

  • 数学は有名講師の担当はほぼ無いものの、どの講師も実力十分であるため心配はいらない。(現役のスーパーα数学を担当している講師など)
  • 背伸びをしてしまい、結果として学力を下げる人もいる。学力に不安があるなら無印のほうが無難。
  • とはいえ模試の平均点はLAを越える。
    • LXレベルの人からLBレベルの人まで幅広くいるのであまり平均点は役に立たない。
  • 後期から入ってきてすんなり東大に受かる人が毎年いる(後期から入ってくる人はスーパー東大文系コースから演習コースに移った成績上位者か優秀な途中入学者であるため)一方で合格できず海外逃亡する人もいる。

授業(教材)

英語

  • 英文読解演習Sの2コマは大島師が担当
  • 東大英語テスト演習の授業は増田悟師が担当
  • 英語構文Sは船岡師が担当

数学

数学YS

  • LXの場合、雲幸一郎師/小林隆章師/雲孝夫師/森茂樹師が担当。
  • LYの場合、須長淳一師/松田梓師/雲孝夫師/若月一模師が担当。
  • 分野別に1コマずつ、各師が授業する。
  • 前期は根本的かつ基礎的内容ではあるが、後期になると難度は上がり国公立入試の過去問で構成されるようになる。
  • 数学の根幹をなすのがこの数学YSであるから、数学の学力向上のためには、このテキストをいかに使いこなすかにかかっていると言っても過言では無い。

東大文系数学テスト演習

  • LX/LYともに鹿野俊之師が担当。
  • 数学YSのテキストの出来が問われ、師にもYSのテキストの復習の重要性を繰り返し注意される
  • 2コマ連続の授業であり、前半に東大型のテスト演習(50分、2題)、後半にその問題の解説が行われる。
  • 前期は基本的な問題で基礎を固め、後期はやや発展的内容である。
  • 授業開始前にテスト答案の返却が師本人により行われる。その際、教卓に一人一人呼ばれ返却され、答案についてアドバイスを受けることとなる。
  • 毎週東大型の数学に制限時間の中で取り組むため、東大の文系数学100分の本番時間内での時間マネジメント能力も自然と身につく。

国語

現代文

  • 精選・現代文Sは多田師が担当。
  • 東大現代文テスト演習は岩科師が担当。
    • LX,LYともに同じである。
  • 精選・現代文Sや東大現代文テスト演習でセンター型の問題も扱う。
  • LYで月曜1限に設定されていた精選・現代文Sの出席率は悲惨であった。もちろんLXでは出席率は高い。

古文

  • 上野一孝師が担当。
  • テキストの文章を読み上げ、一つ一つ現代語に訳しながら文法の解説を行い、問題を解いていくスタイルである。
  • 前期後期それぞれ3・4回ずつ採点してもらえるテストが行われる。
  • 雑談が面白い
  • しばしば訳す箇所を何度もリピートすることがある。
  • 全訳を配らない。
  • 訳す箇所がいきなり戻ることがある。

漢文

  • 三宅崇広師が担当。詳しくは師のページを参照されたい。
  • 2コマ目はテスト演習があり一部の週を除き採点してもらえる。

地理、歴史

地理

世界史

  • 演習コース用のテキストが一冊(2015年度は西欧史が大半であった)と、他コース共通テキストが二冊(アジアと欧州)ある。2015年度はアジアを茂木誠師が、西欧を渡辺幹雄師が担当した。
    • この二冊は配布されるものの使わず、使用するのは演習コース用のテキストのみであり、たまにそれ対応の自習問題集を授業中に使用することもある。(渡辺師の授業でしか使わない。)
  • 茂木師は21教室でipad(?)で作成した資料を駆使した近未来的な授業を展開し、授業中に記述問題を解かせ、師が添削をなさる。
  • 宿題も記述が1題ほど出る。
  • 渡辺師は、22教室で演習コースのテキストを用いて、講義を行う。
    • 時間割上は授業2コマ+演習1コマであるが、たいていそのまま授業3コマとなる。

日本史

  • 前近代と近代史で二人の講師に分かれる。
  • 前近代は長らく池知師が担当していたが、2019年度より田口康孝師が担当
  • 近代は長らく福井師が担当
  • 東大日本史テスト演習は福井師が担当。近代史の2コマの次の時間に設定されている。
    • 福井師の好みで後期は東大日本史テスト演習と近代史が逆になる。
  • 東大日本史テスト演習はテキストの問題(東大の過去問や東大実戦の問題)と実戦形式で採点されるテスト問題が週単位で組み合わさりながら授業が展開される。
  • 7・8・9限(現役の時間帯とかぶる)に行われ、福井師の授業が後ろのコマにないため、9限を超えてエンドレスで授業が展開される。
    • 夜の8時を超えたこともあった。
    • しかし福井師に用事があるときは驚くべきことに時間通りに終わる。

理科

  • 1号館で行われる。
  • 2コマ連続の授業である。
  • 前期は真面目に出る人が多いが、次第に出席率は低下していく。
    • 講師が悪いわけではなく、ただ面倒で理科基礎を継続的に勉強する必要がないと思う人が多いからである。