鉄緑会
Mon, 23 Sep 2024 12:44:32 JST (59d)
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概要
- 1983年設立。東京校の講師は主に東京大学の学部生および院生や卒業生。
- 大阪校は京医の学部生を中心に京大生、阪医の人が多い。
- 中高6年一貫校の生徒を対象とした東京大学受験指導専門塾である。
- 鉄は東京大学医学部の同窓会組織である鉄門倶楽部、緑は東京大学法学部の自治会である緑会を意味する。
- 2007年12月3日、ベネッセコーポレーションの傘下に入ることが明らかにされた。
- 『東大数学問題集』、『東大古典問題集』、『東大英単語熟語 鉄壁』、『物理攻略のヒント』などの参考書を、角川書店から刊行している。
- 講師自らがオリジナルの冊子をTeXで作る。
- 品質は高いらしい。
- 日本最高レベルの学生が集まり、日々切磋琢磨し研鑽を積む。
- 近年は生徒数の増加により生徒のレベルは様々。
- 中学・高校一貫の東大コースでは、例えば数学なら中学1年で中学校全範囲、中学3年までに高校の全範囲を全て終わらして、
高校3年間は東大対策だけをやるといった凡人には理解すらできないカリキュラムが組まれる。それ故に、宿題や勉強の量などは相当厳しい。- 実際は高1で英数の2週目の学習を行い入試における基礎を固める。冬から数Ⅲと化学の1週目の学習が始まる。
- 大阪校では高1の4月~12月で理論と有機の全体概要を紹介する1週目にあたる講義が実施される。
- 高2で英数の3週目(数Ⅲは前期で2週目、後期で3週目)の学習で東大の標準~難レベルの演習を多数行い英数の実力を完成させるとともに理科の1週目学習を行う。英数の負担が極めて大きいため、理科はかなり易しい。が、大阪校の理科では独自教材でもう2段上の演習を行っている。大阪校化学については、新演習程度の基本・標準的な問題までを取り扱う。
- 高3で英数は高2と異なり、実際に出題されうる難易度の毎週演習を行い、実力を得点力に結び付けるとともに4週目の学習として改めて基本事項の徹底を図る。理科は2週目の学習を秋前まで単元別にじっくり行い、残りの期間でテスト演習を行う。
- 講習会では科目にもよるが、テスト演習を行うとともに、授業として一般的に捨て門と言われる難易度の問題を集中的に取り扱い、超高得点の獲得を目指す。
- このような極めて合理的なカリキュラムが用意されている。各科目間の配分をも考慮されているこのカリキュラムに勝る塾予備校は存在しないと断言できる。
- また宿題に関しても高1までは大した量ではなく、各科目週に2~5時間程度で予習復習は完結する。
- 実際は高1で英数の2週目の学習を行い入試における基礎を固める。冬から数Ⅲと化学の1週目の学習が始まる。
- もちろん、高校から入ることもできるが、(数学など科目によっては高校範囲を全て学習済みなど)周りのレベルが高過ぎてすぐにドロップアウトする人も多いとか。
非常に規則が厳しいことでも有名。別に大したことはなく、ごくごく普通のことしか求められてない。
駿台との関係
- 東大合格者を輩出するライバル。
- 本質を追求する駿台と、
暗記主義の鉄緑会では方針が大きく異なる。- 鉄緑会が暗記主義というのは大きな誤解である。むしろその逆であり、駿台と同様、ただ点を取るにとどまらない教材が追求されているし、講義においても考え方に重点が置かれている。
- 例えば化学科においては1500ページ以上にわたるテキストで高校範囲にとどまらない本質的な理解を行えるようになっている。
- 鉄緑会が暗記主義というのは大きな誤解である。むしろその逆であり、駿台と同様、ただ点を取るにとどまらない教材が追求されているし、講義においても考え方に重点が置かれている。
- 駿台の圧倒的母体数から合格者数は歴然の差だが、合格率では駿台を上回る。
- 東大理科III類の半数以上が鉄緑会出身であることが多い。多くの年度で主席合格者が排出されている。
- 関西では大阪校・京都校・西宮北口校が存在し、灘、甲陽、東大寺、洛南、神女、大阪星光、四天王寺などの名門私立校生が多数を占める。
- 毎年、ここの塾生で受験に失敗した者が主に大阪校のSS、MS、SAクラスに流れ大派閥を成す。
- KADOKAWAから問題集や参考書を出版している。
- この塾の出版している英単語帳『東大英単語熟語 鉄壁』は駿台生でも持っている人は結構多い。
- 賛否両論ある塾だが、駿台では良く思っていない先生が多い。
- 関東駿台の高卒理系最上位クラスであるスーパー東大理系演習コース(3号館)では、SXからSZまで鉄緑会出身生で占められており、駿台入学後も鉄緑会のテキストを使用する生徒が多い。
- 配布プリントがとても多い。プリントを少なくする駿台の方針とは大きく異なる。