名古屋大学 のバックアップ(No.1)


  • 愛知県にある日本の国立大学。旧帝大の1つ。
  • 略称は「名大(めいだい)」。明治大と紛らわしい。なお、地元では「みゃーだい」で通じる。

概要

  • 旧帝国大学にも関わらず、都府名(東京、京都、大阪)や地方名(北海道、東北、九州)ではなく、都市名の大学である。
  • 旧帝国大学にも関わらず、東海地方以外では存在感が薄い
  • 旧帝国大学にも関わらず、九州大学と並び、ローカル色が強い

特徴

  • 「勇気ある知識人」をモットーに自由闊達な学風。
    • 阪大と違いほどほどに自由があるのが良い。
  • 指定国立大学法人にも選ばれており財源豊か。更に岐阜大学との東海国立大学機構(仮称)という再編行うことで安定的に財源を得ようとしている。(悪く言えば岐阜大の分の一部学部の科研費を名大が奪っていくという形になるだろう
  • 旧帝大の中でも圧倒的に地元率が高く旧帝大の中で1番現役率が高い。
    • 8割以上が愛知県、岐阜県、三重県、静岡県出身の学生。中でも愛知県出身者は圧倒的に多い。
  • 東大京大に次いでノーベル賞受賞者が多い。
    • そのため理系ではかなり今ホットな大学で人気上昇中。京大が無理なら名大という選択する人が特に多い。
    • それに伴い入試難易度もだいぶ変わった。特に数学と物理かなり難しい。
  • 工学部の中でも機械・航空宇宙工学科は断トツで難しく合格最低点は他の学科と比べて50点ぐらい違う。模試なら100点ぐらい。
    • 航空宇宙系の勉強ができる国立大学が限られてるせいか必然的にレベルの高い受験生が集まるからだろう。
  • 名大教授陣は京大をライバル視している。
  • 京大程ではないが(良い意味で)変態がいる。
  • 国立大再編に合わせて、岐阜大学と法人統合、通称東海国立大学機構(仮称)を計画している。
  • 2019年、大学から硬式野球を始めた学生が、中日ドラゴンズにドラフト指名(育成)された。
    • 支配下登録されプロ野球選手になったら、もちろん名大初である。

学部

  • 旧帝国大学の割りには学部が少なく、旧帝大中では一番学部学生が少なくスマートな感じがある。
  • せめて薬学部は欲しいという意見もあるようだが、その役割は名古屋市立大学が担っている?(要出典)ので名古屋大学には設置されていない。
  • 学部カーストは意外にもない(らしい)。

文学部

教育学部

法学部

経済学部

情報学部

  • 文系学科1つと理系学科2つから成る。
  • 文系にあたる人間・社会情報学科は名大文系二次試験で唯一数学が回避できる(英語700点+数学or世界史or日本史or地理400点)。
  • しかし入学後は理系学科の1つである自然情報学科と同じ講義の際に普通に大学数学をやらされるので注意。

理学部

  • 募集の際は学科単位ではなく学部単位で入試を行う珍しい学部である。
    • 1年生は全員理学部として所属し2年生から学科に振り分けられる。
    • そういう意味では東京大学の進学振分け・京都大学理学部と似ている。
    • よって1年時に成績が悪過ぎると希望の学科に進学できない。
  • 募集人数はだいたい230人、倍率は例年2〜3倍ほど。
  • 学科は数理学科、物理学科、化学科、生命理学科、地球惑星科学科の5つ。
  • 多くのノーベル賞受賞者がいることでも有名。
    • 物理学賞
      • 小林誠、益川敏英→小林・益川理論とCP対称性の破れの起源の発見による素粒子物理学への貢献(2008)
    • 化学賞
      • 野依良治→キラル触媒による不斉反応の研究(2001)
      • 下村脩→緑色蛍光タンパク質 (GFP) の発見と生命科学への貢献(2008)
    • 2008年に至っては物理学賞と化学賞両方でノーベル賞を受賞し、かつ全員名大の教授という快挙を成し遂げた。

工学部

  • 近年名古屋大学の中でも特に力を入れている学部。
  • 電気電子工学科にはあの青色LEDでノーベル賞を取った天野浩先生(電気電子工学科卒)がおられる。
  • 機械航空宇宙工学科だけ他学科で一番難易度が高い。
    • 英語、数学、理科の3教科で受けられる全ての旧帝国大学の中で一番合格するのが難しい。
  • 京大諦め組+ノーベル賞効果で人気上昇中。

医学部

医学科

  • 直接の前身は、旧制官立名古屋医科大学。
  • 再受験には比較的寛容で、河合塾講師(生物科)が合格し、入学したことがある。
  • 学士編入試験も実施している。

農学部

キャンパス

東山キャンパス

  • 医学部以外は全てここに集まるメインキャンパス。
  • 閑静な高級住宅街の中に立っていて、山と高級住宅街に囲まれ、ちょっと都心から離れる。閑静な住宅街なので空気が良い。
  • アクセス自体は、なんとキャンパスの中に名古屋大学駅がある。〇〇大学「前」駅などは他にもあるが、大学内に駅があるのは日本で唯一。
    • 東北大学や同志社大学は中にあるのではなく大学の隣にある。
    • 南山大学の生徒も利用するので名大落ち南山大生は地獄の日々を味わう羽目になる。
  • 名古屋には有名な大手企業もあり、地元企業からの寄付金が多い。そのためキャンパスも年に2、3くらい新しいキャンパスが立っており、お手洗いとかも全自動。豊田講堂のトイレは高級ホテルのようで素晴らしい。流石世界レベルの研究者やお偉いさんが来賓するだけはある。
  • 学内にはカフェがたくさんある。多分全国の大学で一番多い気がする。おそらく門が無い開けた大学であるため一般の方も立ち寄りやすいからだろう。
    • コーヒー、パン他、昼のセットがお得。夜はお酒も飲めるPhonon Cafe Room(2019年度から撤退。それを惜しむ名大生の声が多く上がった)
    • 焼き立てパンやコーヒー、デザート類が充実のプランゾ
    • コーヒーから軽食、充実のカフェメニューが揃っているスターバックス
    • コーヒー、ジュース、軽食他、パフェやクレープなどスイーツも提供IBカフェ
    • コーヒーのほか、ピザ、パニーニ、ドルチェが堪能できるシアトルエスプレスカフェ
    • 無線LAN整備、オリジナルメニューほか、本購入割引ありのカフェフロンテ
    • コーヒー豆専門店の直営カフェ。広めのソファーでくつろげるクレイグスカフェ
  • また2010年代にノーベル賞受賞者も多く輩出していて記念館もある。
    • 偉人に触れられるチャンス。ノーベル賞受賞者による講演も行われることがあり、有名な方のお話を聞けるチャンスも揃っている。
  • 地盤が悪く雨が降るとビショビショになるのが残念。
  • かなり広いがほとんどが理系のキャンパスで文系のキャンパスは一画に集中している。
    • 東北大学同様理系がかなり優遇されている。
  • グラウンドや野球場などスポーツ施設は全て山の上にある。
  • 少し山がちなので場所によっては緩い坂がある。
  • スポーツバイク通学者に優しいのか講義棟の前にはバイクラックがありたくさんのロードバイクやクロスバイクかけられている。

鶴舞キャンパス

  • 主に医学部医学科のキャンパスで名古屋大学附属病院とも言う。
  • 近くには名古屋工業大学があるが接点はほぼ無い。

大幸キャンパス

入試

  • センター比率は旧帝大は珍しく高めの部類になる。工学部で言えば600:1300(参照に東大は110:440)。
  • 二次試験で数学が占める割合が高い。
  • 59~72(Benesse参照)
  • センター得点率は74%~92%(Benesse参照)

英語

数学

  • 例年大問4つで150分。数学公式集が問題、解答用紙と一緒に配られることで有名。
    • これは名大の数学は公式の丸覚えでは通用しないことが大学側が示していると考えられる。『名大の理系数学15ヶ年』より引用すると名大の数学は一口で言うならば、「格調ある数学的な問題が出題されることが多い」であるらしい。
  • 選択問題がないので苦手な分野が出た時は東工大と違って逃げ道が無くゲームオーバーとなる。
    • 例年、確率漸化式が出ることでも有名。某講師曰く、おそらく名大は入試の対策をしっかりしてくる真面目な学生を求めているとのこと。
    • 例年、一問めっちゃめっちゃ難しい問題が出ることでも有名。だいたい整数問題がこれに当てはまる。
  • ここ数年、文系数学の難易度が極端に跳ね上がっている文系なのに
    • 理系数学でも同様の傾向が見られるようである。
    • 東大を抑えて京大に次ぐ、もしくはそれ以上の難易度のセットを出題したことも。
    • 言われなければ気づかずに終わる様な問題や、式を立てるまでが非常に厄介な問題など、文系には非常に辛い問題が並ぶ。
    • 量、質共に理系で出されてもおかしくない問題である。というか理系でもかなり手こずる問題が出ることも。
      • ちなみに文系にとってきついレベルの数学を出す大学としては一橋大学が有名である。

国語

物理

化学

生物

卒業生