古川大悟 のバックアップ(No.4)


古川大悟(ふるかわだいご)は、駿台予備学校現代文科講師。京都校京都南校大阪校神戸校名古屋校浜松校に出講。

経歴

  • 岐阜県多治見市出身。
  • 岐阜県立多治見北高等学校卒業。
  • 京都大学文学部卒業。
  • 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在学中。
    • 小泉徹先生曰く、専門は古典であるらしい。
  • 医学部進学予備校メビオ講師(国語担当)。

授業

  • 若いが(若い故に?)授業での解法にはクセがなくスタンダードに王道を行く感じで分かりやすい。
  • 一部では池上和裕先生にも劣らない人気を獲得しており、2017年度は京都南校の『夏のセンター現代文』、『冬のセンター現代文』が締め切った。
    • ついに2019年度は夏期冬期講習共に定員満了で、冬期に至っては増設講座が設置された。
    • 2019年度まで通期の担当がなかった名古屋地区でも、丸の内校での夏期講習冬期講習は締め切りになっていた。
    • 説明の仕方も丁寧でクオリティの高い授業である。そもそも現代文に突飛な解法とかは要らないので何も心配いらない。
    • 中野芳樹先生と方針は似ているが、そこに霜栄先生の方法論を少しハイブリッドさせたような感じである。
    • 師の授業に毎回もぐる人がいるほど、人気が急速に高まりつつある。
    • 駿台に一定数存在する、東進の林修先生を支持する生徒でも師の授業に関しては高評価をする者が多い。
  • 出講され始めてあまり年数が経っていないのに、通期授業や講習で『東大現代文』、『京大現代文』を担当しておられる。現代文科からの信頼が厚いのだろう。
    • あの口が悪いことで知られる小泉徹先生が認める程の実力の持ち主である。
      • 「もう彼は"期待のホープ"ですから。ぶっ倒れてもらっちゃ困るんです(笑)
    • 将来の駿台関西現代文科を牽引していくことが期待される。
  • 京大現代文』などの記述系講座では、再現性の高い記述答案の書き方を説明していただけるので記述答案が書きやすくなる。
  • 板書はメモ程度(と自らおっしゃっている)なので、口頭のみで端折られる部分もあるが、採点基準や模範解答例や押さえるべきポイント等を記したプリントを配布してくれるので心配しなくて良い。
  • 師によれば、全部を丁寧に説明し過ぎると生徒が自分で考えなくなるという考えから、時折あえて説明を端折っているとのこと。解答の大枠のみ説明して「後は自分でできるから復習で書いて下さいね。これ以上は説明しません。」と仰ることも時々ある。
  • 本文の読み方については、度々、身近な例(テレビのネタが多い)に置き換えて説明する。「これを僕らは『レーザーラモンRG論法』と呼んでいます」「『今ちゃんの実は』・・・の『実は』ね。」
  • 京大現代文』や『東大現代文』の授業では、扱う文章の出典作品や同じ著者の本を持って来て紹介してくださったりする。小さめの教室だとその本を回してくださる。
    • 更に気になる問いがあれば提出用解答用紙を配布し、添削した上で学生の反応を見ながら授業してくださる。
  • 出典の著者に関する小話だったり、日本語の興味深いトピックスについて書いた雑談プリントを配布することもある。
    • 読むと師が根っからの文学青年であることが伺えて、興味ある人にとっては非常に面白い。
  • 日本語文法や言語の派生などについての雑談は興味深い話が多い。度々、生徒に対して、自分がまだ発想できていないことを「わかったら持って来てください」と言う。
    • ネット用語などにも興味がある模様。日々進化を続け、その場その場で新たに生み出され続けていくネット用語は師にとっては興味の対象なのだろう。言語学からのアプローチで推測したりすることがあるのだが、これまた大変面白く、生徒の受けは大変良い。
      • 「草生える」や「wwww」、「マジ卍」を知っておられるようだ。
  • たまに師が学生の頃受けていた講義の話をしてくださる。京大教授陣のユニークな面が垣間見えて、大変面白い。生徒のウケもとても良い。
  • (カギカッコの表現技法はその文脈で筆者が特別な意味で用語を使うことだ、という説明で)「僕が学生だった頃にね、京大教授でね、生徒のレポートがあまりに出来てなかったから腹立ってた人がいたんだよ。そしたらね、『お前ら死ね!』って言いたかったんだとは思うけど、今そんなこと言ったら大問題じゃん。だからね、『いいか!お前ら!俺の今から言うことは特別な意味で使ってるからな!(手でカギカッコのジェスチャーをしながら)死ね!!』ってやってました。いやー、本当に社会不適合者だな〜ってつくづく思いましたw」
  • 特殊な読解法を用いることはないので、構えることなく授業に参加できる。その点で講習生にもオススメ。
  • センター前に入り口に貼ってあった、「安易な『解き方』に走るな。最後まで泥臭く、全うに読め」という師の言葉に師のスタイルが現れている。
  • 多読を重視されているようで、授業スピードは結構早め。
  • キーセンテンスに傍線を引くだけで満足してしまう生徒がいることを指摘し、それは効率化のための手段の一つであり、そうなってはいけないと強く主張なさる。非常に現代文の本質をついた授業である。

質問

  • 質問対応も丁寧。
    • 年齢が近い(近そう)のもあって生徒も聞きに行きやすそう。
    • 大人数のクラスでも、生徒の顔を結構覚えており、廊下ですれ違うと話しかけてくださることもある。生徒の髪型の変化に気づいて指摘しておられることもある。
    • 学生が分かるまで、粘り強く質問に応えてくださる。
    • 言語にまつわる質問にも遠慮なく答えてくださるし、自分なりの見解を持っていっても丁寧かつ熱心に答えてくださる。人格者である。
      • たまに何の関係もない雑談にも応じてくださる。

TA

  • TA過去問を持って行くと、その問題の採点基準や自分の解答時の癖・留意点などをまとめたメモを渡してくれたり、(長い時は倍近く)時間を延長して教えてくれたりする。
    • とても親切なお方である。

担当授業

通期

2019年度

《出講表》

月曜日大阪校
火曜日京都南校浜松校
水曜日京都南校
木曜日京都校
金曜日大阪校神戸校
土曜日

《担当授業》

春期
オンデマンド
  • ○○○
夏期
オンデマンド

冬期講習

 
 
 

直前I期

直前II期

その他

 
 
 

人物

  • 口調は標準語:関西弁=7:3ぐらい。流石は関東と関西の境界の県出身。
    • 「~でしょ。」が多い。
    • 映像授業になると、「〜でございますでしょ」になる。どこぞのマダムのようである。
    • 「良いですね?」を何回も反復して言う。「良いですね、良いですね、良いですね?」
  • こちらに体を傾け、語り掛けるようにしてお話されるので、生徒からは「話の内容がスーッと入ってくる」と評判である。たまにモノマネされるが・・・。
  • イケメン、というか顔が可愛い。
  • とにかく若い。マイクを付けていなかったら生徒と見間違えられてもおかしくない。
  • 服装はとってもオシャレ。
  • 教室に入って来る時には「こんにちは。」と仰った後に「よろしく。よろしく。」と仰る。
    • 師の優しさが伝わる一幕である。
  • 講師になられたのは大学を卒業してすぐだったとかなんとか。
    • その時の自身を振り返って、「中々恐ろしい時があったものですが(笑)・・・」と仰っていた。
  • 京大実戦模試の作成や『京大突破レクチャー』にも関わっている。
    • 京大実戦模試の解答解説作成の際には、徹夜での作業となることもあるらしい。
      • まだお若いとはいえ、お体に気をつけて頂きたい限りである。
    • 京大対策の特別授業の際には、師が持って来た文章を題材に、実際に生徒に京大型設問5問を作問させながら、出題者の見方や意図、設問の配置を解説していく授業を行った。模試作成に関わってきた師のノウハウが発揮された授業であった。
    • こうして現在は京大実戦模試の作問に携わっているが、受験生時代はなんとその京大実戦模試の現代文で5点という点数を取ったことがあるそうな。そこらへんの理系よりも低い。
      • 終わった直後は、「なかなか良い読みができたわww」と手応えを感じていたらしいが、結局返却された答案を見て勘違いであったことに気づいた。
  • 松本孝子先生と仲が良い・・・というか、高校時代に現役フロンティア松本孝子先生の授業を受けていたそう(松本孝子先生談)。リスペクトを込めて松本孝子先生の担当する講習を宣伝なさる。
  • 松本孝子先生と仲が良い・・・というか、高校時代に松本孝子先生の授業を受けていたそう(松本孝子先生談)。リスペクトを込めて松本孝子先生の担当する講習を宣伝なさる。
    • 焼き肉を一緒に食べに行ったりなどされるらしい。
    • そして、まずもって松本孝子先生が焼肉を食べるという光景が中々想像し難い・・・。
  • 口調が柔らかく人柄も良いのだなと感じられることが多いが、後期からはちょこっと毒舌が入ることもしばしばある。なので師の本当の姿は掴みづらい。
    • 前期でもたまに毒舌が入ることがある
    • 基本的にいつものようにニコニコしながら言うのだが、その毒舌もかなりセンスがあって面白い。
    • 尚、毒舌が生徒に対して放たれるようなことはほぼ皆無なので変な心配は不要である。
    • たまに小泉徹先生の影響を受けてか、汚い言葉がポロッと出てしまう
    • たまに小泉徹先生の影響を受けてか、汚い言葉がポロッと出てしまう。
      • 「本当に、もうこういう奴っていうのは、クソ・・・って、いかんいかんw小泉先生の影響が出ちゃったw」
    • 表面的には毒舌な面もあるが、根は生徒想いの良い人である。
      • 「共通テストになるからってね、うちも含めて各予備校が、共通テスト完全対応!とか大げさに言って、君ら踊らされるでしょ?あんなん、コロナでトイレットペーパーなくなるとか言って、踊らされてるのと一緒でしょww内実を見て、ちゃんと判断しましょう。形式よりも、学力が大事です。」
  • 寝ている人には注意する。ブチギレるとかはないが。
    • 寝る人が1人でもいると憂鬱になってしまうらしい。
    • なので寝ないこと。当たり前だが。
    • そもそもあれ程の濃密な授業において寝ようとすること自体がバカである。
  • 書いている途中にチョークが折れるとテンションが下がる。
    • 手を汚したくないのか、チョークを使う際は手袋をはめる。チョークホルダーをお使いになる時も。
  • 古典文学に精通しているご様子。雑談として古典文学の話をされる時もある。その際の師の表情はいつにも増してにこやかである。
    • まぁ専門なので当然といえば当然である。
    • ある日の授業では元号「令和」について熱く語っておられた。その際の師の瞳はまばゆい程の光に満ちていた。
    • 水曜日のダウンタウンの「新元号を予想しよう」のコーナーで、ななまがりが「霊和」と答えたらしい。その際、スタジオからは縁起が悪い、などとツッコまれていたが、師は「中々センスがありますよね!」と評しておられた。(「霊」の文字には「非常に素晴らしい」という意味があるため)
  • ラジオも聞いておられる。「乃木坂46のオールナイトニッポン」で若者言葉が取り上げられた翌週の授業では、放送で登場した若者言葉について師が国語的な考察を加えた。
  • 道でばったり会った生徒や卒業生と笑顔でお話ししてることも。生徒にとってはフレンドリーで話しかけやすいのだろう。
  • ビールがお好き。特に黒ラベル。(成人済の方はビールを、未成年の方はビール券を合格時に持って行くのも良いかも。)
  • 月曜の授業が大阪校の4限からだったために朝3時まで酒を飲んだ結果10時半まで寝てしまい、休講にするか迷ったが新幹線で京都から飛ばして来た。
    • 私生活が意外と荒んで(ry
  • 中条あやみがお好き。みちょぱもお好き。
    • 雑談の端々から意外とミーハーな感じがするが、それも師の魅力の1つであろう。
  • とても優しい方なので、質問は後期になると長蛇の列。
    • 単語帳なり持って行くのをオススメする。
  • 高井隼人先生と飲みに行く仲だそう。京大の話や小林秀雄の話で盛り上がるらしい。
    • なお師は小林秀雄をあまり好まないらしい。
  • 言葉の変化(ら抜き言葉など)に非常に興味を持っておられる。「なぜその変化が起こったのか」という事を常に考え、授業の最初に披露してくださることも多々。
    • 授業で披露する理由について、師は「言葉に敏感になってもらいたいから」らしい。ありがたい。と同時に、「半分屁理屈やけどw」と仰っていた。
    • なお、師は言葉の変化という意味で、ら抜き言葉に批判的な人に対して批判的である。
    • その際、「なんやかんや言ってくる人が居ますけどね、まぁ我慢しましょう。そういう人達が棺桶に行くまではw」というキレッキレの毒舌を披露なさった。もちろん教室は爆笑の渦に包まれた。
  • 因みに、師は泳げないらしい。意外である。
  • 時々、師の大学院での研究室について、思い出なども含めてお話しになる。
    • その際、かつての同級生の本を紹介されたり、「後輩でも俺より頭のキレるやつがいる」と仰ったりと、師の研究仲間への信頼が垣間見られる。
  • 2019年度現在、博士論文の執筆をちょこちょこ進めておられる模様。
    • 後述の通り、反実仮想がテーマなのだそうだ。
    • 人から「何やこの研究・・・」と思われていることを自覚しているらしい
      • たまに自虐ネタで話す。面白い。

テキスト編集

著作

論文

  • 「カラニ考:上代を中心に」,『萬葉語文研究第12集』, pp.159-180, 2017-03, 和泉書院.
  • 「上代の特殊語法ズハについて : 可能的表現」, 『萬葉』 (225), pp.62-82, 2018-02, .
  • 「助動詞マシの意味」, 京都大学文学部国語学国文学研究室編『国語国文』88(1), pp.34-54, 2019-01, 臨川書店.

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