京大入試実戦模試 のバックアップの現在との差分(No.2)
概要
- 8月末と11月下旬の2回実施,
- 関西駿台が本気になって作る模試。各教科の主任級や重鎮とされる講師陣が作問に関わるため、河合塾の京大オープンよりも良質とされている。時に、本番よりも良質やもしれない。特に理系科目。
河合塾のように大々的な宣伝はしないが、実は本番的中が結構ある(2017年化学問題4など)。関西駿台の京大入試研究の深さが伺われる。
- 第1回はそこまで難易度は高くない。その年の京大入試の傾向をかなり踏襲して作られている。また、現役生に配慮した出題範囲となっている(化学で高分子が出題されないなど)。
- 第2回は本試験に比べても相当難しい。
- 2020年度は圧倒的に京大入試の方が難しかった。(特に、数学と理科)
- 第1回は京都大学志望者以外の人も多数受験する。そのため平均点は第1回≪第2回。
- (駿台のどの模試にも言える事だが)本番での的中を狙うと言うより、「受験生の弱点分野や欠落しがちな思考経路を暴き出す」という教育的側面に作問姿勢の重きが置かれている。
- 採点ミスが異常に多い(点数の総計を間違えたりという採点者の質を疑うレベルのものも)。納得がいかない場合は、講師に質問に行ったり、教務に願い出て修正して貰おう。
- 大阪校ではほぼ毎年、緑地ビル横の駐車場で開催される寺内祭りと日程が被るので試験中の騒音被害が半端ではない。大阪校で受験する生徒諸君は覚悟されたし。
- 夏休みの総括として腕試しにぴったりなので、余裕があれば積極的に受けましょう。
- 東大志望者にはあまり向かない試験かもしれない。
- 阪大志望者は第0回阪大実戦だと思えばちょうど良い。
- 京大志望者は本模試の復習後に、京大入試詳解シリーズや京大対策講座を活用するなどして、過去問研究を通した弱点補強や得意分野の強化を行おう。
- Z会との共催となったため、実施後の添削サービスなどのアフターケアが非常に手厚くなった。
- 第1回の数学は、米村明芳師がフォローアップ授業を担当される(試験の解説ではない。詳しくはビラをチェック)。第2回数学のフォローアップ授業は、杉山義明師が担当する。
- 化学は、レジェンド石川正明師がフォローアップ授業を担当される。
- 料金がかかる点は注意がいるが、料金を払えばwebで視聴可能となるようである。
- 第1回の数学は、米村明芳先生がフォローアップ授業を担当される(試験の解説ではない。詳しくはビラをチェック)。第2回数学のフォローアップ授業は、杉山義明先生が担当する。
- 化学は、レジェンド石川正明先生がフォローアップ授業を担当される。
- 料金がかかる点は注意がいるが、料金を払えばwebで視聴可能となるようである。非常に有用である。
- 2020年度夏のブラッシュアップ講座は英数の添削指導のみとなった。
- 2018年度までは、解説授業がLIVEで実施されていた。
- 2019年度よりZ会と共催に。これに伴い、 Z会のホームページで本模試受験者限定の解説講義動画が配信される。
- 担当講師は次の通り。
科目別の特徴
英語
- 桜井博之、塚田潤、佐藤雅史、丸山民生らが作問。(敬称略)
- 時に本番よりも良質やもしれぬ試験である。
- 竹岡広信師は、読解部分を高く評価しているものの、長文英作文については否定的な意見を持っているらしい。もっとも、模試の作文だからではなく、長文英作文という行為そのものに対しての考えであるのだろう。
- 竹岡広信先生は、読解部分を高く評価しているものの、長文英作文については否定的な意見を持っているらしい。もっとも、模試の作文だからではなく、長文英作文という行為そのものに対しての考えであるのだろう。
- 英作文解答例の表現は使い回しのきくものが多く使われているため、学習効果が高い。
- 英作文の採点が厳しい。
数学
国語
物理
化学
生物
日本史
世界史
地理
- 小松英介、高崎弥昌、森雄介らが作問。(敬称略)
- 解答例に不適切なものが稀にある。
- 難易度は本番と同様。80〜90%の得点を目指したい。