パックV のバックアップ(No.1)


  • 駿台文庫が出版する高卒校内生と高校専売限定のセンター演習用教材『駿台 センター試験 実戦パックV(ファイブ)』の通称。
  • 高卒校内生版と高校専売版があり、それぞれ問題が違うらしいが、質は同じである。ここでは高卒校内生版を中心に解説する。

概要

  • 一言で言うとゴミ。下述の通り駿台の闇が詰め込まれている。
  • 冬期講習の申し込み後に高卒校内生はクラス担任から存在を知らされ勧められる。各教科、センター形式の問題が5つ収録されており教科毎に購入できる。各科目5回分で1セット。
    • 申込用紙に自分が欲しいと思う教科に〇を付けて提出する形である。
    • 値段は1セットにつき840円(税込)。ただし理科基礎は560円(税込)、数学は670円(税込)。
    • 自宅配送(送料無料)かホーム校舎での受け取りのどちらかを選ぶ事ができるが、基本的に自宅配送を選ぶよう要求される。(恐らく教務の負担を減らす為)もし買う場合は素直に自宅配送を選ぼう。
    • センター演習強化コース生は既に理科と社会が申し込まれている(入学時に既に金を支払っている)設定になっているので、重複して申し込まないように注意!
    • 下述の通り買わないと精神的にクラス担任とのコミュニケーションが取りづらくなるので、問題は解かない方が良いが、今後のためにも1つは買った方が良い。840円で黙らせられるなら安い方である。
    • ただ、校舎によってはもしいらないと感じたら購入を取り消すことができる。ただしパンフレットによると、ある期日を過ぎると金を払っているorいないに関わらず発送されるため、取り消ししたい場合は早急に申し出る事!グズグズしてると取り返しがつかなくなる。
  • 高卒生限定」「この時期を逃すと買えない」等買うようにやたら念押しされ戸惑うが、「過去問をやり込み過ぎて問題を覚えてしまった!」という人以外は買う必要がない。
    • そういう人も、青本(センター実戦問題集)や黒本(マーク式総合問題集)の方が良い。
  • 一般向けに販売していないこともありクラス担任は、「駿台の実力講師陣が作った素晴らしいものです。」とかなり宣伝するが、考えてみれば予備校の講師が作るのは当然である。作っていると言っても若手の講師が適当に過去の模試を作る際に選考落ちした問題を組み合わせているだけである。
  • 値段も各科目の赤本黒本と大して変わらないため、金銭的な意味でもそれらを買って過去問を徹底した方が良い。
  • クラス担任が「過去問はやって当然で、プラスでこれをやるのが当たり前」などと言うが、過去問を2周、3周する方が断然良いだろう。
    • お金だけでなく何より時間の無駄である。駿台が大好きで来年も100万円近くを駿台に貢ぎたい人はしっかり全教科買って取り組むようにしよう。
  • ちなみに一部の高校(神戸高校、岡山白陵の他、複数の進学校)でも販売されているが、情報が少ないこともあってこのパックを大量に買う生徒が多発する。
  • お茶飲みwikiにも記事がある。関東でも関西と同じくらい勧誘が激しいそうだ。お茶飲みwiki:パックV

特徴

長所

  • 模試のように冊子になっているので持ち運びに便利。
  • 付属品として最終チェックシートなるものが存在する。ポイントがまとまってて直前の確認用としては一応評価はできるのだが、青パックについているものと同じなのでコレ目当てに買う必要はない。必要ならば、コピー可の青本からコピーしよう。

短所

  • 前述の通り問題の質が悪い。模試の選考落ちした問題(ボツネタ)や古い問題等の完全な流用であり、センターとは似ても似つかない問題も多く見受けられる。
    • 関西駿台の講師に留まらず関東駿台も批判しており、挙句の果てに駿台外からも批判が出るほど酷い。
    • 特に文系科目。英語、国語はかなり酷い問題が多いので、購入時には注意しておこう。
    • 中でも地理は本当に酷い。全5回の中に類似問題が散見され「またこれか。」となる。また、そもそも大問五は2016年から「比較地誌」に変わったにも関わらず以前の「現代世界の諸課題」のままである。以前の問題を明らかに流用していると思われる。少なくともこれをやって本番慣れするということは難しいだろう。
    • しかもセンター実戦問題集や青パックと大部分の問題が被っている科目もある。
    • また、新傾向以前の問題も含まれていることから、おそらく前年度のものをいくつか(おそらく1、2回分程度)差し替えただけ。
  • ベテランの先生を中心に直前期には絶対にやらないでくださいと言われるほど酷い。
    • 竹岡広信先生曰くゴミらしい。「こんなん買うぐらいやったら赤本10冊買え。」
    • 小泉徹先生も「過去問が最優先で最善策です。パックやって伸びるのかデータ見せろって話ですよ。」という話を割と頻繁にする。
  • 一応、過去問などが少ない理科基礎などに関してはある程度買う価値があるとは思われる。
  • また、神戸校ではパックVの第一回を集まって解くイベント(パックVマラソン)もある。本番さながらの雰囲気と緊張感を求めている人には良い機会だろう。
    • が、やるにしても、基本的には過去問黒本(マーク式総合問題集)や青本(センター実戦問題集)をやり尽くしてしまってから取り組むのが良いので、あまり時間は取れないとは思う。
  • 上記の通り問題は良質でないため優先度は低め。普通に考えて、全国から選りすぐりの教授や有識者を集め、1年近く血眼になって作成する本家のセンター試験の質にはどんな組織が作った模試or問題集でも太刀打ちできないはずである・・・。
  • クラス担任の営業利益に繋がるだけなので、自分が正しいと思う選択をしよう。
    • 点数に一喜一憂することなく取り組むのがベストである。

クラス担任の宣伝

  • この項目では、クラス担任パックVに関する宣伝を列挙する。もちろん真偽不明の情報も混じっているが、宣伝が激しいことには変わりがない。
  • 2019年度は、このwikiのネガキャンもあってか、はたまた単純に悪評が広まったのか申込み数がかなり少ないようである。
    • これに焦ったクラス担任の、「他クラス、他校舎の皆さんはもっと買ってます!パックVを買わないと皆さん出遅れちゃいますよ!」などという見苦しい宣伝文句を各校舎で聞くことができ、大変微笑ましい。しかし、その分押し売り宣伝が過激になってきているようなので注意されたし。後述の通り、押し売りを超えて悪徳業者じみたやり方に手を染めるクラス担任もいる模様。
    • 悪質なケースの一例として、LHRなどで申し込み用紙を配布し、ほぼ強制的に受験教科全てに〇を付けさせその場で提出させる担任もいるらしい(特に大阪南校京都南校の担任が酷い)
  • 2019年、一部校舎で申し込み期限の2日間の延長がされた。それほど焦っているのだと思われる。
  • おそらく、売上は講師陣の印税には全くならず、駿台職員のボーナスになるのではないだろうか。
    • 実際これをいくつ生徒に買わせるかのノルマがあるようで自身の給料のためにも買わせにきていると思われる。
    • 買っている生徒が少ないクラスの担任は校舎長から圧力を受けているとも思われる。
    • 上位クラスは寛容的だが下位クラスの担任への圧力がひどいと見受けられる。
    • クラス担任もある意味駿台上層部の被害者である。こちらも露骨に敵視するのはやめよう。
  • 2018年度の神戸校のとある理系国立クラスでは一個も書かずに提出すると「君だけだよ!(迫真)パックV申し込んでないのは!後で申し込み直しなさい!」と非道極まりないセリフを吐いたり八つ当たりでもするかのようにネチネチ言う担任もいる。
  • 2019年度のMAクラスでは「ウチの子のおむつ(代)がかかってます」と同情を誘った。こっちの合格(=人生)もかかっているのですが。
  • 名古屋校では校内放送で定期的に宣伝をする始末。開放自習室にさえ音声を流すので自習の妨げになっている。 しかも購入出来ない現役生もいるので… 存在を知られてはいけないのではなかったのか
  • 京都南校のとある文系国立クラスでも「パックVを買わんやつは許さん!」と暴言を吐き、あらかじめ国数英の購入欄に〇をつけた(印刷)状態で申込書を渡すという暴挙に出た担任もいたとか。
  • 「今年(2018)はセンターが一週間以上先なのでこれ買わんかった人はやることなくてサボると思います。だから買いましょう。」
  • 2017年度の大阪南校SFクラスの女クラス担任は、教室入り口の着席表に、未購入者の着席番号のみをマーカーで塗り、さらにその下に未購入者リストなるものを貼り付けて晒しあげるという行為に出た。さらにそれでも買わない場合は直接未購入者の元へ行き、8階の教室から1階の教務室まで強制連行の後、買うまで追い詰めた。
    高校で買ったものがあると言っても一切聞かなかったようだ。
    2019年度の大阪南校では特に質が酷いとされる国語と英語の購入欄に予め〇を付けられていた。
    • SAクラスの担任(2018年度までは大阪校の担任だった)は「あくまでも任意なので〇を消しても良い」と言っていた。「少なくとも社会は買って欲しい」と懇願していたが・・・。
    • センターが先だからこそあえて教科書に戻って基礎を補填したりするのが正しいと思うのだが・・・。
  • 2019年度大阪校MAのクラス担任(2018年度まではあの悪名高き神戸校MBクラスの担任だった)は、買ってない生徒の所へわざわざ出向き「他の子はほとんどみんな買ってんで。アンタはええの💢?」「青パックとは違うからさぁ」「なぁ、差ぁ着くでぇ(迫真)」と詰め寄るなど、売り上げのために必死になっていたご様子。周りから見ていても、任意であるはずなのにもはや押し売りと言って過言ではないレベルであった。可哀想である。
    • さらに後日、同担任は別の未購入の生徒(MA)を休み時間に廊下で捕獲し、『なぁ君も参加しよぉ?』『これは12月以降絶対必要やからさぁ』『絶対必要やって』『絶対買って』『期限明日までやねん。いいん?(迫真)』『早く書いて(申込書)出してなぁ?(上から目線で)』という追い込み漁を敢行。周りに数人の野次馬が出来、晒し者にするという荒業を披露した。
      本当に可哀想である。彼の勇姿をたたえたい。
  • 京都校の某下位クラスの担任が「上のクラスはみんな買ってます!」と言っていて闇を感じる(上位クラスの人は誰も買っていない)。ちなみに、ここの医系クラスでもあたかも購入するのが当たり前のようにLHRに購入書を記入させた。
  • また、某クラス担任は買っていない子のとこまで駆け寄って、「ちょっと!(迫真)リスニング買わなきゃダメでしょ、リスニング! リスニングは慣れが重要だから買いなさい!!ついでに他教科も買いなさい!殆どの人がセンター過去問全て解き終わって暇になるの!手持ち無沙汰になりたくないでしょ!!??(大迫真)」とおっしゃっていた。
  • さらに、クラス担任が「このクラスの皆さんはこれを買うので、・・・」と、買う前提で話を進め、まるで必須事項であるかのように仕立て上げるという酷いケースもある。こんな言い方をされても、これを買うのは任意であることを念頭においておこう。
    • あるクラス担任は申し込み締め切り間近のLHR終了後、申し込み用紙を出していない生徒を教室に残らせ、改めて用紙を配布して、強制的に提出させた。筆者は法律には疎いが、これは法的に大丈夫なものなのか?
  • 2019年度大阪校SBのクラス担任は、「親と相談した結果、買わない」「家のパソコンは壊れていて、CDを再生する機械が無い」などと伝えたにも関わらず、「せめてリスニングだけでも」とだけ言い残して再度申込用紙を押し付けてきた。日本語が理解できない程クラス担任も追い詰められているようだ。押し付けられた生徒は今後の担任との関係のことも考え、一応買ったそうだ。可愛そうである。
  • 一方2019年度の大阪校SCのクラス担任(2018年度は京都校クラス担任)は、あくまですすめるものの、強制的という形ではなかった。「買うことをお勧めしますが、勿論お金がかかるものなので…買って欲しいですが最終的には自分で決めてください」というに留め、買ってない人に対して個人的に尋問することもなかった。
  • 先ほども述べた通り、クラスのレベルに関わらず「買うのは自分に必要だと思う分だけで良い」と言ってくれる常識ある担任もいらっしゃるが・・・。
    • 基本的に寛容な担任は、買うことを推奨しつつも、「パックVは買わない」ということを伝えれば普通にわかってくれる事が多い。まぁ、嫌々勧誘させられているのだろう…可哀想である。逆にそのような担任であればそこそこ信頼の価値がある。
    • 基幹校舎の上位クラスに比較的多い気はする。(比較対象が低次元なのだが、、)
    • 担任団が比較的優秀とされている上本町校でさえ、パックVに関しては押し売りがあった。もちろん、他校舎の悪徳業者のように丸を書き込んだ申し込み用紙を渡したり呼び出したりするような強制的で詐欺じみた押し売りはなかったが、それでも”昨年の合格者はみんなGETしてました。”や”○EのクラスはもうほとんどGETしたみたいです”等ホームルームでいい、また宣伝ポスターを至る所に貼り、昼放送ではアナウンスしまくった。
    • 2019年度の福岡校SAのクラス担任は、「自分に必要な物だけ購入しましょう」と殆ど勧誘をしなかった。ローカル校舎だからであろうか。「駿台」と言う金の亡者にまだ魂を売っていないようだ。
  • もう一度言うとゴミ。上述の通り駿台の闇が詰め込まれている。