地理論述演習TK のバックアップ(No.1)


地理論述演習TK

監修講師

小松英介

使用コース

構成

関西作成の通年教材。東大京大過去問題から成る。テーマごとに地理(系統地理・地誌)テキストと同じ 24セクションから成る。

目次

1.論述答案の基礎事項
2.地形⑴
3.地形⑵
3.気候⑴
4.気候⑵
5.気候⑵・土壌
6.植生
7.農業⑴
8.農業⑵
9.林業・水産業
10.資源・エネルギー
11.工業
12.環境問題
13.地図
14.貿易
15.人口
16.村落・都市⑴
17.都市⑵
18.流通と消費
19.国家・民族
20.東・東南アジア
21.南・西アジア、アフリカ
22.ヨーロッパ
23.ロシア、アングロアメリカ
24.ラテンアメリカ、オセアニア

特徴

  • 科目の特性上、少人数での授業となる。世界史・日本史と違って東大京大がまとめられるのはこのせいだろう。
  • このことに関しては、東大京大両志望者から不満の声が続出している。
  • 残念ながら、一橋大志望者の期待に応える教材や授業ではない。一橋志望者が京大地理を解いたところで全く何の対策にもなっていない。自習で過去問演習を進めること。
  • 地理科に限り、どの講師もTA以外での添削を受け付けており、積極的に利用することができる。
  • ただし、担当講師が好みでない・合わない場合でも、自分の担当講師以外に見てもらうことは出来ない。(質問はどの講師でも可)「担当講師の方に失礼となるから」とのこと。(高崎弥昌先生談)
  • TKとしてではなく、該当箇所の青本などを解き、過去問の添削として担当でない講師に見てもらうという裏技がある。
  • 京大志望者は二次試験で世界史か日本史を選択する生徒が多く、受講しているのは東大志望者がほとんどである。
  • 京大地理と東大地理は問題の意図・狙い・精巧さにおいて天地の差がある。いっそのこと京大の問題をカットして地理Tにすれば良いのでは?
  • 副読本として大学入試 地理B論述問題が面白いほど解ける本 』(宇野仙著、KADOKAWA)推薦する。

講習会について

【参考】関東地区の東大地理対策の講習会

  • 春期講習で『東大・一橋大地理』が開講される。分野別ではなく、出題形式別・視点別に精選した問題を扱い、論述問題の解法や姿勢を学ぶ。添削指導付き。宇野仙師担当のものが人気である。
  • 夏期講習冬期講習で『東大地理』が開講される。東大入試や東大実戦の過去問を扱う。宇野仙師担当の同講座は人気で、180人程度が1教室に詰め込まれる。宇野仙師は解答例(青本と同じもの)を批判するが、なぜダメなのかを説明してもらえるため、非常に良質で充実した講義となる。
  • 夏期講習冬期講習で『地理論述』が開講されるが、関西の同名講座とは全くの別物である。以前、仙台校にて『東大地理』の設置がなかった時代に、東大志望者向けに作った講習らしい。現在は一橋大や大阪大、名古屋大、筑波大を主眼に置いているようだが、東大の過去問も扱う。こちらも宇野仙師担当のものが人気を誇っている。授業中、京大の青本解答例を批判することも......
  • 直前講習東大プレ地理演習』もLIVEで開講され、やはり宇野仙師がダントツの人気を誇っている。
  • いずれの講座も東大志望者から絶大な支持を得ているので、検討する価値は大いにある。

    宇野仙
    お茶の水校(夏期・冬期・直前)を担当。

    • 論述問題のパターン別解法及び例題、テキストの補足事項をまとめた数十ページほどの冊子を配布し参照しつつ授業を行う。
    • 解いていく過程を口頭および板書で説明する。基礎事項については口頭だけで済ますこともある。
    • 師は「多角的・多面的な解答」の作成にこだわるため、例えば一見自然地理だけの問題に見えるようなものでも、社会地理、人文地理からのアプローチを添える柔軟さをみせる。
    • テキストの公式解答に意見を述べることが多く、公式解答例を補うために「どこがどう足りないのか」を踏まえた解答ポイントを板書する。故に師の要求する満点答案は、作成難易度の高い、より綿密なものである。
    • ある程度地理に自信があるような生徒で「どうもいつも同じような切り口でしか解答の作成ができない」といった生徒に強くお勧めできる。
    • 地理が苦手な生徒でも、多角的・多面的考察を通して知識を補充できるだろう。