Fri, 15 May 2020 17:36:10 JST (1441d)
制度
- クラス名は「SA」のようにアルファベット2文字で表される。
- 1文字目は所属コースを表す。
- 国公立大理系はS(Scienceの略)、国公立大医系はM(Medicalの略)、国公立大文系はL(Literatureの略)である。
- 私立大理系・医系はR、私立大文系はUであるが、何の略なのかは不明。駿台職員に聞いても分からないとの事。
- 2文字目はクラスのレベルを表す。
- 所属コースおよび自らの学力レベルにより、所属クラスが決定する。
- コース選択は入学時に行う。
- クラス分けは試験の結果に基づいて行われる。
- 以上の原則から外れる場合もある。
- これは、学生数が少ない校舎では、コースやクラスがまとめられたり設置されなかったりするからである。
- 例えば、国公立大コースと私立大コース、医系コースと理系コースがまとめられたりする。また、DクラスやGクラスが設置されなかったりする。
実態
- 各クラスには様々な志望校の学生が集まる。
- 関西圏では、同レベルコースの学生でクラスを組まれる。例えば、スーパーコース生はA〜Dクラスに振り分けられる。コース別にクラスが組まれるわけではない。
- 逆に言うと、実質、同一コースであっても、一部の選択授業が異なるだけで、別コース扱いされている。
- 首都圏では、同一コースの学生でクラスを組まれる。ただし、実際は少人数になる場合が多いため、お茶の水校以外のほとんどの校舎で合同クラスが作られている。
- 一般に上位クラスになればなるほど、授業が違う!仲間が違う!実績が違う!
- ハイレベルな講師・学生が集まり、高い実績を叩き出している駿台において、上位クラスに入れなければその恩恵を最大限に受けることはできない。
- 下位クラスになるほど、理論的な背景を深く説明しようとする講師は減り、熱心に勉強しようとする学生も減る。実績も良くない(某年度大阪校SBで京大合格は1桁人程度)。
- 前期に上位クラスに入れなくても悲観する必要はない。
- 前期のクラス分けはプレースメントテスト1発で行われるため、正確性・再現性の低い結果となっている。全体的にはある程度の成績相関性が現れていると思われるが、上位クラスも下位クラスも玉石混合になる。
- 実力そこそこ程度の人だと、ブランクや当日の運・体調などによっては下位クラスに配属されてしまう。逆に、プレースメントテストは難易度が低いので、実力のない者が上位クラスに配属される事例も散見される。
- 前期の授業でしっかりと基礎を学ぶこと。実力そこそこ程度の人は、前期から無理して上位クラスに入ってしまい授業についていけない科目が出てくる方が問題である。
- 後期は確実に上位クラスを目指すこと。
- 下位クラスになるほど、目も当てられないような成績の人の比率が高まっていく。勉強以前の基本がなっていない、浪人生としての自覚が無いようなDQNの比率が高まる。ただし、SS、MSの超上位層は例外的にDQN率が高い。
- SAよりも下のクラスでは、『数学XB』や『物理Hs』など、京大や阪大をはじめとする旧帝大を志望する者には易し過ぎる教材を勉強することになる。応用力を伸ばすべき時期にそのためのトレーニングを十分に行うことができないため、カリキュラム上これらの大学を目指すのは厳しくなってくる。
志望が分不相応に高い人への暗黙のメッセージなのかもしれない。「現実を見よ。自分のレベルを正しく認識し、基礎固めを行え。さもなくば非旧帝大の国公立すら受からないぞ」。
- 全国でもかなり少数だが、模試を体調不良等で欠席
もしくはサボったりして下位クラスにいる優秀な人もいる。そういう人は講師とかクラスとかに関係なく、元々できるタイプなので普通に受かっていく。
- 駿台への入学を希望する場合、基本的に上位のコース・クラスを目指すこと。下位のコース・クラスでは様々な問題が発生している。
- 「(スーパーコースの認定が出ているにも関わらず)ハイレベルコースに入って基礎からじっくりやり直したい」という考えは基本的に良くない。スーパーコースとの間には講師・生徒・実績のみならず、教材やクラス移動などの面でも大きな隔たりがある。
- 下位コース・クラスには、仕事がいい加減なクラス担任が配属されやすいという話もある。パックVや青パック等質の悪い問題集の購入を半ば強引に勧めてきたり、講習の申込み時に、講座のレベルを見て受講を取りやめるよう説得してきたり、キャンセルを認めなかったりする。