経済学部 のバックアップ(No.3)


  • 大学において経済学を研究・教育する学部。
    • 一部の大学では、政治経済学部経済学科である。
  • 同系統の商学部(商学科)や経営学部(経営学科)に比べて、純粋に学問として経済学を研究する傾向が強い。
  • 一般に、他の学部に比べて暇であるといわれている。
    • ただしこれは大学によって大きく変わる。必修科目が多くそこまで楽ではない所もある。
  • 文系が主だが、数学が選択科目のため理系でも志望できる。
    • 近年では、数学を選択科目ではなく必須科目として課す動きもある(例:早稲田、東洋)。
    • このため、併願先に私大経済学部を選ぶ理系生徒が毎年一定数存在する。国語と英語に自信のある難関国立大志望者が多い。
    • 伝統的に、慶應経済や早稲田政経を併願する難関大理系受験生が多い。
    • 経済学部を第一志望にする理系もいるが、第一志望の理工学部に落ちて併願先の経済学部あるいは経済学科に進学する、いわゆる「理系崩れ」も多い。
    • 京大経済学部など、理系の入学枠をあらかじめ設けている学校もある。
  • 近年は情報系学部への注目が集まっていることにより理系人気が高まっているが、そんな中でも経済学部は比較的安定して志願者を集めている。
    • 「つぶしが効く」という理由で経済系を志望する生徒が毎年多い。
  • 数III以上の微積の知識を道具として用いる学問であるため、数学が苦手な文系は経済学を学ぶのが苦痛に感じられる。
    • 例えばゲーム理論が初めて日本に入ってきた頃は、理系専科大学である東工大がゲーム理論の研究・教育の中心地の役割を担っていた。このことを見ても、経済学は突き詰めればれっきとした理系の学問であることが伺い知れるだろう。
      • 特にゲーム理論は最適化問題と関わりがあるため、応用数学やコンピュータ科学とも密接な関わりがある。
    • これゆえ、地歴受験で経済学部に入った数学嫌いの文系は入学後後悔する場合が多い。
    • アメリカでは経済学は理工学系の学問として扱われるというのは有名な話。
  • 同系統学部の学内ヒエラルキーは大学によって異なる。
    • 一般的には、一橋大商>経済、早稲田政経経済>商、慶應経済>商、明治商>政経経済>経営 とされる。