現代文 読解の基礎講義 のバックアップ(No.1)


中野芳樹の書籍

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書籍概要

  • 授業で扱う問題は8題と付録の補題が2題掲載されている。
    1. FAQ
      • 使用法、学習方法も含めた現代文質問コーナー
    2. 第1章 客観的読解法をマスターしよう!
      • 基礎講義1 評論
        ⑴大阪大
        ⑵センター本試 (日本の庭)
        ⑶東京大
      • 基礎講義2 小説
        ⑷センター本試 (白桃)
      • 基礎講義3 随想
        ⑸東京大
    3. 第2章 論理的解答法をマスターしよう!
      • 基礎講義4 記述式
        ⑹東北大
      • 基礎講義5 選択式
        ⑺センター本試 (資本主義と人間)
      • 基礎講義6 心情・表現説明型
        ⑻センター本試 (送り火)
    4. 第3章 基幹知識
      • 基礎講義7 知識問題
    5. 付録問題
      • 補題1 神戸大
      • 補題2 京都大

内容

  • 中野芳樹師唯一の著書。版元は駿台文庫
  • 中野師考案の客観的速読法を利用し全体要旨の把握を目指す読解と、論理的解答法を利用した精密な解答術を身につける。これらは単なる受験テクニックではなく、大学入学後に論文を読む際にも適用可能なものである。
    • 本書に書かれている読解法・解答法・基幹知識をレジュメにしたPDF(中野師が全授業で配布するプリント)が、師のホームページに掲載されている。こちらから手に入れて印刷しておくと良い。
  • 授業で深く触れない内容も書いてあったりするので、この本を読んで師の読解法に開眼する生徒もいる。
  • 評論の読解→小説の読解→随想の読解→記述式問題の解答法→選択式問題の解答法→基幹知識のまとめ、という構成。難度の高い予備題もついており、問題のボリュームも多い。
  • 通期で師の講座を取っている人は復習用や演習用に使える。
  • また、中野師と似た方針の読解法を用いる先生(松波師など、関西には多い)に担当してもらっており、その方法論がいまいち体系化出来ていないという人にも非常におすすめできるが、混同して両方とも中途半端ならないように注意。
  • さらに、問題は重い(初っ端から阪大文系学部の過去問)ので注意。
    • 方法論を身につけるための解説(≠本文そのものの解説)が充実しているので、旧帝大レベルの学力に達していないような生徒が取り組んでも問題ない。
    • この参考書をうまく利用できていればセンター9割の実力は身につくはずであるので、過度に心配する必要はない。
    • 共通テストのみで現代文を使うという生徒も、マーク式は書くように選ぶということを学ぶのには最適な参考書である。記述の完全解答を目指さずとも、解答に必須の要件を能動的に書き出してみるなど、記述式の問題の使い方を工夫するとよい。

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  • 基礎講義と並ぶレベルの超良書だが、既に絶版。