勝美好哲(かつみよしあき)は、駿台予備学校数学科講師。
経歴
- 2021年現在65歳。
- 防衛大学校中退。
- 元 自衛官。
授業
- 問題を読み間違えたり計算ミスを多くしたりする。基礎説明を省くため数学の苦手な人にはとても分かりにくく、ミスしたまま突き進むことも多い。板書がカオスになる時もあるので注意。
- しかし、数学の得意な生徒の中には師の熱狂的なファンが存在する。
- テキストも執筆しているため問題の価値の高低を教えてくれる。
- 京大理系数学などには多く師の問題が含まれて居るが、師はそろそろ時代に合わせて別の問題を掲載すべきだと自ら仰る。
- 問題を作るのが上手。良問揃いである。
- テキストの問題に補足として問題を追加してくれることがある。それが中々の良問。
- 駿台のテキストやテストには師のオリジナル問題が含まれていることがよくある。
- 中々進まず、通期の終わりの方には、説明に時間がかかる問題をプリントでスキップする。
- 解説しながら板書をするということをせず、解答を無言で全て書き終わってから解説をするので数学が苦手な人にとってはとても分かりづらい。
- 師も井辺卓也先生や米村明芳先生のように即興型(授業の準備を殆どして来ない)のようであるが、両者ほど授業のテンポが良くなく、板書中に何度も詰まる。そしてとにかくミスが多い。
- そのためイライラする生徒も少なくない。(師によると授業の準備は怠惰でできていないようで、そのため朝一番に出講して準備をしているらしいが・・・。)
授業の準備をすればもっと評価が上がる講師だとは思うのだが・・・。
- 肯定的に取るならば、じっくり考えながらノートを取ることができる。しかし、その板書にはミスが多いので注意!
- 総じて、上位クラスでも切る人と熱狂的なファンに二分される傾向にある気がする。
- 計算が面倒な問題はよく解法を少し板書をした後プリントを配る。
- プリントはその日の朝に作っていることが多いらしい。
- 大問番号の板書の文字がとてつもなく大きい。板書自体の文字の大きさは至って普通。問題の方針やポイントは口頭で述べることが多いのでメモは必須。方針を述べないことも多いので注意しよう。
- 多分野に渡り解法に多くの拘りを持つ。解法をパターン化するのを嫌い、その場その場で問題に合う解き方を臨機応変に模索するのが大事だと力説する。
- 解と係数の関係が嫌い。
- 相加・相乗平均も敬遠する。
- 極限の求め方をパターン化するのも嫌い。
- ベクトルは大好き(師曰く、好きではなく使いやすいから使っているらしい)。
- 但し正射影ベクトルの暗記は嫌い。その場で作るべきと主張する。
- 1文字固定(予選決勝法)も好き。ただ師は「予選決勝法」とは呼ばない。
- 対称性も大好き。
- 初めてだと、sinとcosが読みづらいと感じるかも。
- 一方で定石や基本となる考え方はしっかりと押さえることも大事だと言う。
- 基本的に年のせいもあるが覚えるのは嫌いとのことで、その場で作れるように訓練するよう勧めて居る。
- 1つの問題について複数の解法を紹介することに命を懸けている。ためになるので全て頭に叩き込むべし。
- 板書を写す時など、教室が静まり返ることが苦手だそうだ。
- 板書を写すよりも、他の生徒と解法について話し合ってくれる方が嬉しいらしい。
- 時々板書の字が小さかったり、青色チョークであったりして見難かったりする。
- rとγの見分けがつかない。
- そこそこ色は使うイメージ。
- 生徒はまず当てない。
- 延長は嫌いらしく、ほぼ無いように努めている。また、休み時間は10分取れるよう、延長した次のコマは授業開始を繰り下げる。
- プリント配布の際、足りないことはそこそこある。稀に足りなかった生徒が、手を上げ、「すみません」などといって居るのに気づかず授業を再開してしまう。
- プリント配布の旨を教務に伝え忘れて居ることも屡。
担当授業
通期
直前Ⅰ期
直前Ⅱ期
人物
- 「かつみん」「和尚さん」「だるま」
- 山口組の幹部にいそうな出で立ち。
- が、後述の通り実際はとても優しい、漢の中の漢である。
- 強い人程優しい、というやつのまさにお手本のようなお方である。
- コテコテの関西弁で喋る。
- 舌足らずで、偶に何を言っているか分からない時がある。
- 『高3スーパー理系数学S(IAIIBIII)』の作成者の1人。
- 男らしさの中に垣間見える優しさが素敵な漢。非常に良い人。優しい人。
- 質問に行くと眼鏡を掛けていることが多い。
- 講師室に質問に行くと非常に丁寧に教えて下さる。そして、受験においてためになる話もしてくださる。
- 講習の質問などを結構後に偶々会った時にしても歓迎される。本人曰く基本期限は切らないとのこと。また、レポートのように解答を仕上げて提出しても添削してくれる。点数はつけられないが、アドバイスは可能とのこと。
- 数学科米村明芳先生を微積分の大家と評し尊敬している。東京の安田亨先生も尊敬している。
- かなりの酒豪である。
- 数学科倉沢一郎先生は飲み仲間。
- 同じく数学科の池谷哲先生との親交も深い様子。池谷哲先生が出している『世界一わかりやすい 京大数学 合格講座』について、「何で日本一じゃなくて世界一やねん。どうせやったら宇宙一にせーよ。」というツッコミ?を本人にしたことをよく自慢げに話される。
- 「(しばしの沈黙)あのー」、「ええ按配やね。」
- 「(sinの加法定理を利用する際)咲いたコスモス コスモス咲いた」
- 中学、高校は吉岡高志先生の後輩で、東工大、慶応、防衛大学校に合格して防衛大学校に進学したという異色の講師(家庭の事情で中退)。
- 若い頃は自衛隊でパイロットをやっていたらしい。そのため、遺体処理の資格を持っており、東日本大震災の際には自衛隊から招集が掛かって遺体を処理したこともある。
- 柔道・相撲の経験者で、大学時代は相撲部の部長をしておられた。
- もっと若い頃はブレーキ踏まずに六甲の山々をバイクで駆け回っていたらしい。
- 数学科池谷哲先生曰く、「戦闘機の免許を持っている(機体毎に免許は別々でしかも5つくらい)」。
- 現代文科小泉徹先生曰く、「路線バス以外は全ての乗り物を運転したことがある」(本人曰く「大気圏内で操縦したことないのは電車だけ」)、「酔っ払った帰り道に五人組のオヤジ狩りにあったが、相手の肋骨をへし折って撃退した」など様々な伝説を持つ。
- 小泉徹先生曰く、「生きてきた世界が違う」、「もうね、勝美さんがいてくれれば何があっても大丈夫って感じがするのよ。」
- その昔、精神的に病んでしまい講師室で暴れていた生徒を、ヘッドロックでシメて秒殺したらしい(小泉徹先生談)。凄過ぎる。
- しかもその生徒は刃物まで持っていたらしく、ますます凄さに磨きがかかる
- 2015年度の夏期講習では、バイクで大阪校に向かう途中交通事故に遭い救急車で病院に搬送された。勿論その日の授業は休講となったが、翌日は口から血を流した痕を付けながらも平気な顔でいつも通りの授業を展開した。
- 伝説はこれからも増え続けるのであろう。
- 昔沖縄で訓練を受けていた際、台風のために訓練が中止になり、師は喜びのあまり訓練所を脱走して飲みに行こうとしたらしいが、台風が近付いていたためどこも開いてなかったのだとか。しかも戻ったら上官に脱走がバレており、罰としてパラシュートを担いで走らされたのだとか。
- 富士の樹海でサバイバル訓練を経験したこともあるらしい。
- かつて、「1日中草むらで微動だにしない」訓練があった際に、目の前を這っていたマムシを捕獲して生で食べたらしい。
- 休みの日に自ら車で宮城まで行って支援活動を行った。かっこよ過ぎる。
- 板書ミスをした(師は気づいていない)直後に、偶々意図せず「俺自慢じゃないけど板書ミス多いけどやな、見つけるのも早いからな」と仰り、その後結局そのミスを見つけられず放置し続けたことがある。
- さまざまな資格を持っているらしい。