春期講習 のバックアップ(No.2)
- 3月に行われる『春期講習』は4日間講座。(現役生・高卒生が受講できる)
- 4月に行われる『開講準備必修講座』は3日間講座。(高卒生のみ受講できる)
- 例外的に『センター地理B』は現役生も受講できる。
- 『"必修"と書かれているので必ず受けなければいけないんですか?』
と、よく入学したばかりの浪人生が教務に質問するが、
高卒生は必ず受けなければいけないというものではない。
- 浪人生など4月から駿台に入学予定の人は、駿台生活や授業の体験、新学期に向けた下準備などとして活用するとよい。
- 駿台はどのような雰囲気なのか、どのような授業を行うのか、どの程度のクォリティの予習復習が求められるのかなど。(勉強面)
- 交通アクセスはどうか、近隣の環境はどうか、自習室やフロンティアホールの使い心地はどうか、進学情報室は使えそうかなど。(生活面)
- 特に、同一科目の授業が4日間連続で3〜4コマ行われることが、どれほどの負担なのかを体感しておくと良い。夏期講習のスケジューリングがしやすくなる。
- スーパーコースに入学する人は、どの科目も標準レベルから授業がスタートするので、苦手な科目は春のうちにフォローしておきたいところ。
- 現役生は、学習の方向性や方法を正す、受験生としての努力量の水準を知る、人気講師の情報を収集しておくなどの視点も大事になる。
- 通期では全ての科目を受講できるわけではない。裏科目(理系にとっての国語社会、文系にとっての理科など)は講習期間で対策することを勧める。
- これからの1年間、講習やイベントには積極的に参加し、自分に合う講師を探していくこと。直前期に見知らぬ講師の授業を受けるのはリスクである。
- 受講数は計0〜4講座くらいが妥当か。もちろん講座の負担度合いなどにもよる。
- 駿台の講習は、1期間に1講座受けるのが基本スタイルである。講座を詰めすぎると予習復習が追いつかなくなり、消化不良を起こしやすくなる。
- 自学自習の時間が必要な人は、講座を取らないタームを作ると良い。講座の予習復習に追われないタームを作った方が、まとまった勉強時間が取りやすい。
- 前期開講(4月)以後は、前期の授業の予習復習に追われることになる。春期講習の復習時間は取りにくいので、春期の間に復習をしっかりやると良い。
- 春期はテキストを毎年使い回している講座や、撮影時から1回も撮り直していない講座が殆どなので、現役時も在籍していた浪人生は注意。
- 春期講習では「センター対策講座」「分野・レベル別講座」という明確な区分はないが、以後の講習と同様に分けて捉えておくと良いだろう。
センター対策講座
- 夏期講習・冬期講習に比べると設置科目数が少なく、現代文・古文・漢文・地理のみ。
- 駿台の通期講座で受講しない予定の科目を受けておくと良い。理系なら国語や社会は、春のうちに手を打っておくのがオススメ。
- 中野芳樹先生は『夏のセンター現代文』で、「夏にこの講座を受けるのは良いが、春から対策している人とはこの時点で既に差ができている」という趣旨の発言をしておられた。
分野・レベル別講座
- 入試まで残り1年間である。この時期に行うことは主に基礎固めであろう。
- 最難関大志望者(現役生)は、春期までに数学と英語の基礎固めを、夏期までに理科の基礎固めを完成させることが推奨される。
- それ以外志望者(現役生)は、夏期までに数学と英語の基礎固めを、理科に関しても夏期までに力学・熱、理論化学の基礎固めは完成させておくことが推奨される。
- 高卒生は、新生活に向けた下準備を行う期間である。苦手な科目があるならばフォローを入れておきたいところ。
- 基礎固め(苦手の克服)には非常に時間が掛かる。受験勉強のスタートは早ければ早いほど良い。
- 特に「桜咲いたら駿台生♪」という高卒生は燃え尽きたばっかりで勉強に身が入らないかもしれないが、なるべく早く切り替えたいところ。
- 自分を見つめ直す時間も重要だが、ブランクが長過ぎると現役時代に身に付けたこと(経験、感覚etc.)が頭の中から吹っ飛んでしまう。自分だけでは怠けてしまうなら、駿台を利用するのも一考。
- 通期のスーパーレベルの授業に不安があるなら、春段階では『入試〇〇のスタート』や『(高卒)ハイレベル〇〇』などの基礎講座を受講すると良い。自分の根本を見直す良い機会である。