和文英訳S のバックアップ(No.2)
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- 和文英訳S へ行く。
- 1 (2020-05-23 (土) 23:42:55)
- 2 (2020-05-28 (木) 13:22:20)
監修講師(テキスト作成者)
構成
1.文型(1)
2.文型(2)
3.時制(1)
4.時制(2)
5.助動詞
6.受動態
7.仮定法
8.準動詞(1)
9.準動詞(2)
10.準動詞(3)
11.形容詞節
12.名詞節
13.itを使う表現(1)
14.itを使う表現(2)
15.-ever
16.副詞節(1)
17.副詞節(2)
18.比較(1)
19.比較(2)
20.否定
講義の位置づけ
- 英作文を書くという視点から英文法を改めて整理する、言うなれば「英作文法」の授業である。
- そもそもの作文姿勢以前の足腰を鍛える趣のテキストである。「英文法を学習しその知識を英作文に生かす」という考え方にもとづいた、良講師に当たるとこの教材の価値が十分に発揮する。
- 一方で、章を無視した問題が少なくない上、構文や語法を章のタイトルで縛ってしまうため、解答も章を重視したものになりがちになる。英作文の授業としては文法に囚われすぎと言えなくもない。
- そのため、一部の講師からテキストの批判がある。また、章に合わせた解答を示しつつ、別解としてより自然な英文を示す講師もいる。
- 担当講師によっては、一部の問題を良くない問題とみなし、授業では扱わずに後日プリントに模範解答を載せて配る場合もある。
- それぞれのレッスンは、その課で学ぶ文法に関する例文、短めの和文英訳問題(Exercise A)、長めの和文英訳問題(Exercise B)で構成されている。Exercise Bには京大の入試問題の改題が収録されていたりする。
- 人によっては、和文英訳が入試にないといった理由で切る人が多いが、それは語学の基礎を分かってない人がする誤ちだと飯田康夫師は語る。
- 『「自分が受ける大学には英作文の出題がない」からという理由で「和文英訳」の授業には出席しないという受講生がいるとしたらとんでもない。「和文英訳」の授業は、「書くための英文法」を学ぶ絶好の機会として、英語の基礎学力を着々と伸ばすために必要不可欠であるのに、それを切り捨てるのだとすれば、自分の首を絞める「自殺的行為」といっても過言ではない。』
- まあこれに関しては「和文英訳」という名称も悪いと言える。
- テキスト巻末にはそれぞれの文法事項が盛り込まれた例文が掲載されている。
- 勝田師や久山師は覚えるのに越したことはないと、例文暗唱を勧めている。
- 共に勝田師が作成しているため、例文が英文法Sパート1の例文とまるかぶりしている。
- 以前の作成者の山口紹師は、テキストの内容に不満がありつつも、テキストの出来は良いと評価していた。
- 師に言わせれば、「前期に第7課より先まで扱っている講師は手を抜いている」そうである。理由は「前期だけで準動詞までをちゃんと解説しきれるはずがないから」らしい。
テキストの特徴
- 短い日本文の英訳を練習する教材。
- セクション毎に語法文法の解説をした上で、それを英作文で実際に書けるようにするのが目標。
- 特殊な章立ての『語法文法研究』と違って、オーソドックスな章立て(文型、時制、助動詞・・・)になっており、文法が苦手な人にとっても取り組みやすくなっている(『英文法S』Part1とリンクしている)。
- 英作文の解説の前に、文法の解説を詳しくしてくれる講師が担当だと充実した授業になるだろう。
- 収録問題はセクション外の書き方の方が実践的な場合が多いが、解答は無理にセクションを重視したものを提示しようとする。
- 表現の自由度が悪いため、純粋な英作教材としては(主に上級者から)不評の声がある。
- 『語法文法研究S』と『長文英文構成演習』の2冊は「英文の組み立て」という観点から方法論が一貫しているため、この教材の位置付けは少し浮いている感がある。
- ただし、この教材と『長文英文構成演習』の接続が悪いわけではない。
- 語彙力増強、基本文法のチェック、作文演習量の追加などを担う基幹テキストと認識して問題ないだろう。
- セクションに関係なく、できるだけ多くの必須表現を伝授してくれる講師(中西稔人師など)にあたると非常にラッキー。1年間を通してして大体の表現が網羅でき、豊かな授業となる。
- 関東で作成されている。同じく関東教材である『英文法S』や『英作文S』は西日本地区では採用されていない。
- 「お茶飲みwiki:和文英訳S」も参照すると良い。
- 『英文法S』Part1と『和文英訳S』は内容がリンクしており、また、『英作文S』は『和文英訳S』の補強という位置付けであるため、西日本地区で本テキストのみ単独採用しているのは謎である。