長文英作演習 のバックアップ(No.1)
監修講師
使用コース
構成
- 京大、阪大を中心とした難関国公立大の長文英作対策のテキスト。
- 昭和時代の問題から最新の問題まで、様々な長文英作問題で構成されている。
- 基本的に1回の授業で、1つの英訳問題を扱う。
- 申し訳程度に数問自由英作の問題が入っている年もあるが基本的に和文英訳が中心。
- テキスト後半のAppendixには、分野別に英作文で使える覚えておくべき表現が掲載されている。
- 後期に入ると如何にも京大チックな比喩表現の入った文章であったり、和文を直接英語に置き換えるととんでもない英文になるような文章が多くなる。実際、京大の過去問の中でも長くて難易度の高いものが結構選ばれている。
特徴
- 2021年度から名称が変わった。
- 2020年度までは『長文英作構成演習』という名称で、まったく同内容である。微妙に名称を変えた理由は不明。
- 関西教材。
- 講師の実力によって大幅に解釈=解答が違ったりする。場合によっては、ある講師の解答が別の講師によると部分点、場合によっては不正解とされることも。
- 竹岡広信先生は長文英作文という行為そのものを批判する。ついでにこのテキストも授業中に貶す。
- そのまま英文に書き換えるのには不適切な論理であることを理解した上で、表現を蓄積することは有用であるとしているが、英作文は日本人に習ってはいけないというのも師の考えの一つである。
- 作成者の塚田潤先生が担当だと一年を通して大体の表現を網羅でき、和文英訳に対する根本的な姿勢も身に付く上、再現答案のウラ話も聞けるなど、非常に豊かな授業になる。
- 刀祢雅彦先生は問題の選定を批判する。
- 「悪文というのは…」から始まる問題に『この文章が悪文です』と仰っていた。
- テキスト構成や内容を見ても分かるように、明らかに京大・阪大の長文英訳寄りのテキストである。
- よって、東大などの自由英作を課す大学を志望する場合は自分で対策しなければならない。
- テキストのみでは演習量が不足する可能性がある。『英作文特講』や『自由英作文のエッセンス』の受講を強く勧める。