吉田仁志 のバックアップ(No.1)


吉田仁志(よしだひとし)は、駿台予備学校倫理科、政経科、世界史科、論文科講師。

経歴

  • 京都大学人文科学研究所で研究員をしていた(フランス史研究)。
    • 桑原武夫の下で研究をしていた経験もある。

授業

  • 難解な概念や文章を噛み砕いて説明をすることに重きを置き、各思想の区切り毎に思想の流れを簡潔に図示して各思想についてテーマ付けた後に、各思想家についての詳細な説明を行う流れの授業を展開する。
    このことにより、各思想の繋がり・対立が時代の流れに合わせて見やすくなり全体像がよく分かる。
    • 師は前者のことを「枠付け」、後者を「肉付け」と称し、枠付けによって流れが理解出来れば著書や思想などの覚えるべき内容は遥かに簡単に覚えられるようになるとしている。
  • 世界史科や倫理科のみならず駿台社会科全体の大ボス。
  • 自身の留学経験や研究内容を踏まえた上での各事項の説明は、知識の伝授という目的に留まらず生徒の知的好奇心を掻き立てる。
  • 大学生になった上での心構えや学問をする者としての姿勢も教えてくれる熱心な先生である。
  • 人間として尊敬できる先生。
    • ただの倫理の試験対策に留まらず、人間としてどうあるべきか、どういう考えを持つべきかなど、生徒の心に響くことを言ってくださる。
    • 駿台のアカデミックな授業はかくあるべしといった雰囲気の授業である。
  • また生徒に対して一途でありどんなことも正直に答えてくれる実直な先生であり、それ故に厳しいことも言う。
    • そのため教養を交えた良い授業なのだが、授業を切る人もいる。
  • いつもチャイムの鳴る数分前に教室に来て授業を始めるので、早く着席しておこう。
  • 生徒の理解度を確かめながら授業を進めるためか(「ええね?」をよく言う。)、前5列ぐらいまでの人がテキストに何を書き込んでいるかを見ながら授業をしているようだ。
  • 倫理における1つの大枠が終わった最後には、付属の問題集を予習してくるよう指示され、次回の授業ではその解説をするという時間も設けられる。その際には、生徒に問題ごとにどの選択肢を選んできたか手で示すようにおっしゃられ、生徒の正答率を確認した後、間違えた解答をした生徒のいる選択肢を中心にその解説を口頭説明していくという形式をとる。師曰く、ダミーの選択肢が誰のどのような思想であるかについてもよく考えて、1つ1つ丁寧に問題をこなすことが重要とのことで、その際には、ダミー選択肢の元となっている事項に関しても言及しながら解説をしてくださるため学習効果が高い。
  • 通期授業のように広い教室で行う授業の場合、生徒に出来る限り前の席に密集して座るようにと指示される。また、あまりにも生徒が散らばって座っている場合には、注意されるが、それは後述の理由によるものである。
    • では、なぜこのような指示をするのかと言うと、それは、上記のように師が授業を行う際に生徒全員の顔を見ながら授業を行い、理解ができているか確認しながら授業を行うためである。そのため、授業を行う際には、生徒が前で密集している方がやりやすく安心できるため、このような形をとっているそうである。
    • よって、生徒側のマナーとして、この指示を受け入れ、かつ授業において感じたことは素直に頷くなりして反応するようにしよう。なお、反応が薄いと「ちゃんと反応せえよ」と注意されるので注意。
  • 師の学者気質と普段の堅い授業からは想像がつかないが、結構かわいらしい例えをされる(特に弁証法、葛藤など)。必見である。
  • ときたま急速に授業スピードが上がるが、師曰くこれは意図的とのこと。しっかりメモを取ろう。
  • 倫理を楽しく分かりやすく教えて欲しいなら栗栖、初学者でなく、受験レベルを遙かに超えて哲学したいなら吉田という説があるとかないとか。
  • 「倫理・政治経済」ができた年から、教える単元の順番が変わったらしく少々やりにくそうにしておられた。
  • (日本の思想の分野の人名など)画数が多い漢字を平仮名で書くことが多く、筆圧も弱いためとても可愛らしい板書が出来上がる。
  • 複雑な思想や混同しやすい思想を、「巻き物」を書かせたり、表をプリントしたものを配布するなどして独自の方法でわかりやすく伝える。思想を、字面だけでなく真髄まで理解させるために手を尽くす姿は、師の下で倫理を学習する生徒の意欲を掻き立てる。
  • 分からないことがあった時には何時間でも質問に付き合ってくれる。

担当授業

通期

〇〇〇〇年度

月曜日
火曜日名古屋校
水曜日京都校
木曜日
金曜日上本町校
土曜日

春期講習

〇〇〇〇年度

夏期講習

2019年度

冬期講習

〇〇〇〇年度

直前I期

2019年度

直前II期

〇〇〇〇年度

人物

  • 倫理、世界史、政経、小論文の先生という4つの顔を持つ。
  • 現在は倫理を中心に、一部校舎では世界史を担当している。また法、政治、経済系小論文の質問や添削を受け付けてくださるようである。
  • 学者畑出身の先生。
  • 師の話によると、80年代よりも前から駿台で働いているとのこと。従って、かれこれ40年以上は働いていることになる。ちなみに、80年代の当時は、予備校が荒れに荒れた時期もあったとのこと。
  • 世界史科や倫理科の複数の先生が尊敬する先生として師を挙げておられる。
  • 英語科の某大物教師からの紹介で駿台へ。
    • 初めは政経科の講師として入ったらしい。
  • イエスを目指した風貌をしている。(英語科表三郎先生談)
  • 眼鏡を掛けた師は眼鏡をなねたダンブルドアにかなり似ている。
  • 前4列ぐらいまでに座っている生徒はだいたい信者である。
  • イエス=キリストの「=」を特に強調する。師はイエスを少し距離を取った所から論じる。
  • マザー・テレサにだけは頭が上がらないらしい。マザー・テレサが登場する箇所ではテンションが上がっており、列聖されることをとても喜んでおられた。
  • 色ペンではない。色鉛筆である。
  • 駿台の中には、師の教え子も多くいるとのこと。

テキスト/模試作成

  • 名大の小論文の青本を書いておられた。(現在は河田喜博先生。)
    • 問題の解説以外に、その問題のテーマに関する師の個人的な意見も書かれており、読んでみると面白い。

語録

  • 「〇〇のことを話そうと思ったら、3年は掛かるけど、する?」(口癖)
  • 「君たちこれ初めてじゃないねぇ。あ、じゃないねぇじゃないわ。」
  • 「経験、ちゅうんは見たり聞いたり味おうたりすることやろ。」
  • 「バカヤロー!」
  • 「アホかっちゅうんじゃい!」
  • 「うるさいっちゅうねん!」
  • 「君らバチ当たるぞ!」
  • 「地獄に堕ちるぞ!」
  • 「心して聞けよ!」
  • 「いごけ!(動け、のことであると思われる)」
  • 「(見出しを作る際)これをこっちに引っ張り出せ!」
  • 「ええね?」
  • 「私は後10年後には死んでるかもしれんが、私は忙しいんやぞ!質問したい奴がいっぱいいるからな。」
    • もう死んでしまった哲学者とあの世で喋ることを楽しみにしている。