栗栖大司
Wed, 29 Dec 2021 11:21:55 JST (1058d)
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栗栖大司(くりすひろし)は、駿台予備学校倫理科の講師。京都南校、大阪南校、神戸校、西大寺校、名古屋校、広島校に出講する。
経歴
- 1973年5月25日、広島県生まれ。
- 大阪大学大学院文学研究科修士課程(臨床哲学専攻)修了?
- 関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程(文化歴史学専攻哲学倫理学領域、当時は哲学専攻?)修了?
- 「ハンス・ヨナスの『責任という原理』について」, 人文論究 53(1), pp.131-144, 2003-05-10, 関西学院大学.
- 某高等学校社会科非常勤講師。
授業
「皆さんこんにちは、早速授業に入りたい」
- クリスワールド全開で授業を進める。授業中には度々笑いが起こる。
- 慣れてくると大丈夫になってくるものの、初めて師の授業を受けるならそれなりに覚悟しておくべき。初回授業で受ける衝撃は尋常ではない。
- 「倫理」というより「哲学」という感じの先生。授業を受ければ分かる。
- チャイムが鳴る数分前には教室に入って来て前もって板書をし、チャイムと同時に授業を始める。
- 教える内容量が膨大なため、授業は早口。しかしながら丁寧で非常に分かりやすい解説をするため人気が高い。
- 他クラスからもぐりに来る生徒もいるとか。ファンも多い。
- 世界地図は顔と腕で(巧みに?)表現する。
- 日本書紀や古事記の説明をする時は下ネタMAXで説明なさる。これがまた分かりやすい解説なのである。
- 時々芸人のネタを取り入れてくる。基本的にネタは古い。教室は大抵凍りつく。
- 特に小島よしおの「そんなの関係ねぇ!」がお気に入りのようだ。振り付きで度々披露する。
- (仏教の説明で)「ウパニシャッドは全ての存在は独立していた。しかし仏教は相互関連、相関関係を認める、つまり『そんなの関係ない事ねぇ♪そんなの関係ない事ねぇ♪そんなの関係ない事ねぇ♪ハイ、おしゃか〜♪』である、これを覚えて頂きたい」
- この最後の『ハイ、おしゃか〜♪』に関して師は発言した覚えがないらしく困惑していらしたが、そのことに言及すると教室では笑いが起きたため、満更でもなさそうではあった。
- (モンテーニュの説明で)「真理は探究中~♪、真理は探究中~♪、ハイ、クセジュ~♪」
- 師曰く「1年間で最も場が凍りつくネタ」。ある教室でやったら舌打ちが聞こえて戦慄したらしい。
- 毎年同じネタを教室の空気に負けずにやっておられる師の度胸は凄い・・・。
- 倫理的な意味で「超つまらん」くて「エロース」な授業を展開する。
- 授業ではテキストの重要個所にラインマーカー(最重要)やアンダーライン(重要)を施し、そしてどんどん書き込んでいく形。ラインマーカーとアンダーライン用のペン(1色で良い)は必須である。師の授業を一通り受ければ、市販の参考書よりも実用的で分かりやすいテキストになるだろう。
- マルクスの「労働の疎外」の説明の際、駿台を例えにしてかなりギリギリな説明をなさる。必聴である。
- 「落ちる」という単語が説明に入る場合、生徒の目を見ないように黒板を向いて説明なさる。
- 「物体を『落とす』実験をして」(ガリレオガリレイの落体の研究の説明)
- 「落ちろ落ちろ落ち切るんだ!」(坂口安吾『堕落論』の説明)
「一旦休憩しよう」
- 2時間立ての場合、1時間目が終わって休憩に入ってもすぐに教室に戻って来られる。
- 時々放課中に、自前の『倫理用語集』(山川出版社)を黒板に立てかけ、横に「これは神です」と書く。場合によっては手を合わせて祈る。
- ムンクの説明をする時は、代表作『叫び』の絵を描きモノマネなさる。教室を出て行く際も同様。
「では続きを」
- その場その場に応じて上述のような様々な方法を用いながら各用語・内容が生徒の印象に残るように授業してくださる熱き講師。
- センター倫理の過去問研究をかなりやっておられる。授業ではよく過去問でどれくらいの頻度で登場しているか、どのような形で登場したかなどを話してくださる。
- センター倫理の問題には、知識だけで解ける問題がある一方で、リード文や下線部があって初めて出題が可能な、いわゆる国語的問題も多々あるが、師はこの国語的問題を重視なさる。
- その中でも特にリード文の趣旨や内容を問う問題以外の、一見国語的問題には見えないが実はリード文や下線部に解答の根拠やヒントがある問題を強調なさる。師はこのリード文の中に隠されたヒントを作問者の「愛」と呼ばれる。
- こういった一見国語的問題に見えない問題は、予備校の模試や市販の問題集には皆無で過去問にしか見られないため、師は過去問の重要性を強調なさる。
- しかし、青本・黒本・赤本といった過去問集のこういった問題での解説では、リード文を解答の根拠とはせず、選択肢の内容だけで無理やり答えを絞っているものが殆どで、師はそのことを批判なさる。
- 通期の授業の担当が師になれば、前期最終日に『倫理問題集』の中で国語的問題にあたる問題の一覧を配布してくださるので有効活用しよう。
- ただ、問題集の解説はあまりアテにならないので、分からなければ師に質問に行けば良い。
- こういった問題の解説の授業は、年間の講習の中で唯一過去問を使用している直前講習の『倫理FA~正誤問題攻略~』しかないため、師の『倫理FA~正誤問題攻略~』はオススメ。
- 師も受講を勧めなさる。
- 尚、テキストに大問の問題文を掲載しないことを強く批判なさる。(関東作成)
- 授業中には常に汗が出るほど熱心に説明して下さる。その際、汗を両手で拭うシーンがありそれが非常に可愛く、癖になる。必見である。
- 『センター倫理政経(倫理)』では、ハイスピードで授業を行い、限られた授業時間で非常に多くのことを話してくださる。
- そのため、負担も大きくなる。授業後の疲労感はすごいものである。
「以上、ペコリ」
担当授業
人物
- 大学〜大学院時代はカントについて研究していた。
- とある高校で講師をした経験もある。
- なお、一度大学に振られたそうだ(つまり、一浪)。
- 本人曰く「栗栖」姓は広島県民に多いとのこと。
- 以上のことから分かるように名前は本名なのだが、苗字からかよくペンネームだと間違われるんだとか。
- 栗栖が担当する倫理、略して「クリリン」。
- 質問に快く答えてくれる良い人。とことん付き合ってくれる。授業内容以外の模試や過去問の質問も快く受け付けてくださる。
- 毎年センター試験当日、ちょうど地歴公民が行われている時間には、自宅で身を清めて舞いながら受験生に向かって念波を飛ばしているらしい。試験場でしっかり師からの念波を受け取って良い結果を残しましょう。
- 音中心で進む師の授業の効果で、試験本番では師の声がはっきり聞こえてくるらしい。これは参考書学習などでは不可能なことであるので、ライブ授業のメリットをかなり生かしていると言える。それが師の授業は良い授業だと言われる理由の1つであり、人気なのも頷ける。
- マーク模試の作問もしておられる。作問者のことを「犯人」と呼んでいる。
- センターの過去問集は、掲載年数の多さから青本ではなく赤本か黒本を買うように勧めなさる。
- 京都の某R星高校でも倫理を教えている(社会科非常勤講師)。
- 「R高校生の印象」(2006)という論文まである。
- 茨木市在住。
- 2018年6月の大阪府部地震では、本棚が床の上を平行移動するなど、大変な被害を受けたそうだ。
- 尚、阪神淡路大震災も大学生時代に経験されたそうだ。その経験を元にした生命についての話は必聴である。
- 顔芸、髪芸など、持ちネタが豊富である。
- 身長は160cmほどで、小さいおっさんを自称する。
- パスカルの「幾何学的精神」と「繊細の精神」の説明のためだけに、毎年髭を伸ばしている。
- ちょくちょく元妻(ともみ)及び母親(まさこ)ネタを入れ、年に3回ほど下ネタを使う。
- 「昔妻がいたんだ。ともみといったんだ。」
- 元妻は師が研究していたカントと考えが対立しているヘーゲルを研究していたらしく、カントとヘーゲルが対立したように師も・・・。
- 哲学者は結婚生活が上手くいかない者が多い。なので離婚した際、あの関西の倫理科のドンに報告に行ったところ「君もか」と言われたらしい。
- 「昔妻がいたんだ。ともみといったんだ。」
- 小6の頃の愛読書は「論語」。白文で読めたらしい。
- 好きな言葉はカントの「幸福を求めて生きるのではない。幸福に値すべく生きよ。」
- 「人生において大切なことはほとんどアニメから学んだ」と言うほどのアニメ好き。
- 新世紀エヴァンゲリオンとガンダムが大好き。まどマギも知っておられる。
- 「パトスは迸るものじゃない!迸らされるものだ!」*1(アリストテレス哲学のパトスの説明で)
- 「訳が分からないよ!」を多用する。インキュベーターの可能性があるので女子生徒は契約させられないよう気を付けよう。
- 新世紀エヴァンゲリオンとガンダムが大好き。まどマギも知っておられる。
- 時々「大草原不可避」「超えられない壁」「神キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!」「(小並感)」などの5ch用語が登場する。ねらーではないかと思われる。
- 使うネットスラングは少し古風。最近の駿台生がよく使いそうななんJ語録や淫夢語録は殆どない。
- 殆どない・・・と思われていたがR高校の授業では堂々と淫夢語録を使用。
- ただ「大草原不可避」や「(小並感)」、「TDN」なども使うことがあるので、それらの語録もある程度知っていると思われる。
- 当wikiを見ていることを公言している。
- 本人が見たいからという訳ではなく、とある後輩の先生(彼だろうか・・・?)が「こんな事書かれてますよ!」などと言いながら見せてくるらしい。
- 「駿台wikiには、『栗栖は郷ひろみのモノマネをするがあまり似てない』と書いてありました。秋頃になると私はジャケットを着るのですが、そうしたら多分似ます。」
- 使うネットスラングは少し古風。最近の駿台生がよく使いそうななんJ語録や淫夢語録は殆どない。
- テキストや問題集の記述の誤りを指摘することがある。
- 特に「若者文化」の記述を、大人のレッテル貼りであると痛烈に批判なさる。
- 「少年犯罪の凶悪化」という記述も、データに反すると否定なさる。
- 倉科カナを「美のイデア」として崇拝している。女性芸能人には全く興味がないそうだが、彼女を偶々テレビで見た時に、目に輝いて飛び込んで来たらしい。
だが、最近劣化を感じるらしい。 - 自著の宣伝をした上で、「ステマ乙」と突っ込む。
- 倫理の問題集自体そもそもやる人がいないということで自著はあまり売れていなかったそう・・・。しかし、センター過去問の良問が掲載されていて、解説も詳しく非常に分かりやすかった。
- なお、2015年に師の著書を含むセンター試験問題集シリーズ(文英堂)が絶版となり、当人は相当落ち込んでいた。---もう書く気力が残っていないらしい。模擬試験の問題を作ろうとすると自著の問題と被るので大変だったそう。
- ドイツ語やフランス語も多才であるが、本人曰く読めるが喋れないらしい。
大学の時にラテン語を触っており一語につき144の活用があることをよく言う。- と言いながらも、用語のドイツ語など現地語での発音を伝授してくださるので、覚えちゃいましょう。
というかこれがまたかなり印象に残って用語が覚えやすくなる。 - 修士課程進学時に「英 仏 独 を読んで書いて話せるようにしておいてください。」博士課程進学時に「ギリシャ語 ラテン語 を読んで書いて話せるようにしておいてください。」と言われ絶句したそう。
- 「ピーーコデッラミランドォオーラ」(「ピコ=デラ=ミランドラ」を言う時)
- 「カルヴァン」や「サン=シモン」など、フランス語の鼻から息を抜きながら発音する「アァーン」という発音がお気に入り。なお、日本人には中々難しい発音らしい。50回に1回ほど発音のイデアが出るらしい。
- と言いながらも、用語のドイツ語など現地語での発音を伝授してくださるので、覚えちゃいましょう。
- 「栗栖超キモい(倫理的意味合いで)」「栗栖エロい(倫理的な意味合いで)」とアンケートに書いてあげると非常に喜ぶ。
- 実は携帯電話を持っていないとか。
- 政経科の内田洋先生と仲が良い。
- 芸人ゴー☆ジャスのネタを多用する回もある。
- 師の見かけにかかわらず、8年前はテニスサークル(?)でテニスをしていた。
- しかし同メンバーである元嫁との離婚が原因でそのサークルは崩壊した。
- 喫煙者。
- 師にとって恋愛は「恋」と「愛」に区別するものらしい。
- 「恋」とは二人が見つめ合うこと、「愛」とは二人が同じ未来を見つめ合うこと、だそうです。
- 根っからの広島カープファンである。
- 2016ペナントレースで広島カープのセ・リーグ優勝が決まった時はテレビの前で涙したと仰っていた。
- 駿台のパンフレットの師の写真は化学科蒲谷敏志先生に似ている。
- 師の授業を浪人時代に受けていたとある学生(京都大学経済学部在籍)は、師の授業で扱った京都学派の西田幾多郎の講義に感動し京大を志願したらしい。
語録
- 「私はクリス、名はヒロシ。栗栖の「栖」は「住処」。「住処」はギリシア語でethics、ethicsは和訳すると「倫理」!そう!倫理のために生きる男、それがクリスだ!!」(最初の授業にて)
- 「ペ~ロンめくって次のページ」
- 「豚のしっぽ出して~」
- 「(ネットスラングを言った後に)おぉっと、専門用語を使ってしまったぁ!」
- 「(生徒の反応が薄かった時に)はぅ!」
- 「(ギャグがスベった時に)失笑以下ッ・・・!!*2」
- 「(変なことを言った後に)何でもない。」
- 「(イケボで)愛だぜ、愛」
- 「(変な例えを使った後に)なんという方!」
- 「(アウグスティヌス「神の国」の説明)ど〜んな〜に困難で〜♪く〜じ〜け〜そ〜う〜で〜も〜♪信〜じ〜る〜事〜さ〜♪必〜ず〜最後に神は勝つ〜♪*3」
- 「ジャーイ!ジャイジャーイ!」
- 「(低い声で)パッパー、マッマー」
- 「ピコピコピーン!さんかっけ~い^^」
- 「正!反!ゴゥディス!(本人曰く、郷ひろみの真似)」
- (センター試験のコツについて)「1年につき1、2問かある超難問で詰まらないこと。2択までしたら「アタッ!!」*4で構いません。ただしそれがいくつも続いて「アタタタタタタ」になると・・・お前はもう死んでいる*5」
- 「〇〇しぇんしぇ~〇〇しぇんしぇ~(ex.カント、フロイト、ホイジンガなど)」
- 「♪いっぱい作って、いっぱい儲ける」*6
- 「♪イデア界~ 現実界~ 〇らパー~」
- 「ありのママ、なしがパパァ!」*7
- 「ベーコン、おいしそうな名前だ」
- 「アウケィ」(訳:アルケー(万物の根源))
- 「(息だけで)プシュケェー」
- 「あれてぇ~」(訳:アレテー(ソクラテスによる「徳」))
- 「バラモン教最終奥義!ウパニシャッド!」(必殺技の名前みたいに叫ぶ)
- 「倫理以外にも、現古漢を教えられますし、センターレベルなら英語や数学、あと物理と化学も教えることができます。現古漢は最後まで残してたんですけどね、なんで倫理を選んだかって?なぜなら倫理が好きだから^^」
- 「壇蜜さんってエロいよね。」
著作
学習参考書
*1 アニメ版エヴァンゲリオンの主題歌「残酷な天使のテーゼ」(高橋陽子)内に「迸る熱いパトスで 思い出を裏切るなら」という歌詞がある。
*2 厳密には「失笑」は「堪えきれなかった笑いがこぼれる」という意味である(かなりの人が「笑いも出ないほど呆れ返ること」だと誤解している)ため、実は誤用にあたる。
*3 歌手・KANの楽曲「愛は勝つ」の替え歌。
*4 「北斗の拳」の北斗神拳のマネ
*5 同じく「北斗の拳」より、主人公ケンシロウの決め台詞
*6 NOVAのCMソング「NOVAうさぎのうた~いっぱい聞けて、いっぱい喋れる~」の替え歌。
*7 新婚時代、元嫁とやっていたコール&レスポンス。「アリ」⇔「ナシ」、「ママ」⇔「パパ」の対義関係が成立している。