解法の突破口
Fri, 19 Jun 2020 12:47:42 JST (1616d)
Top > 解法の突破口
解法の突破口 (第3版)
著者:雲幸一郎・森茂樹 共著
出版社:東京出版
価格:本体1500円+税
ISBN:978-4-88742-216-2
出版年月:2015年7月27日
概要
- 駿台予備学校数学科講師、雲幸一郎、森茂樹の共著による東京出版から出されている発想本。
- 二人の写真(最近撮ったものと思われる)がカバーに掲載されている
が、二人ともドヤ顔とも言えないなんとも言えない表情をしている
特徴
- 文理共通(一部数Ⅲを使う理系のみの問題もある)の標準から発展と書かれているが標準レベルではない
- 最初にも書かれているが標準が出来るのだが難問が解けない人向けの参考書である。中途半端な学力の生徒が使えば、消化不良に陥る。ただし、難関大で問われる合否を分ける問題の考え方を学べるため、標準問題ができる生徒、数学が得意な生徒にとっては大きな飛躍が望める良書である。
- なおこの本に載っている問題編の問題はXS・ZS(後期)に載っている問題と雰囲気が似ているため、俗に言われる駿台の数学の鬼畜さを知ることができる。
- 講義篇、演習篇に分かれている。講義篇の執筆は雲幸一郎師、演習篇は森茂樹師である。
- 秋山仁著『秋山数学講義の実況中継 上・下』(語学春秋社)を嚆矢とするいわゆる「発想本」の一種で、ただ数学の問題を解くのではなく「どういう風に考えるか」によって分かれている。
- 掲載問題の難易度には案外バラツキがある。大数評価でもA※のものもあればD#のもの、東大理系//数学25ヵ年評価でもD評価の問題も多く含まれる。全体としてはB後半からC難度のものが1番多い。
内容
第1章 実験する
第2章 論理を使う
第3章 活かす
第4章 設定する
第5章 自然流,逆手流
第6章 評価する
第7章 視覚化する
第8章 見方を変える
第9章 何に着目するか