【旧】現代文特講[夏期講習]
Tue, 21 Jul 2020 16:54:39 JST (1586d)
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設置校舎
全校舎
監修
テキスト(テスト)
- テキストは講義問題4題(二次型評論、私大型評論(早大法)、センター型小説、二次型随想)、基本キーワード120の構成。
- テストは2回行われ、1回目は二次型評論、2回目はセンター型評論(センター追試と同等かそれ以上のレベル)の内容である。
- 2016年度に「基本キーワード120」と復習用自習問題10題が削除されたが、翌年に「基本キーワード120」が復活した。
- 授業は概ね次のようなスケジュールで行われる。
1日目 テキスト1 2日目 テスト1、テキスト2 3日目 テキスト2(続き)、テキスト3 4日目 テスト2、テキスト4
授業
- 客観的速読法と論理的解答法を確認しつつ、これらをベースに難問対策を行う講座。制限時間も意識する。
- 一言で言うと、難しくなった『現代文読解研究』。現代文の学力を総合的に伸ばしていく。
- 設問形式によらない、最大公約数的な講座である。文章のジャンルも評論、小説、随想を全てカバーしている。ただし、二次・私大の色合いがやや強めであり、評論の比重が大きめである。
- 私大といっても、関関同立やMARCHなどの
対策なしでも点数を取れる大学ではなく、早稲田のことである(法学部の選択式問題は入試現代文において最難関である)。 - 文章の内容は抽象的で捉えにくいものが多いが、内容の理解度にはそれほど依拠しない読解法が威力を発揮する。論理構造も典型的な型でなく、例中例が出るなどやや捉えにくい部分があったりもする。
- 設問の解答プロセスもやや複雑である。必須要素だけでなく追加点を取るための解答要素まで検討が必要になるものばかりである。記号問題はより厳密な姿勢で、記述問題は高得点を追求する姿勢で解くことが求められる。
- 以上、総合的に見て非常に高度な内容でのトレーニングになる。文章や設問のバラエティも良く、この講座一つで非常に多くのことを学ぶことができる。きちんと復習すればかなりの力がく。
- 教養の蓄積にも繋がるテキストになっている。中野芳樹先生いわく、受験が終わり晴れて大学生となっても何度も読んで欲しい文章を選んでいるつもりらしい。
- 「僕がきちんと責任持って作ったテキストやからね、勉強とは関係ないところでも読んでみてね。変な文章、無駄な文章はひとつも載せてませんよ。」
- 文理問わず、『夏の東大現代文』や『京大現代文』の受講者がセットで受講することが多い。その他の文系や二次で国語が必要な理系が受けていることが多く、センターのみの生徒は『夏のセンター現代文』に集まりやすい。
担当講師
人気・実力共に高い講師が担当している。
- 極めて人気で、得られるものが非常に大きい。
- 読解法・解答法のプリント(師のサイトにあるものと同じ)が配布される。
- 高度に抽象的な次元で体系化された読解法と解答法を、試験本番を想定した実戦的な形で講じる。理論と応用のバランスが非常によく取れている授業である。
- 思考の抽象度水準が非常に高い。
- しかし、内容の噛み砕きや事例の引き方が非常に上手く、劇的に分かりやすい。寝てたり聞いていなかったりしない限り置いて行かれる人はまずいないだろう。
- 授業の説明は極めて厳密で誤解の余地がほとんどなく、論理が明快に理解できるものとなっている。
- 厳密で論理的な思考を遂行し、そのプロセスや結果を正確に伝達することがいかに難しいかを実感できるだろう。
- 授業は板書をほとんどせず、主に口頭で説明していくスタイルであるのでメモは必須。
- 神戸校では、複数設置されているためか、締め切りになりにくい。穴場である。