重心系~秘められた魔力~ の変更点
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*設置校舎 [#v3f9f71a] -京都校、京都南校 -大阪校、豊中校、大阪南校、上本町校 -神戸校、西宮北口校 -西大寺校 -名古屋校 -浜松校 *授業[#c9ec6dbd] -下川和大先生のオリジナル講座。 -%%駿台内外で批判が多い講座。%% -1or2日で行う6単位講座。 -重心系で現象を解析する授業ではなく、重心系を用いたテクニック講座みたいなもの。 -この講座の意義は重心系を使うと、簡単に解ける点にある。 --それは、通常の座標系で考えると複雑な方程式が立ち、解くのに時間がかかる上に間違えやすいような問題を、別の視点から考えることでより簡略な思考プロセスになる、つまりは手早く処理できたり間違いやすいポイントを回避できたりするというものである。 --これは基本的な考え方ができているのを前提に、追加で学びに行くのが良い。 --そうでないと授業内容の本質的な意味が掴めず、また問題に応じた視点の切り替えができず、中々使いこなせない。 -%%物理上位層からの評判は良くない。%% --換算質量や相対運動エネルギーなどをしっかりと説明せずに、最早タスクのように処理してしまうように見えることに批判の目を向ける者もいる。 -問題のなんとなくの雰囲気と外見から重心系の式に当てはめ、よくわからないまま正解しているというのが苦手層によくある残念なパターン。無論、当人達は理解して解けたと感じているだろうが。そこがさらに怖い。これが内外から批判が多い理由である。 -つまり、この内容は本来的には、基礎学力が不十分な人ではなく、余力のある人向けであろう。 --但し、通期の担当が下川和大先生の場合は、物凄い宣伝%%(受講を強要)%%(「後期の授業でもこれを使って解くかもよ」etc.)するので、これだけでほぼ満員になる。 --%%しかし、この講座を勧めるのは下川和大先生だけである。%% -因みに『物理基礎の点数が面白いほどとれる本』(下川和大先生の参考書)の前書きによると本講座で物理に開眼する人が多いらしい。 -下川和大先生以外の講師からは批判的な意見が多い。 -古大工晴彦先生は「そんなに簡単に解けるような素晴らしいものやったら通期の授業でめちゃくちゃ扱うはずやんか。」と言い、「俺はテキスト見てへんねんけど、全部重心系で解けるようになってんねんやろ?重心系が使えない問題も載せへんかったら、使える使えないの判断の訓練が出来ひんやん。そんで、使えないのに無理矢理使おうとして死ぬんやんな(暗黒微笑)」と。更に「ある奴がなぁ、『阪大入試でこの問題は重心系でいけるから楽勝や!ってなった。』って言っててんけどさー、でもそいつここ(駿台)にいる訳やん(暗黒微笑)その問題は普通に授業でやった知識で解けんのにな、アホやろ(ざまーみろと言わんばかりの笑)」「俺に言わせればな、重心系なんて要らんねん。そんなんやるくらいやったら、エネルギー保存とかをしっかりやっといた方がまだ良いわ。」「これで生徒が汚染されるんやろーねー。」等ボロカスに批判していた。 -古大工晴彦先生は重心系で解くのは問題文に指示がある時だけにしろと指導なさる。 --受験生は重心系が使えない状況で使ってしまうことがあるかららしい。 --厳密には重心系で解けない問題は無いが、その過程で煩雑な微分方程式が出るなど、学生には学力的にも試験時間的にも事実上解きにくくなり得ることも意識すると良い。 -中田正教先生にも、「不思議な力なんてありません」などと暗に批判され、中田俊司先生には「秘められた魔力」をネタにされている。古大工晴彦先生は、「受講するなら珍獣を見に行く感じで行くように」と仰っている。 -講習のパンフレット配布時期に講習のレベルと主な内容を一通り話す三幣剛史先生、高井隼人先生にも一切触れられない。 -高井隼人先生に講座を取るか質問したところ、「僕は重心系をこんな風にテクニックとして扱うべきではないと思うし講座を取ったところで使いにくい所で重心系使ってしまって返ってミスをしてしまう可能性もあるから取らない方がいいと思う」とも仰られた -外部からも同様で、代ゼミ物理科の為近和彦先生は重心系とまとめてしまうのは如何なものかと疑問を呈している。 -連成バネ振り子の問題では、古大工晴彦先生が絶対にやるなと言っていた解法で問題を解いている。 -入試で使える問題が出るかどうかは運次第。 -予約時には締切続出&増設されるが、不思議なことに授業までにはキャンセル者はかなり出る。%%優先度が低いということだろう。%% -一応、重心系自体は後期『Part2』の「質点系」、『高3スーパー物理』の後期第4回「重心と重心系」で扱う。また更に2017年度より『力学特講』でも扱うようになった。 -はっきりいって重心系は通期授業で扱う程度でとどめておくのが良い。重心系で考えないと複雑になりすぎたりする問題は大抵誘導がつくのだから、この講座のように、重心系の問題を解く前提で重心系を使えるようになっても仕方がない。 --これらで扱う重心系と本講座での重心系は、意味が違ってくるのでテクニックとしての重心系を習えるのはこの講座だけである。 -時間短縮のために、別冊のサブノートに書き込ませる形で行われる(通期の師のプリントと同じ構成)。 --サブノートは復習用に同じものがもう1つ入っている。 --解法の順序が決まっているため開講までサブノートを見ないようにと前書きがされている。 --サブノートの表紙のデザインが魔方陣になっている。一応意味があるらしく最終ページに訳が載っている。 --但し、師が「あからさまに解答欄に書かないで欲しい」と言っているように、十分な理解が伴わない場合、この解法はテクニックを駆使する感があるので、[[名古屋大>名古屋大学]]や[[神戸大>神戸大学]]、大阪市立大など導出過程を記述解答させる大学では、採点基準や余計なミス、物理の専門家である採点官となる大学の教授が首をかしげるようないかにもわかっていないと思わせる記述をしてしまう可能性を考慮して使わない方が無難。 ---計算量の軽減や検算、やむを得ない時の答案作成などに役立てる事は出来るだろう。 -換算質量や相対運動エネルギーなどは扱われているが、講座中ではそこを重点にはしていないようだ。 --パンフレットにも「物理が苦手な人でもOK」と書いてある、が苦手な人の場合上記のようなミスに陥りがち。 --%%苦手な人はまず前期テキストの復習と標準問題の抜けをなくすことから始めるべきであるが。%% --厳密には重心系で解けない問題はないが、その過程で煩雑な微分方程式が出るなど、学生には学力的にも試験時間的にも事実上解きにくくなり得ることもある。