英文読解の着眼点 -言い換えと対比で解く- の変更点

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''【関西英語科主任の桜井博之師の著書】''

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*概要 [#dad748d1]
-長文読解問題の形式をとっている。
-副題で「言い換え・対比で解く」とあるように設問に対して特定の解法を用いて実戦的に解くことを目標とする参考書兼問題集。
-Part1とPart2に分かれており、Part1では「対比」「言い換え」「因果」を軸に設問別の解法を紹介し、Part2で20題の演習問題に取り組めるように編集されている。
-Part1は薄いが、これに取り組まなければPart2の解説に付いていきづらい可能性がある。
--文章題における設問別の解説はきちんと過程が書かれているのでかなりありがたい。
-中長文ほどの文章に数個の設問が付されており、それを制限時間内で解いてゆく。案外制限時間が短く設定されており苦労するものもいるかもしれない。
--あくまで取り組む際の一例だが、10題あたりまでは制限時間以内に解く。その次に大量の文章が載った問題集を解く。そして解答を確認し、解説を本書片手(方法論が頭に入ったらなしで)に書く。(もしくは研究問題や英文読解教材を使うのも良い。精読型の講師の場合は特に)この方法で解けるようになったら残りの10題をやる。というのも後半10題はちょっと難しい。
---ちなみに余談だが哲学者は理論が正しいか確かめるため多くの書物を漁る。理論を適用するためには実践が伴われる必要がある。その分量は人によりけりだがいずれにせよ多読はすべきである。
-解説は懇切丁寧。師の性格が滲み出ている。
--まず設問の解答を示し、設問一つ一つに着眼点・設問別の解法を示したあと、解法のプロセスに法って解説が展開される。
--たまに不親切な解説もみられなくはないが、基本的には大変丁寧に「対比」「言い換え」を念頭に置いた解説である。
---この際に例の△・▽がふんだんに用いられている。
---場合によってはそれらを表にして視覚的にわかりやすくしているものもある。
---ただ冒頭の「はじめに」にもあるように文法や精読の練習は平行するか、すでに終わらせておいた方が良い。和訳の解説はあまり丁寧ではない。この本は精読一辺倒だった人がどのように実戦的に設問を解くかということに主眼を当てた「読解法」の指南書であることに留意すること。桜井師も授業で精読ばかりに身を傾ける姿勢を「おままごと」とおっしゃる。
---ただ心配しすぎる必要はない。%%どこぞの河合塾が出しているやっておきたいのような解説にもならないものを載せるようなことをなさるお方ではない%%
--要するに京大・阪大の青本を設問別解法の適用のところから解説している感じ。
--またコラムとして未知語の類推法が載っており、解説にも難しい単語があるとその都度その方法論で解説が入る。意味だけ載せることはない。知らなくてもここで覚えよう。
-問題は冊子になっており、解説部分と切り離せる。
-また問題冊子とは別に各文章の英文見取り図と解法indexを載せた冊子も付いてくる。かなりカオスな様相を呈しているが、「対比」「言い換え」という着眼点を身につければ別に不思議なことはない。むしろ実戦でどのように情報を整理したらいいかという手助けになるだろう。