電磁気特講/夏期講習 のバックアップソース(No.10)

&tag(夏期講習,物理,二次・私大対策講座);
*設置校舎 [#hd8fbaf3]
 全校舎

*テキスト [#id39b4e8]
-古大工晴彦先生が作成。
-テキストは奇数年度用と偶数年度用の2種類が存在する。
--要項説明などは一切なく、問題のみが載せられている。テキストは非常に薄っぺらいが、問題の選定や配置は、講義の展開を踏まえてよく考えられている。
--問題数は例年14題(偶数年)か16題(奇数年)で、テスト演習は無い。
*授業 [#a422780d]
-[[【HG】講座>ハイグレード講座]]である。
-電磁気の内、電気分野を中心に扱いつつ磁気分野にも触れる。
--授業の初めに先生方もおっしゃるが、『[[電磁気特講>電磁気特講/夏期講習]]』というよりは、『電気特講・夏からの磁気』といった位置付けである。
--電気分野は、上位国公立大学の過去問を使いながら、基本事項の確認を行いつつ応用力を養成する。問題のレベルは、前期『物理S』、『重要問題集』のA問題、『名問の森』の★(黒)ぐらいに相当する。
--磁気分野は、後期の予習を兼ねて基本事項の解説を中心に行う。但し、電気振動と交流、加速器などは扱われない。問題のレベルとしては、主に教科書傍用問題集レベルのものが扱われる。
-およそ1コマ1題のペースで進む。基本事項を確認しながら丁寧に講義する。
--数学や化学の特講に比べると質・量共に軽めだが、その分じっくり授業が聞ける。単なる問題解説だけではなく、要項的な話もかなり入ってくる。
--電磁気の問題は小問誘導のパターンがある程度決まっており、それらを確実に学んでいける。短期間で集中的に問題パターンを網羅するため、即効性が強い。
--苦手な人も、問題だけ見ると難しそうに感じるだろうが、講義は非常に丁寧に行われるため受講を考えて大丈夫である。
-苦手な人はとりあえずこの講座をしっかりモノにすると良い。
--前期『物理S』の中盤から終盤にかけて、恐らくは駆け足で中途半端に扱われたであろう内容について、もう一度丁寧に学び直すことができる。
--通期『物理S』では、電磁気の単元が前期と後期でパートを跨いで分断されている。物理が苦手な人は、担当講師が変わることによって視点や考え方が変わってしまい、混乱してしまうことが懸念されるが、この講座であれば電磁気分野全体を一人の講師から通しで学ぶことができる。
-[[冬期の『電磁気特講』>電磁気特講/冬期講習]]では、電気振動や交流の内容も扱われる。
--しかし、問題は全て入試レベルの重量級で、なおかつテスト演習まであるため、基本事項の解説は夏期ほど丁寧には行われない。
--一方で、[[夏期の『電磁気特講』>電磁気特講/夏期講習]]では、磁気分野(交流回路・電気振動以外)の解説が詳しく聞けるため、苦手な人には特に良いと思われる。
*担当講師 [#fd4a7c12]
>''高井隼人''
-京都校、大阪校、西大寺校を担当。
-全層向け。
-定義の根本的確認から皆が本質まで理解できていなさそうな点、そして入試レベルまで話をもっていってくれるので、全くの初心者を抜いて受講することが出来るのでオススメであり、確実に締め切る。
-大阪校では9時代の締切も見られたので注意。
-毎年各校舎で締め切りが出る。
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>''古大工晴彦''
-上本町校、神戸校、広島校、福岡校を担当。
-中級〜上級向け。
-電磁気分野では師独特の解き方が結構あるので、通期で師の担当がある人(特に『Part2』)は、混乱したり、2人の先生の解き方をどちらも中途半端に吸収してしまわないためにも他の校舎まで行って受けた方が良い。
--師もこのことを自覚しており、直前期の『阪大プレ物理』にて、万が一、浪人した場合は、師のコンデンサーの解法が問題集の解説などにはないため、自分の担当でこの講座を取るように強く勧める。
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>''三幣剛史''
-名古屋校、丸の内校を担当。
-全層向け。
-通期では、得意な人も得るものが多い授業をしてくれるが、本講座ではどちらかというと苦手な人向けに丁寧に授業する。
-締め切る可能性あり。
2020年度は担当なし。
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>''下川和大''
-京都校、京都南校、大阪南校、神戸校、西宮北口校、浜松校を担当。
-初級〜中級向き。
-プリント授業(師の通期のプリントと同様)
-師考案(?)のコンデンサーの便利な解法を教えてもらえる。
-%%古大工晴彦先生や高井隼人先生が批判する(絶対にやるなという)解法ではあるが・・・。%%
<
>''中田正教''
-京都南校、大阪校、堺東校を担当。
-初級〜中級向き。
-%%ギャグが面白くない以外は%%クセのない授業をしてくれる。グラフを描く問題ではグラフ平面をプリントで配ってくれるので、コピーしておく必要はない。
<

>''中田俊司''
-上級向け。
-解説は素晴らしいのだが、完全に上位層向け。
-いかんせんそのレベルまで達していないと理解できないので、苦手な人は止めた方が良い。
-通期で師の担当があるなら、背伸びして受けても良いかも。
-2019年度〜は担当がない。
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>''[[入江力>理論プリント]]''
-名古屋校、丸の内校を担当。
-2019年度から受け持つこととなった。
-通期で出講している名古屋校では担当初年度にもかかわらず増設された講座も締め切られた。
-2020年度は力学特講と共に全て師が担当する。
-理論の説明にかなり時間を割くため、天候等の問題がなければ、ほぼ必ず40分~50分ほど延長して[[【スーパーHG】>ハイグレード講座#o6d305c3]]化する。
--実質5日分の密度であり、師も5日にすべきと仰る。
-「理論プリント」と呼ばれる電磁気分野の理論が体系化されたプリントと、「物理の専門用語辞書」という高校物理全分野の物理用語とその定義を網羅したプリント、テキスト問題の解答解説プリントを貰える。
--現在は理論プリントの配布は無いため、膨大な量だが[[師のHP>https://rikky.sakura.ne.jp/iriebuturi/]]から印刷しておくことを推奨する。師は授業中にスマホで見ることも認めている。ただ、理論プリントは不完全であるとしており、適宜修正するよう仰る。
-師曰く、テキスト問題には不備があるとのことで、補助問題も追加して配ってくださる。
-煩雑な数値代入問題や非本質的な問題はノイズであるとして切り捨てたり、より高難度の問題に改変する。
-本講座では前述の「理論プリント」をメインに、電磁気分野の理論を基礎から本質を追求するような解説を行い、それからテキスト問題の解説を行う。
--特に「ファラデーの法則」の説明は秀逸であるといえる。
--ちなみに師は、「一般から特殊」を特に重視しており、主に問題解説において誘導に一切乗らず一般性の高い条件の問題から解き進めるので、問題番号の順番に、つまり紙面の上から下に解き進めることは殆どない。そのため、師の電磁気分野の授業を受けたことがない人は、予習ではなく復習に力を入れるべきである。
-とはいえ、師の「理論ノート」の電磁気分野の記述において、本質的に誤っている箇所が散見される。例えば、師は「クーロンの法則」を「マクスウェル方程式」として解説しているものの、「クーロンの法則」は「マクスウェル方程式」には本来入っていない。また、同様のことが「ビオ・サヴァールの法則」においても言える。これは、生徒の数学的な能力による授業内容に制約があることを考慮してのことだろうが、大学に入ってから弊害が出るのでやめていただきたいものだ。
--本来は「ガウスの法則」が「マクスウェル方程式」には入る。
--「ビオ・サバールの法則」の詳細については、新・物理入門を参考にするようにと仰った。
-初級、中級者にはオススメできない。
-冬季電磁気特講が凍結されているので、こちらに師の概要を記す。
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詳細
-名古屋校を担当。
-2019年度、冬期講習の時期で担当初年度でありながら増設・締め切りを出した。
-夏季電磁気特講又は師の通期授業の電磁気分野の受講が前提となる。
-理論説明に割く時間は夏期ほど延長しないが、それでも20分~30分延長する。
-テキストの問題選定をボロカスに批判しつつ爆速で電気分野を終わらせ、補助問題を配り磁気分野を網羅するよう解説する。
-この講座では、師手製の解答・解説プリントが配布される。
--ただし夏期とは異なり、「理論プリント」は配布されない。
--師の担当外向けの解説は一応はなさる。
--ただし、師の担当外でかつ[[夏期>夏期講習]]の『[[電磁気特講>電磁気特講/夏期講習]]』を師で受けていない生徒は本講座の解説の理解が困難になり得ると仰っていた。
-解説に[[微積>微積物理]]を積極的に用いるので、慣れていない方は注意。
-師は「数学を用いる」ということを強調なさるものの、高校数学の中で簡単なところに限られる。例えば、本来交流回路では複素数を用いたり、非同次形の微分方程式を用いることが頻繁にあるが、特に触れたり解説したりするわけではない。尚、師の理論プリントを注意深く読んだところ、エネルギー保存則の理論プリントには、本当にさりげなくではあるが、線積分計算の本質が書かれている(各自探してみよう。)
-ファラデーの法則やベータトロンの解説等、本質的で良質な解説をすることもある。
-初級、中級者にはオススメできない。
}}}
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*設置一覧【2020年度】 [#p17c3286]
|校舎|期間|講師|備考|
|京都校|A1|下川和大||
|~|F1|高井隼人|残席わずか|
|~|G4|~|締切|
|京都南校|C4|中田正教|締切|
|~|E1|下川和大||
|大阪校|A1|高井隼人|締切|
|~|A4|古大工晴彦||
|~|D4|中田正教|締切|
|~|E1|高井隼人|締切|
|~|G1|~|締切|
|千里中央校|C4|豆谷直哉|締切|
|大阪南校|B1|下川和大||
|~|E1|豆谷直哉||
|上本町校|B1|古大工晴彦|締切|
|~|C1|~|締切|
|~|F1|~||
|天王寺校|D4|豆谷直哉|締切|
|神戸校|C4|下川和大|締切|
|~|G1|古大工晴彦||
|~|H4|下川和大||
|西宮北口校|D4|下川和大|締切|
|西大寺校|H4|高井隼人|締切|
|名古屋校|D1|入江力|締切|
|~|E1|~|締切|
|~|E4|~|残席わずか|
|~|G4|~||
|丸の内校|D4|入江力|締切|
|浜松校|F4|下川和大||
|広島校|C1|森川正文|締切|
|福岡校|E1|古大工晴彦||
|~|F4|森川正文||
|映像||豆谷直哉||