物理Hs のバックアップ(No.1)


監修講師

松井康人先生

使用コース

SB,SC,SD,MB,MCクラスが使用。

特徴

  • 2017年度まで使用されていた『物理H』がベースで、スーパーコース生には易し過ぎると判断された問題は『物理S』の問題が用いられている。
  • 元々は『物理S』は上位クラス以外のスーパーコース生には厳しいと判断されたために、SB,SC,SD,MB,MCクラスは後期の授業において、普段は『物理H』を使い、それらのクラスの人には簡単過ぎると判断されたものは『物理S』の問題を差し替えて使うこととなった。
    その差し替え問題を掲載した薄い冊子が『物理Hs』であった。
  • 面倒臭いので一冊にまとめたいと思っていたようだ。
  • 2018年度より、前期、後期で一冊ずつの通年教材となった。
    • それに伴い『物理H』は廃止された。
    • Hsでは化学・生物と統一感がなくなるので、名前はHのままで良かったのではないか。
  • 全般的に『物理S』よりも易しい問題が並ぶ。非常に単純な問題が多い。それゆえ、頼りない感もある。しかし、基礎的な演習には適したテキスト。
    • 関東から易しくするよう要請があったのだとか(中田俊司先生談)。ただ関東では使われていない。
  • EXERCISEはA・Bから成り、『物理S』よりも問題量・解説共に充実している。
    • 前書きでは、全範囲が終わってから一気に解くよう勧めているが、古大工晴彦先生は授業と並行して解いていく方が良いとのこと。
    • 講義用問題で扱ったテーマと似た問題が多く載せられている。『物理S』のEXERCISEよりは長い問題で穴埋めが多い。それゆえ、テキストはかなり分厚い。
  • 最近の『物理S』の易化により、問題によっては『物理Hs』の方が難しかったりする。(某先生はこの問題は『物理S』の方が簡単ですと複数の問題においておっしゃっていた。)
  • 物理S』とは異なり、『物理Hs』を批判する講師は関西にはいない。
    • 高井隼人先生、三幣剛史先生、入江力先生などがこよなく愛している。
    • 但し、中田俊司先生はテキスト自体は褒めるものの、SB、MBクラスの授業では「講義用問題が簡単過ぎる。」とこぼすことがある。
  • たまに意地悪な設定の問題(古大工晴彦先生から見たら)があり、その際古大工晴彦先生は「まっちゃん(松井康人先生)意地悪やな〜。」とからかう。
  • 関西教材。
    • 関東の該当教材は『物理SN』(後期教材)。
      • しかしこちらは『物理H』ベースの『物理Hs』とは異なり、『物理S』をベースに作られている。
      • ちなみに、関東にもかつては関西とは同名異教材の『物理H』があった。

構成

前期Part1前期Part2
I 力学(1)IV 力学(2)
II 波動V 電磁気(1)
III 熱力学(1)
後期Part1後期Part2
VI 電磁気(2)IX 熱力学(2)
VII 幾何光学X 力学(3)
VIII 波動光学XI 原子物理