入江力 のバックアップソース(No.1)

入江力(いりえちから)は駿台予備学校物理科講師。名古屋校、丸の内校に出講。
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*経歴 [#w58749e4]
-京都府出身。
-洛星高等学校卒業。
-名古屋大学理学部物理学科卒業。
-2017年3月、名古屋大学大学院理学研究科博士前期課程(素粒子宇宙物理学専攻)修了。
--重力・素粒子的宇宙論研究室(QG研)出身。
--修士論文「因果的地平面における重力の熱力学法則の導出」
--修士(理学) (名古屋大学、2016年度)。

*授業 [#d8a9b3ab]


-''関西物理科ではあまり使わない微積分を積極的に用いる''、関西では少数派な講師。線積分や微分方程式などを実戦的に使う珍しい講師(東進の苑田尚之氏もこのタイプの授業を行う)。
--要するに問題の誘導に乗らずに一般化した式を立て、難解な計算をして解答を出すが、これは関東物理科同様に''実戦的解法ではなく本質理解に重点を置いた解法''である。
--故に解析的に物理を学習してきた上位層の生徒や通期で師が担当しているクラスからの評価は非常に高い一方で、講習で初めて師の講座を受けた場合などは評価がかなり割れやすいと言える。
---師の授業は、学校で習う「高校物理」とはかなり異なるものであり、前評判だけで師の講習を受けたが、理解できずに自滅するパターンが見受けられるので、通期で担当外の人は師の講習を取る際は熟考するべき。
---高校数学、特に「三角関数」や「微分積分」(数Ⅲ範囲を含む)の分野において一定以上の習熟度がなければ、師の授業を理解できない可能性が高くなるだろう。
---逆に通期で師の授業を受けている人にとっては、例えば力学では問題を最大限に一般化して「運動方程式(EOM)を立式」して「拘束条件(CC)を代入」・・・というように解法がかなりパターン化されているので、解り易いと感じることが多い。

-授業を長時間の延長をしたり、補講をしたりすることに躊躇いがない一方、授業に関しては初心者にも分かりやすく一から説明してくれる(延長や補講が多いのはこのためである)。要するに物理版山下幸久先生。
--補講は基本1回あたり3コマ行う。そしてほぼ必ず延長する。午前中師の補講があって午後から別の補講があったりすると昼食を食べる時間がなくなるほど。
--また、午前のクラスの補講が延長し過ぎて13時30分からの別のクラスの補講を遅らせるという荒業をした事がある。教務が止めに来て10分ほどで終わったが、止めに来なかったらどうなっていたのだろうか・・・。
--師も午後から別のクラスの補講があることが多いのでいつ昼食を食べているのだろう。
-原理や定義、一般的法則をかなり大切に扱う。
--生徒を当てる時などは、よく原理や定義を日本語で答えさせる。これは、師が高校の時に数式しか書いていないような物理の教科書に苦労させられた実体験から来ている。大学に入って物理学を本格的に学び出した時に、大学の教授から物理における日本語の重要性に気付かされ、それ以降物理ができるようになったという。
--師曰く、「物理の数式は、日本語で定義されてる。だから数式より日本語の方が偉い訳なんですね。」「物理の原理・定義・法則は必ず日本語で答えてください。宇宙人語やアラビア語とか使わないで下さいね。」
--「運動方程式とはどのような法則?」と聞かれた場合、決して「ma=F」などと答えてはならない。
--そして「物理法則なんて当たり前のことばっかだよねぇ?でも物理では当たり前って言っちゃいけないの」というフレーズをよく言う。
---当たり前さを強調する時に「小学生でもわかる!」、「幼稚園児でもわかる!」、「猿[チンパン]でもわかる!」と前置きすることも多々ある。
--師が基本的な解答上の手順を踏む上では、しばしば「これできなかったら(君たち)チンパン以下だよねぇ」とおっしゃることもある。
-師は、「運動方程式」、「作用反作用則」、「マクスウェル方程式」を高校物理における「原理法則」(基礎的な物理法則)と位置付けており、この中で「運動方程式」が高校物理の範囲で最も一般性の高い物理法則であると位置づけている。
--ただし、ここでの「マクスウェル方程式」というのは厳密には正しくない箇所も存在する。
---例えば、師はクーロンの法則をマクスウェル方程式として解説しているが、クーロンの法則はマクスウェル方程式には本来入っていない。同様のことがビオサバールの法則においても言える。
---本来はガウスの法則がマクスウェル方程式には入る。
--このことは師も認めており、恐らく生徒の数学的な能力による授業内容の制約があることを考慮してのことだろうと推測される。
---数学的にこれらを追及するには、大学で習うベクトル解析が必要になってくる。
---線積分、面積分についても一般的な計算方法を示さないのはベクトル解析を生徒の能力から判断して理解するのは難しいとの判断だろうと推測される。ストークスの定理を用いて線積分計算は面積分に、面積分は重積分に帰着できる。外積もやらない。なお、運動方程式の両辺に外積を作用させると回転運動方程式が得られる。極座標変換という面倒な作業は不要になる。
---補足ではあるが、師は本質的な解説も時々なさる。ファラデーの法則の説明は素晴らしかった。

-授業での身振り手振りは大きめ。
--特に授業中、頻繁に行う両手を広げる仕草が師の代名詞となっている。
---両手を広げる仕草は代ゼミの英語講師富田一彦氏の影響によるもののようである。
---これは、師が大学時代に代ゼミのネット配信授業を勉強半分、趣味半分で見漁っていたことにより影響を受けたのであり、他にも言葉遣いが悪いのは同じく代ゼミの数学講師荻野暢也氏の影響によるものであると、師のアンケートへの返答プリントには記載されていた。

-大事な事は2回続けて強調する癖がある。大事な事は2回続けて強調する癖がある。(大事なことなので2回言いました。笑)と括弧内は別として、このような感じである。よく重要な物理の原理を述べる時にこのように強調される。
-授業では、指示棒を使って回転運動を表現したり、黒板消しで鉛直投げ上げの実験をしたり、ワシントンの航空宇宙博物館で直接購入したというおもちゃを使って反発係数の範囲を説明したりと、実演をして見せることもよくある。
--「反発係数は1以上もあるんですよ。」
-証明が難しい公式も「私が黒板でやるので見ててください。」と言ってひたすら証明してくれる。弱い証明だがかなり高度である。
--特に回転運動でモーメントの釣り合いの証明などは、極座標を用いて微分を使い加速度を出したのでただ眺めている生徒も多かった。

-公式を使う際は、「公式をコピペする」と言う。
--師の理念は物理法則を使えば公式など価値がないというものであるが、高校生レベルで証明ができない公式が複数あり、また師は「公式を丸暗記したものを使う」事に対して批判的であるため、公式を「使う」ではなく「コピペする」と言う。よく波動分野の一般式に対して使う。
-授業の際、黒板に図を結構丁寧に書く。
--それは師の図へのこだわりによるものであり、少しでも師が歪んでいると感じた場合は、何度も書き直すため、10秒程度師が黒板とにらめっこしている光景がしばしば見られる。
--解説の際には、問題の図を本質は損なわないまま、同値関係にある図を用いて簡略化して説明する。
---例えば、斜面上の箱を小球に置き換えたり、板上の人の足をあえて無くしたりする。(垂直抗力を記述する便宜上)
--師が特に板書を面倒臭がるのは2体連動運動の図であり、板書するのに多大な時間が要される。
-生徒を当てる時は割と圧迫的に聞いてくるので注意。日本語ではなく公式などを答えると「はぁ?ふざけんな〜」などと言ったりする。が、これが怖くて生徒はしっかり覚えるというのもある。
-あまり高度な数学は用いないため次のような批判を受けることもある。
--微分方程式も解の暗記を強要させられ解き方を教えてくれない。
---故にポアソン方程式の導出はすっぽかした。
---導出が知りたければ『新・物理入門』を参考にすると良いと仰っていた。答から検算が可能なので物理的に本質を損なわないという考えなのだろう。
---ちなみに、師が覚えるようにおっしゃる微分方程式は、空気抵抗型微分方程式と単振動型微分方程式の2種類だが、これらの正式名称はそれぞれ1階常微分方程式、2階常微分方程式(調和振動方程式)である。

**受講レベル [#f97dcf7e]
-授業に関しては初心者にも分かりやすく一から説明してくれる。

**板書/プリント [#gbc4da5e]
-師の手書きプリントをメインに授業を進める。
--大学2回生の時にこのプリント(147枚+○○のチャート4枚)を一気に書いたという。
--師のプリントに「物理の専門用語辞書」と呼ばれる3枚12ページの授業で説明上使う用語、授業で使う数学用語、物理学用語(力学・電磁気学・熱力学・波動)の専門用語を一通り網羅したプリントがある。
---師によると、勉強はコミュニケーションであり、師の授業を受ける際には、授業で説明上使う用語、授業で使う数学用語、物理学用語(定義・力の性質・法則)の意味を必ず数式ではなく''日本語で憶えて、説明できなければいけない''としている
---大変だが当たり前のことでかなり役に立つ。
---これらの師の考え方は、次のサイトの記事を参照。
https://ojyuken.jp/articles/45

-問題の解答プリントも配布される。
---ワープロソフトによって作られたものであるから、復習がしやすい。
---師曰く、「理論プリント」をもとに解説したり、このプリントが配られることから、板書はしなくて良い。
--師の「理論プリント」を持っていることは授業を受ける前提とも言えるが、全てのプリントを配布することは、他講師との関係等の大人の事情が絡んで難しいため、他Partの理論プリントが欲しい場合は対応するクラスの生徒からコピーをさせてもらうように指示される。
---そのため、前期や講習で直接扱うプリントや後期の授業範囲のプリントであれば、授業前にプリントが配られる。
---「クラス分け」が行われた後の後期において、前期に師が担当でなかったクラスの生徒は、上記の「専門用語辞書」及び下記の「問題文に書き込む記号」、「物理法則の略称」、「物理の単位一覧」に加え、理論プリント1~28までの全授業の基礎となる所が抜けている為、苦労することになる。したがって、該当の人は他の人に借りるようにすると良いだろう。
---前期担当だった人も、物理のPart分けで師の考え方が補完仕切れない所があるので、該当のプリントを見せてもらったり、講習で補うと良いだろう。
---そのため師は、駿台の「クラス分け」及び物理のPart分けに対して少々不満を漏らしている。「前期と後期で教える人が変わってくるのって、ほんと意味わからないんだけど。」

-板書は基本、白、赤、黄、橙、緑、青の白+5色をフルで使い、それぞれに対応する物理量がある。そのため、これだけのカラーペンを用意しておくと良いだろう。

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対応する物理量
---&color(#ff0000){&color(#ff00ff,#ffffff){赤};};:境界面(波動)
---&color(#ffcc00){黄};:力, 速度(2重矢印)
---&color(#ff6600){橙};:座標軸
---&color(#339966){緑};:経路, 始点・終点(□囲み)
---&color(#000000){&color(#0000ff){青};:基準面(□囲み), 磁場, 回路方程式の周回路};
}}}

-問題文を読む時には、師のルールで印を付けるよう指示される。
//--例えば「定数」には丸、「変数、未知数」には三角、その他四角、二重下線などを引くよう指示される。
//--他には、問題の条件・状況が大きく変わる時、小問の間に>(大なり記号)を挟んで、問題を区別するよう指示される。(これを師は「非連続境界」と呼ぶ)
--これは問題文を一般化して解く上で重要な作業であり、これにより、問題を区別した上で問題の部分集合関係を吟味して解くというのが、師のやり方である。
-授業中の解説の中で、物理法則から導き出される式を記述する際には、物理法則の略称記号を用いる。
--略称記号は初回の授業で配布されるプリントに記載され、師がその都度口でおっしゃるため覚える必要はない。
**質問/TA [#v6b45bd3]
-質問対応はかなり良い。師が帰る間際や夜の授業が終了した後に質問しに行くと、面倒臭がるが必ず分かるまで教えてくださる。
--講師室などに質問に行っても他の人が待ってなければ長時間でも対応してくれる。
--授業中に「ここは難しいから説明仕切れないんだけれど、もし気になる人がいたら聞きに来てくれれば教えますよ。」とおっしゃる高度な所でも、きっちりと答えてくださる。
--また、大学の物理で扱うような内容の事についてもかい摘まんで分かりやすく教えてくれる。
--物理史についての知見も持っており、物理学の発展、物理学者の人物像も聞くことができる。

-師が時間に余裕のある時に複数人の生徒が[[TA>ティーチングアドバイザー]]を取ると、空き教室で特別授業を行うことがある(俗に言う『入江特講【HG】』)。
--2018年から[[TA>ティーチングアドバイザー]]の趣旨に反するとのことで校舎長に禁止された。
--この[[TA>ティーチングアドバイザー]]の特別授業については、師の担当Part外の分野が殆どなので、他の講師からの評判は悪いと師が一度漏らした。
---数学科五藤勝己先生曰く、担当分野外を教える事は駿台ではタブーとのこと。
--しかし、担当分野外の質問にも答えるのが[[TA>ティーチングアドバイザー]]の制度なので全く問題はない。
--これらのこともあってK先生とはかなり仲が悪いとのこと。
--しかし最近は他の講師からの影響もあってやらなくなってきた。

-[[TA>ティーチングアドバイザー]]などで生徒と1対1の時は、生徒を「お前」、「てめえ」、「おい」などと呼ぶ。
--怒っているわけではなく、ただの口癖である。「おいこらボケェ」と言われても気にしないように。
*担当授業 [#e1af7d90]
-2019年度より本格的に講習を持ち始めた。
--担当初年度にもかかわらず、増設される講座が多い。
-2019年度より、師の唯一の浜松校、京都校への出講が夏期の『高2スーパー物理』。
**通期 [#sabd9ead]
《出講表》
|曜日|出講校舎|h
|月曜日||
|火曜日|名古屋校|
|水曜日|名古屋校|
|木曜日||
|金曜日|名古屋校→丸の内校|
|土曜日||
《担当授業》
-高3スーパー物理(名古屋校,丸の内校)
-物理Hs Part1(名古屋校SC)
-物理Hs Part2(名古屋校SB/MB)
-パワーアップ東大物理(名古屋校SS/SA/SB/SC)

**春期講習 [#j807737c]
#br
#br
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**夏期講習 [#h357b560]
#fold{{{
''2019年度''
|期間|1限|2限|3限|h
|A期間||||
|B期間||||
|C期間|||高2スーパー物理(名古屋校)|
|D期間|||高2スーパー物理(京都校)|
|E期間|||高2スーパー物理(浜松校)|
|F期間|【増設】力学特講(名古屋校)||高2スーパー物理(丸の内校)|
|G期間||高1スーパー物理/高2ハイレベル物理(丸の内校)|力学特講(丸の内校)|
|H期間|【増設】電磁気特講(名古屋校)||電磁気特講(名古屋校)|
|J期間|||力学特講(名古屋校)|
}}}
**冬期講習 [#le3acc7a]

#fold{{{
''2019年度''
|期間|1限|2限|3限|h
|A期間||||
|B期間|||【増設】物理総合実力完成(丸の内校)|
|C期間||冬のセンター物理(丸の内校)|物理総合実力完成(丸の内校)|
|D期間||物理総整理(名古屋校)|高2スーパー物理(丸の内校)|
|E期間||高2スーパー物理(名古屋校)|電磁気特講(名古屋校)|
|F期間||冬のセンター物理(名古屋校)|【増設】電磁気特講(名古屋校)|
}}}
**直前講習(I期) [#n4910dd2]
-CP物理(名古屋校)
**直前講習(II期) [#g684b115]
#br
#br
#br
*人物 [#zdaa3c4f]
-授業は分かりやすく、かなり丁寧である。実際に、通期で担当しているクラスや、出講している校舎の上位クラスでは信者が多い傾向にある。
--季節講習では締め切り・増設が出るだけでなく、増設分まで締め切ることがある。
--モグリはかなり多い。補講の際、用意してあった配布プリントが足りなくなるくらいモグリがいたことも。
-理学部物理学科出身の生粋の物理人間で、常にどのような分野、問題に対しても本質を求める。
--また理学を本質的、工学を非本質的と位置付けている。
-高校物理の分野では、「力学」を最重要視しており、次いで「電磁気学」を重要視している。
-物事に対しては「一般性が高い」ものをかなり重視している。
-「イメージ物理」に対して否定的であり、「定量的」な物理をより重視している。
--特に「物理はイメージだ!」がモットーの東進の橋''元''淳一郎先生の手法を酷評している。
--「イメージで解くっていう東進のおじいさんがいますがイメージじゃ無理ですよね。」、「イメージで解けたら物理法則とか要らないですよね。」、「君達はエスパータイプじゃないんだから、ちゃんと物理法則を使って解いてください。」

-名前は「りき」でも「りょく」でも「か」でもなく「ちから」と読む。
-師が予備校講師になりたいと思った理由は、大学生の時に本質的な物理の授業に廻り合い、高校検定教科書のgmさに気づいたからのなのだという。
--ソースは師のアンケートへの返答プリント。
--なお、同プリントによると、師の言葉遣いが悪いのは、上記(授業 師の仕草の件 参照)より代ゼミの荻野暢也先生によるものと、「生まれ育った家庭環境が悪く、人を馬鹿にすることでしか快感を得られない、協調性のない社会不適合者に育ってしまったので、口が悪いのは一生直らないと思います。」とのこと。

-超ツンデレなドS講師である。
--授業や[[TA>ティーチングアドバイザー]]では圧迫的に質問してきたりするので慣れていない人は結構ビビる。がちゃんと考えてみれば授業をしっかり覚えて欲しいと思っているだけである。

-朝の満員電車が嫌で、午前の出講は断っているらしい。
-高校の教員免許を持っているが、高校物理のカリキュラムを酷評しており、そのため駿台に来たらしい。
-『物理Hs』のテキストを高く評価している。
--しかし、駿台のPart分けにも若干不満を漏らしている。
--加えて、河合出版系統の問題集は誤魔化しがあり受験生を混乱させると酷評している。
--特に河合出版の『物理のエッセンス』に関しては「マルチ商法で売れてるんじゃないか」とまでおっしゃった。師曰く、「駿台の先生は皆さん大学でちゃんと物理を学んできたので安心してください。」
--また河合出版の『名問の森』や『良問の風』等を『物理のエッセンス』系統と呼称して酷評している。
--ただし、同じ河合出版の『物理教室』に関しては、「まあまあ」「ちゃんと書かれている」とある程度評価していた。

-また師は、本質的に正しいかつ初学者にも分かりやすい高校物理の参考書はないとおっしゃっている。
--というのも、これは市販の参考書が、師が高校生の時に苦労させられた学校の教科書に準拠しているため、全てが本質的に間違った説明になっているからである。唯一、関東駿台の山本義隆先生の『新・物理入門』は本質的に正しいことが書かれており、師も内容については高く評価しているが、いかんせん初学者にはハードルの高い代物であるため強くオススメはされない。だから師に「良い参考書ないですか?」と聞くのは愚問である。
--「市販の参考書を見るよりも、俺の素晴らしい授業プリントを見ろ!」
-問題集については薦めてはいないが『重要問題集』はまだマシとのこと。しかし、それも駿台のテキストを何周も解き切り飽きたら・・・という前提である。しかもただのテキストではなく、師の「素晴らしい解答付きのテキスト」である。
「俺の素晴らしい解答が付いていないんなら解くな!」とおっしゃっていた。

-ポケモンとパワプロと青鬼が好きらしい。ポケモンに関してはとにかく熱く語る。
--青鬼に関しては前期の初回に配る授業プリントで登場するレベル。
--ポケモンについてはとにかく熱く、初回の授業では好きであることをアピールして種族値(そのポケモンが持つ固定値)などを列挙していた。
--ポケモンの実況で有名な実況者もこうの有名な顔文字のコピペを後期最後の授業プリントに載せたことがある。
--また名古屋校の講師室では村田修先生、川角昌吾先生、難波博先生などの間でポケモンGOが流行っているらしく、その話をしている時は師も参戦するらしい。

-授業中に寝ることや復習をせずに授業を受けることは学費を払ってもらっている親に対する詐欺行為だとして、教務に通報すると始めに脅すが、実際寝ていたら「大丈夫?」、「君よく寝てるね。」と言われるか当てられるだけである。しかし復習をしていないことが判明するとキツく怒る。
-師によく当てられる人と全く当たらない人がはっきりし過ぎているため、一部の生徒からは不満の声も(それが嫌で辞めていく生徒もちらほらいて、これがあまり評価が高くならない原因かもしれない・・・)。
--ちなみに、師の質問に3回以上答えられなかったら、受験に不合格になるという。

-高校物理のカリキュラムはボロクソに貶すが高校数学のカリキュラムは褒めていた。

-物理において「単位」を重視しており、「数値」と「単位」は平等に扱うべきだとよく主張なさる。
--また「単位」を軽視する人を、師は「単位差別主義者」と呼称なさる。
--師が「単位」に関する話をする時、「単位」の重要性を説いているという理由で『化学特講I(計算問題)』のテキストや駿台化学科をよく賞賛なさる。

*語録 [#f2b5ed90]
-「チョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボチョボ・・・・・・(線積分の解説)」
-「これできない奴いないよねー。これできない奴マジで理系のセンスないワケ。良ーいー。」
-「そういう奴に限って○○○とかホザくワケ。」
-「早く、俺みたいに賢く[解けるように]なろうね。(物理を原理的に理解できるようになろうという意)」
--類語「みんな。人間になろうね。(正しく理解できていない者らをチンパンまたは猿に例えたものに対比して)」