テーマ別 東大世界史論述問題集
Thu, 04 Jun 2020 11:11:37 JST (1631d)
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- 1989年以降の東大の大小の論述問題を一旦ばらばらにしてテーマ別に再構成し、東大の出題者の「世界史観」「歴史観」を明瞭に浮かび上がらせたうえで、この「視点」をいかして問題を分析・解答例を提示した参考書である。
- 経済史的視点(世界システム論、派遣国家の交代、農業と土地制度、人口変動と移民)、国家論的視点(帝国の盛衰、主権国家体制の展開、国家と宗教、植民地と民族問題)、異文化間の交流、特定地域の通史などが主な切り口である。
- この参考書には賛否両論ある。
- 否定的な意見には以下のようなものがある
- アマゾンのレビューをみてみると、(特に第一問の大論述に関して)問いと解答が対応していない・論点がずれているという批評が多く、また知識偏重であるなどとも評価されていて、否定的な意見はすくなくない。アマゾンでの批評と、下記の肯定的な意見とをくらべてどちらが説得力があるか検討するのも一興だろう。
- 関西駿台の中谷師もブログで本書を痛烈に批判している。
- 受験生の中でも評価は真っ二つである。
- 肯定的な意見は以下のようなものである。
- 渡辺師本人は「本書の解答を叩き台にしてほしい。」ともおっしゃている。渡辺師のいうことは正論である。
- 否定的な意見には以下のようなものがある
- 賛否両論あるとはいえ、最後にひとつ大事なこと付言しておきたい。
- 要するに、どんな教材でも上手に扱えなければいみがないということ。