高井隼人/複製

Fri, 15 May 2020 19:59:47 JST (1435d)
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高井隼人(たかいはやと)は、駿台予備学校物理科講師、学研プライムゼミ講師。京都校京都南校大阪校上本町校神戸校西宮北口校浜松校に出講。季節講習では大阪南校西大寺校にも出講。

経歴

授業

  • 丁寧かつ分かりやすい授業で、物理が得意な人も苦手な人も物理の本質を理解させてくれる素晴らしい先生である。
    • 物理が苦手な人から特に支持されているが、どのクラスの生徒達からも高い評価を受けていて人気は絶大であり、上昇中。
    • 好感度も非常に高い。
    • 駿台からの評価も非常に高く、国公立大の解答速報や京大実戦模試の作問も任されるほどである。
  • 古大工晴彦先生の弟子であり、授業の進め方・説明の仕方など似ている点も多い。そのため、彼のハイスピードな授業に付いて行くのが大変な人や彼特有の毒舌が苦手な人は師での受講を考えても良いだろう。
  • 授業計画が綿密で、補講が出る事が多い『物理S Part2』でも余裕を持って終わる。
    • 補充問題の解説をしてくれたり夏期講習冬期講習期間の過ごし方について教えてくれる。
  • ただ問題を解けるだけではなく、物理を面白いと感じてもらえるような授業を心掛けているらしい。
    • 立てた式も数学で解くのではなく物理として解くことを重視する。
      • これは、師が現役で京大に落ちて、放心状態の時に父親に家を連れ出され、父親の工場で働かされた時に、中卒や高卒の人に熱容量や抵抗について注意されたことで、ただ公式を暗記したり数学として解いていた物理は物理でなかったと思い知らされた事に端を発している。
      • しかし、コンデンサーのスイッチを無限回切り替える問題は、数学の勉強として、1度は漸化式を立てて解くことを勧めている。勿論師は解説では使わない。
  • 微積物理については関西駿台では珍しく、消極的ではない。
    • 「『先生、ここ微分して良いんですか?』ってよく言われるんですけど、意味を考えて微積分したら良いんですよ。」と仰る。
    • 物理的に考えることが十分できているならば微積を使っても何の問題も無いのが自然である。
    • 授業中の余談で微分方程式については板書してくださったりと非常に寛容である。
    • 大阪校SSクラスの授業では、『物理難問演習』で微積分を多用することについて「楽しそう」とおっしゃっていた。
  • 高校の物理の教科書を基にして忠実に解説する。
    • 微積分を用いて解析的にやってきた人やテクニック・方法論(解法別)でやってきた人には、師の授業・解説のスタイルに合わない可能性があるので講習の選択の際には注意。しかし、自身と異なる方法を批判する事は少ないため、古大工晴彦先生ほどは受け手を選ばないだろう。
    • ただし教科書の回路の問題で「コンデンサーを導線と見なす」や「切れていると見なす」という表現を見て驚かれていた。
  • 問題もただ分かりやすく解説するだけでなく、物理の先生はどういう風に問題を見ているのか、この問題は何を目的に作られたか、この小問に何の意味を見出すのか、公式もどのようにして導出されるのかなど、ためになることも教えてくれる。
    • 公式の導出の際、Δをd、Σを∮と言い換えたりと微積分的な考え方も教えてくださる。
    • 本当に分かりやすい。
  • 講習会でも締め切りが出るほど。特に夏期の『電磁気特講』と『夏からの電気』、『力学特講』、冬期の『物理総整理』、直前の『CP物理』はすぐに締め切る。
    • センター前という時期である冬期の『電磁気特講』においても満席とまではいかないが、かなりの出席率を弾いた。
      • と思っていたら遂に2017年度京都南校で締め切りを出した。結局キャンセルなどで満員御礼ではなかったが、人気の高さが伺える。2018年度ついに京都南校で満席御礼となった。
    • 2017年度は大阪校のレギュラー出講がなかったにも関わらず締め切りを出していた。
      • 講習では「物理かここは?」と不安になる程女子が多い。
      • 浜松や福井から大阪校にまで受けに来る生徒も結構いるらしい。
      • 逆に、関西や名古屋から浜松校へ遠征する人もいる。
    • なお、講習では全問を徹底して理解させてもらえるような解説を行う分、10〜20分程度の延長は予め了承しておこう。
  • センター物理についても駿台の中でもかなり詳しい。
    • センター物理に関しては師が全国の駿台物理科の中で最も研究しておられると思われ、実際師も他の講師に「センター試験に慣性力結構出てましたよね?」と尋ねたところ、「えっ⁉︎そうでしたっけ?」と返答するリアクションに驚いたらしい。
  • もぐりが10人以上来たこともある。原子物理の分野でも集客力が落ちるどころか逆に生徒が増える。
  • 名古屋校現役フロンティアイベントに、『プロフェッショナル・高井』という講座がある。講座名を決めたのは師ではないらしく、「タイトルがなんか攻めてる(笑)」と苦笑いであった。
    • 2019年度より師の名古屋校の出講が無くなり、廃止。後任となる講座の担当は入江力先生。

板書/プリント

  • 基本的に板書授業であるが、プリントを配ることもある。
    • 物理S』の本書付属の略解しかないEXERCISEの解説と補充問題のプリントをくれる。
      • 解説は詳しく要点やポイントが書かれておりとても自習に役立つ。
      • 隣のクラスの生徒が授業終わりにプリントをパクリに来ることが多い。(止めましょう!)
    • 講習などでのセンター試験対策では、全問解説のためにプリントをよく用いる。
    • 板書は「良く言えばシンプル、悪く言えば質素」なので、自分で工夫して欲しいとのこと。
      • 補足事項は*(米印)でまとめる。これは非常に簡潔で的を射ているため、試験場で自分で考える手がかりとなる。
    • 答えの横に斜め線を二本引く。
    • 板書ミスは大概途中で気付いて訂正する。
    • 指摘されるとお礼を言った後小声で「助かった〜」と言うことがある。

TA

  • 一瞬で埋まり人気の高さが伺える。
    • 神戸校のは8:10に並んでいないと取れなかったことも。
    • だが最近は授業のコマ数が増えてきたせいか、担当が徐々になくなってきている。

質問

  • 対応も非常に良く慌てず丁寧に教えてくれる。
    • 2コマ連続授業の10分休憩の間も教室に残って質問対応をして下さる。
    • 説明が終わった後の笑顔が素敵。
    • TAでは基本的に時間オーバーとなる。
      • ただし、自分の考えをしっかりと持って行くこと。低レベルな質問への対応は素っ気ない。
    • 神戸校にて、「古大工先生と話していた所に生徒が(宜しくない)質問をして来たので2人でボコボコにしてやりました。」と満面の笑顔でおっしゃっていた。ドMにはたまらないだろう。
    • ただし、最近は駿台のブラックさと師の過労のためか、特に講習期間は非常に疲れている模様で時たま機嫌が宜しくないことがある。そんな時に低レベルな質問を持って行くともっと素っ気なくされるので物理として良質な質問を心掛けよう(とは言ってもやはり分かるまで質問対応はしてくださるのでやはり良い先生であることには変わりない)。

担当授業

通期

2019年度

過年度

2018年度

2017年度

《出講表》

《担当授業》

春期講習

2020年度

期間1限(朝)2限(昼)3限(夜)
B期間入試物理のスタート(浜松校)物理特講(浜松校)
D期間高2スーパー物理(上本町校)
E期間高卒入試標準物理(上本町校)

2019年度

期間1限(朝)2限(昼)3限(夜)
B期間入試物理のスタート(浜松校)物理特講(浜松校)
E期間高卒入試標準物理(上本町校)
F期間高卒スーパー物理(西大寺校)高卒入試標準物理(西大寺校)

2018年度

期間1限(朝)2限(昼)3限(夜)
B期間入試物理のスタート(浜松校)物理特講(浜松校)
C期間高2スーパー物理(名古屋校)物理特講(丸の内校)
E期間高卒入試標準物理(上本町校)
F期間高卒スーパー物理(西大寺校)高卒入試標準物理(西大寺校)

夏期講習

2020年度

期間1限2限3限
A期間
B期間
C期間
D期間
E期間
F期間
G期間
H期間
K期間

2019年度

2018年度

2016年度

特講』シリーズ

  • 特講』テキストの問題自体が簡単過ぎるのを、授業中に何度も「こんなアホな問題さっさと終わらせましょね〜」と批判することが多数(ほぼ全ての問題がさっさと終わらせられる)。
  • その割に1つの問題から多くのことを学ばせてくれる。難易度は数学でいう『重要』程度だが、授業の質は紛れもなく一流。
  • 一人の講師だけに拘ると、その講師の癖などが定着してしまい、物理に対する視野が広がらなくなってしまうので、講習会ではできるだけ通期の講師とは別の講師で取るべきだとおっしゃっている。
  • 全てコンプリートする人も少なくない。

冬期講習

2019年度

2018年度

冬のセンター物理

  • 締め切られた場合は、増設講座で稀に担当する(師は基本的にこの講座は断っている)。
  • 配布した過去問プリントを見ながら、「ほらね、センターの問題には公式では解けない問題があるでしょ。センターはずっと前から完成された状態なんです。誰ですか新テストなんて言い出した人は。」と笑いながら仰っていた。

直前講習(Ⅰ期)

2018年度

CP物理

  • 師はセンター物理についてよく知っておられ、的中させることもしばしばある。
    • 2017年度のセンター試験の電位の問題を解説した補充問題で完全に的中させた。
    • 2018年のセンター試験でも気体分子の平均運動エネルギー、コンデンサーを流れる電流のグラフ、万有引力の位置エネルギーのグラフ、原子核の崩壊、半減期のグラフなど、驚くほど多くの問題を追加で配布した演習プリントの中で的中させた。

直前講習(Ⅱ期)

2019年度

2018年度

その他(各種イベント類)

2019年度

2018年度

2017年度

人物

  • 2012年に突如現れた新星の若手エースかつホープで、三幣剛史先生と共に各地で未来を託されている。駿台上層部から期待されている。
  • 2018年度から学研プライムゼミに出講する。東大系の講座を担当している。
  • 童顔であるがイケメンであり、中村倫也に似ている。非常に優しく生徒想いで笑顔が素敵。
  • 偶に学生時代の話をするが、これがかなり面白い。中々の変人であったことが伺える。
    • 高校時代はややギターに飽きていたため、ギターの改造に走っていたとか。
    • ロックバンドやギターに詳しい。以前組んでいたバンドメンバーと今も交流があり、よくライブハウスに行っているそうだ。
    • Fear and Loathing in Las Vegasのメンバーの1人は高校の軽音部の後輩であり、師も偶に授業の際にバンドのTシャツを着ていることがある。
  • 一浪(宅浪)経験あり。浪人中はセブンイレブンと工場のバイトを掛け持ちしていた模様。
    • 浪人時代は基本的に工場とセブンイレブンでバイトをしながら宅浪で過ごし、貯めたお金で夏期講習冬期講習の時だけ駿台を利用していたという。
    • 講習のテキストを宝物のように大切にしていたらしい。
  • 師も数学科森宏征先生、上野理先生、井辺卓也先生などと同様に微分の記号を「プライム」と読む。
  • 物理の科学史のことなども教えてくれ物理に興味を湧かせてくれる。ファラデーをリスペクトしている。
  • 作家の故小林秀雄も非常にリスペクトしている。
  • 日頃から物理についての本を色々と読んでいるようだ。
    • よく通っている図書館に置いてある手回し発電機を弄っていた所、調子に乗った地元の中学生が、ダイオードの方が豆電球よりも軽く発電機を回せることをドヤ顔で師に言ってきたため、師もドヤ顔で言い返したらしい。「電磁誘導の法則って知ってる?」
  • 名古屋校では同じ物理科の入江力先生と物理についてアツく語り合っている。
  • 物理Hs』を誉めまくる。また古大工晴彦先生作成の『電磁気特講』もベタ褒めする。
  • 激励メッセージには「これを見る暇があったら勉強しろ」と書かれてあり、厳しい一面もある。
    • しかし、京都南校での『CP物理』の昼休憩に北野天満宮で合格祈願をして来て下さったり、センター試験の解答をその日の内に作成し、校舎に送って下さったりと本当に生徒想いの先生である。
  • 直線や図、字を書いた後"タタッ"と黒板を2回弾くことがよくある。聞いていてとても心地良い。
    • おそらく、師は持参の羽衣チョークを使用していることが原因だと考えられる。韓国製のものか買い溜めしていた残りかは定かではないが。(本当に聞いていて心地が良い音である)
  • 家でウサギを飼っており、帰ると餌を与えて癒されるらしい。
    • しかしウサギに本をかじられるため最近は電子書籍をNexus7で読んでいるらしい。
  • Twitterをやっておられる。
    • 以前は生徒が描いたという師の似顔絵であったが、これがかなり似ており、師も気に入っておられる模様。現在は変わっている。
    • https://mobile.twitter.com/takaiphys6
  • 2017年度阪大入学試験物理の問題において追加30人合格となった事件では、師を含めた講師達が最初(2017年6月)に電話で間違いを指摘した。
  • 新幹線に乗ることが多く、自らを「新幹線大好き人間」と称した。
    • 新幹線に乗りまくる余り、新幹線でONE OK ROCKのメンバーと隣り合わせたことがある。
    • ドクターイエローを見かけるのも慣れたらしい。
  • 2016年度の夏期講習では、その多忙さ故にA期間で倒れてしまい、休講を出してしまった。にもかかわらず、翌年には浜松→名古屋の移動を駿台に命じられた。五藤勝己先生が言うように駿台のブラックな部分の表れだろう。
  • 小さい頃からギターを習っており、高校では軽音部に入っていたらしい。
  • 師にサインを求めに行くと快く応じて下さる。
    • が、師の気分次第ではサインでなく生徒のホーム校舎等に因んだテキトーなユニークなイラストを書いて下さることもある。
  • 小泉徹先生に「高井君と中川君は大物になる」と言わしめた。
  • 2018年度、西宮北口校において『高3スーパー物理』の授業中生徒に問題を解かせ、講師室で待っている間マイクを切り忘れ、クラスリーダーとの会話などが丸聞こえになった。お茶目でカワイイ。
  • 三幣剛史先生の出した問題集をTwitterでべた褒めしながら宣伝した。本人曰く「同僚推し講師」らしい。
    • 時を同じくして2019年9月25日、とうとう師も問題集『医学部の物理』を出版した。こちらも駿台文庫からではなく旺文社からの出版。(2500円近くするために三幣剛史先生の問題集を購入済だったり両方を揃えようとする生徒からは悲鳴が聞かれた。)

テキスト/模試作成

語録

  • 「当ったり前の話でしょ」
  • 「コロコロコロコロ」
  • 「おーットットッ・トッ・・トッ・・・トッ・・・・ウゥーン↓」
  • 「OK?」
  • 「こっち見て」←イケボで顎クイされた気分になる。
  • 「ファラデーの時代から200年ほど経ちましたが、今の最新の発明は全てファラデーのおかげです。」
  • 「さっき上本町の子が来たんだけど、フロンタくん書いてあげた(笑)」(西大寺校にて)
  • 井辺先生ね〜あの人ガリガリ食うてたわ(笑)」
  • 「こんなんムチャンコちっちゃいでしょ?」
  • 「良い?良い?黒板よく見といてよ?」
  • 「こんな問題舐めてかかってもらって良いんですよ。」
  • 「ね?簡単でしょ?」
  • 「でしょ?」

著作

学習参考書

  • 医学部受験 医学部の物理[物理基礎・物理]』(高井隼人 旺文社、2019年9月25日)
    • タイトルは『お医者さんになろう 医学部への物理』(森下寛之・小倉正舟 駿台文庫、2005年)、装丁は学研プラスの「大学受験プライムゼミブックス」に似ている。